太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

166e9b0dd930355b391947beb21f86bb

2018年夏期にトライアルプロジェクトで「ネパール高所非電化農村地帯向け風力主体ハイブリッド発電機の実証実験」の研究をされた産業技術大学院大学客員研究員・桐原悦雄さんから、成果報告会への発表申込と併せて下記のメールを頂きました。
年末年始にネパールを訪問しました。
急でしたが、週刊誌の記者と会って共感を得ていただき、「風と太陽で発電する持ち運び可能な発電システム」として、Swatantra Sanchargram  Weekly(ネパールの週刊誌)に富士山での活動とプロジェクトが多数の写真とあわせ紹介されました。Web上には記載されていませんが、ネパール語の白黒Weekly新聞(2018/12/28版)です。
dc2e48903940e565aca5d570222cae9a

記事には、富士山測候所、実験装置の写真などが載っています。内容は桐原さんがネパール語のわかる方に翻訳を依頼して下さったところによると、

桐原さんとナレスがネパール滞在に中現地の週刊紙記者ダンダスさんとスラワンさんより取材を受けました。ネパールの農村地域にも明るさを(照明を)届けるため風力発電の技術を提供する。富士山測候所、実験を行っている9名のメンバ-が日本で、高所に於ける再生エネルギ発電の有効活用を目指すため実証実験を行っている。富士山の麓で、高所山岳地区における小型風力発電の実証はネパールのために役にたつ。日本の富士山の高さの村はネパールには沢山存在します。富士山で、実験行ったノウハウを使ってネパールでまだ電気の行きわたっていない所で風力発電設備技術を使って明るさの提供が可能です。

今後、富士山頂での研究活動がますます国際化してゆくきっかけになりそうな素晴らしい記事です。
(広報委員会)



190128不要の新風13

会報『芙蓉の新風』Vol.13は1月1日に発行して既に会員ほか関係の皆様にお送りしておりますが、Web版でもご覧なれますのでお知らせします。

ボリュームは10周年、国際集会と特集記事が続いた過去2年分から、今回は通常の8ページに戻りましたが、13年目を迎えた本NPO法人のさらなる発展へ向けての力強い提案を含めた、会長の巻頭言に続けて、つぎのような目次構成です。

巻頭言   ……………………………………………………………………………………  1
寄稿-1  富士山頂でアジアの炭素環境の変化の予兆を捉える …………… 2
寄稿-2  シュネルさん12年目の講演会…………………………………………… 3
活動ドキュメント2018  …………………………………………………………… 4 - 5
助成事業報告  …………………………………………………………………………  6 - 7
コラム 新たな組織………………………………………………………………………  7
コラム 富士山測候所の歴史を調べる会(仮称)へのお誘い……………… 8

寄稿1では、国立環境研究所の博士研究員・野村渉平さんが、世界レベルのデータを富士山という過酷な環境で、とり続けている裏にある苦労話を紹介しています。17-07-11_13-40-01_177
CO2観測システムとそれを維持する関係者(左から、紀本電工業(株)木下勝元さん、北口尊哉さん、前田喜一郎さんと野村さん)

寄稿2には、NPO設立当時からお世話になったハワイ・マウナロアの元所長Russ Schnell さんの12年ぶりの講演会と、NPOへの素晴らしいプレゼントのご紹介を載せています。

IMG_0049x
     ビニールの地球儀を示しながら地球の大気の大切さについて講演するシュネル博士

おなじみの活動ドキュメント2018では、7月、8月の夏期観測活動を中心に、学会賞受賞ラッシュだった昨年受賞された鴨川・大河内・戸田先生の各学会での受賞なども紹介しています。

   ・2018年1月7日 鴨川仁(東京学芸大学教育学部准教授) 平成29年度日本大気電気学会学術研究賞 研究題目「岩石・大気・電離圏結合の地球電磁気学的研究」

 ・2018年9月13日   大河内博(早稲田大学大学院 創造理工学部・教授) 第59回大気環境学会、学術賞(斎藤潔賞) 「水・物質循環から見た大気環境研究:”地球の健康管理”を志して」

