太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

事務所2
ドアや窓を開けて換気もバッチリ!!寒いので防寒対策しながらの作業です。

事務所1

みなさま明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

コロナ禍の新年は緊急事態宣言も出ており
1月12日から事務所を開きました。

「会報」の発送作業は、
さすがにリモートではできないため、
三密を避けて、加湿器をフル活用し、
換気のため窓やドアも開けての作業環境です。

昨年末にすでに宛名などを準備していた封筒に
プリントを詰めるだけの短時間で作業を行いました。

無題
印刷が仕上がったばかりの会報誌「芙蓉の新風」


会報2
会報誌とNPOの最新要覧などを一緒に送付させて頂きます。


また毎年、東京事務所には
沢山の方から応援の嬉しい年賀状が届きます。

今回はNHKお天気キャスターでお馴染み
本NPO理事の平井理事からの新年のご挨拶の年賀状を
ご紹介させていただきます。

(NPOの会員限定ということで・・・
ご紹介しても良いとのご連絡を頂きました。
ありがとうございます。)

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達筆な平井理事の年賀状!!新年から元気を頂きます!ありがとうございます!

平井理事のHPには、
綺麗な富士山の写真が沢山ありますので
そちらもぜひご覧ください。


会報は近いうちに皆様に届くことと思います。
今年は異例の幕開けとなりましたが、
早くコロナ禍がおさまって、夏の富士山観測が出来るように祈っております。

(広報委員会)


nissi
 富士山測候所のNPOの業務日報

富士山頂での気象観測は、1932年(昭和7年)に西安河原でスタートし、1936年に「中央気象台富士山頂観測所」が正式名称となり、山頂剣が峰に新庁舎を建設し移転して以来、2004年(平成16年)富士山測候所が無人化するまでの72年間は、気象庁の職員が常駐して「有人で行われていました。

この有人観測時代に山頂で働いていた職員が日々の生活をつづった「カンテラ日記-富士山測候所の50年」(ちくま少年図書館90、社会の本、1985)の著者・中島博氏によると
昭和7年から現在まで、日夜休むことのない気象観測が50年間続けられ、多くの人々がこの仕事に従事した。山頂に勤務した人が毎日の出来事や感想をつづった日誌がある。これを「カンテラ日誌」という。この日誌の昭和12年から現在までのものが、ほぼ完全に保存されている。
・・・・・
長い年月、多くの人びとが書き残したもので、中には読みにくいもの、わかりにくいものなどがあり、これらの記録には手を加えた。また富士山測候所の仕事とか生活の変遷が分かるように、解説をつけたので本の標題は『カンテラ日記』とした

ー「はじめに」より
とあります。

著書には「首都圏空襲(1944年11月24日)」、「地方都市も(1945年7月10日)」、「被弾(同年7月30日)」と戦争中の測候所や、「米兵登山(1945年9月19日)」、「英旅客機墜落(1966年3月5日)」のなどの記事もあり、非常に面白く貴重な記録です。現在残っているのは中島氏の上記の著書だけで、最近、その原典が失われてしまったことは誠に残念です。

気象庁は、業務日報でないことと、個人情報が含まれること、移転に際して場所がないなどの理由で廃棄されたと聞きましたが、いま、気象庁だけでなく、日本の官公庁の資料のアーカイブに関する定見のなさはとても先進国と思われないお粗末さで、目を覆うものがあります。

ひるがえって、いまは富士山測候所は本NPOが2007年以降12年間にわたって気象庁から借り受けていますが、夏季約2ヶ月間の利用にあたっては有人管理体制が義務付けられており、山頂班3名が常駐し管理運営にあたっています。

山頂班は、「業務日報」に当日の業務内容、トラブル、問題点、特記事項などを記載し、翌朝までにはクラウドを利用したグループウェアを使って報告。御殿場基地班(御殿場市内)、事務局(東京都千代田区)、そして本NPOの運営委員(理事)等、運営に関わる地上の関係者が山頂で起きている日々の情報を共有しているのです。

この記録は、現在は電子化されたままでもアーカイブ化されています。これからも夏の2ヶ月間だけとはいえ標高4千㍍級の富士山頂の有人管理の貴重な記録として、業務日報を次代に残していくことは我々の責務であると、今回の記事を読んで改めて考え直させられました。

(広報委員会)


無題
弘前大学WEBマガジン『HIROMAGA』より

「認定NPO法人 富士山測候所を活用する会」の理事は、
色々凄い研究も行ってるんです!!
そのことを是非、知っていただきたい!!

勝手ながらワタクシ、
ボランティアスタッフ松田がご紹介させて頂きます。

佐々木理事の研究です!!
 
  弘前大学 大学院 理工学研究科 
  自然エネルギー学コース
  佐々木一哉(ささきかずや) 教授


その研究内容は・・・・

最先端研究紹介「再生可能エネルギー」
リチウム資源を、海水や温泉水からも回収できる時代へ

リチウムイオン電池とはご存知でしょうか??

携帯電話やノートパソコン、
電気自動車やハイブリッド車などなど
今や沢山のモノに使われております。

その電池に使われているリチウムの資源について
革新的な研究を行っているのが佐々木理事なのです。

佐々木理事の研究について
詳しく解説、動画も掲載されている
こちらのHPをご覧ください!!


(広報ボランティアスタッフ 松田)



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