 ・2018年9月13日   戸田敬(熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門・教授) 日本分析化学会第67年会、日本分析化学会学会賞、研究課題「大気物質の動態を明らかにする分析化学」

2018年度の活動をサポートして下さった、一般財団法人新技術振興渡部記念会、日本郵政株式会社・年賀寄附金、一般財団法人WNI気象文化創造センター「気象文化大賞」の内容はp6-7に示しています。

特にp7で示した「新たな組織」は、NPOの内部に文部科学省の科学研究費を申請できる組織の構築を目指しております。

  新たな組織「富士山環境研究センター」の設立について

当会も設立13年目を越え、当初の目的であった「富士山測候所を有効活用し存続させる」ことを、当会の会員、利用者の方々、そして企業・団体のCSRの一環としての助成のおかげで、綱渡りながらも今日まで継続できたことをまず皆様に御礼申し上げます。
今回は、次の10年間を見据えた更なる発展と経営基盤の安定を目指して、現状の「富士山測候所を活用した総合運用事業」に、この10年間で培った人脈やノウハウを活用した新たな「富士山環境研究センター運用事業」を加えて2大収益事業の柱とし、組織の改編を行ないました。その主要な目的は自ら調査研究活動を行い、文部科学省の科研費の獲得や、企業・団体から調査研究の受託を積極的に行うことにあります。当会の定款に定められている「目的」「活動の種類」「事業」等を、それに沿った形へと改正を図り、9月12日付けで、東京都管理法人課に定款認証申請を行ってきました。
その結果11月29日、正式に認証書を受けたことをご報告します。当研究センターの運用規定も策定され、2019年1月1日より「富士山環境研究センター」として、畠山理事長がセンター長兼任で稼動を開始することになります。新たな定款に合わせて現行組織を改編しました。

組織図_20181219



印刷版に併せて、ご利用いただき、また、ご意見なども頂けると有難いです。

(広報委員会)





IMG_0462
 懇親会会場で学生発表表彰を受ける佐藤丈徳さん

2019年1月11-12日に岐阜大学で大気電気学会が行われました。

東京理科大学三浦和彦教授の喜びの声をお伝えします
 ”1月11日、岐阜市で開催された日本大気電気学会第97回研究発表会において東京理科大学理学研究科物理学専攻修士課程2年の佐藤丈徳君が学生発表表彰を受賞し、懇親会で表彰されました。表彰理由は、昨年の1月7日に東京理科大学で開催された第96回研究発表会で発表した「2016-2017年の東京スカイツリーで観測された新粒子生成の季節変化」に対するものです。講演内容は富士山とは直接関係ありませんが、佐藤君は富士山観測の設置、点検、撤収作業にも参加し、都市大気と山岳大気の比較もしています。61名の講演者から座長が若干名を推薦し、後日、要旨を元に運営委員会が最終選考し、3名が選出されました。実に20倍という高倍率で選出されたもので、とても価値あるものです。(事務局長・三浦和彦)


この学会では、富士山測候所を活用する会の関係者が多数出席し、関連発表が4件ありました。大気化学関係が3件 宇宙線科学・大気電気1件です。
懇親会では、大気電気学会の会長を歴任し、現在顧問である東京理科大学教授三浦和彦先生が、乾杯の音頭を取りました。

無題_happyou
  研究発表を行う東京理科大・横山慎太郎さん

image1
  研究発表を行う東京理科大・乾諒介さん

image2
 研究発表を行う東京理科大・市毛友彬さん

無題
 研究発表を行う東京学芸大・鈴木智幸氏

無題_miura
    乾杯の音頭をとる三浦教授


今年も、新年から嬉しいニュースで始まりました。富士山測候所を使った研究がますます発展することを祈ります。

(広報委員会)

このページのトップヘ