太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

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 早稲田大学の学生をまとめる修士一年生のミライモンスターこと宮内君

こんにちは。第1回は今年の観測リーダーについて紹介します。

今年、早稲田大学の学生をまとめる修士一年生の宮内君。彼は富士山測候所で研究を行いたくて,大河内研究室に入室した。もともと、スポーツしかやっていなかった体育会系。高校はサッカーで推薦入学、さらには指定校推薦で早稲田大学に入学。まさにサッカー版、青木宣親(早稲田大学卒,MLBアストロズ所属)のサクセスストーリーを夢見て、早稲田大学に入学したミライモンスターだ。

そんなミライモンスターは、なぜか理系の学部を選んでしまった。基本的に、理系の学部では、体育会系の部活動に所属することは難しい。それは、講義や学生実験と一筋縄では終わらない課題が多いのだ。ところが、彼は段々と理系の魅力に惹きつけられていく。「気がついた時には、体育会系の大気会に所属。目指すは、動けるアースドクターだ」と彼はいう。

彼の研究は、この10年間に富士山測候所で観測してきたエアロゾルおよびガスの無機成分の濃度変動から、中国から日本への越境大気汚染の影響を調べることで、アースドクターの基本を学んでいる。

宮内くん、今年の夏は頑張ってください。

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 6月7日(水) - 9日(金)静岡市で開催された第26回環境化学検討会にて。右から4人目が大河内理事


こんにちは。富士山測候所を活用する会のスタッフブログ担当です。

今年も7月14日の大気化学グループの集中荷上げをもって、富士山測候所を活用した高所トレーニング、気象観測、雷観測、大気観測など29ものプロジェクトが本格的に始動しました。当会は富士山頂で観測を始めて10周年、いよいよセカンドフェーズへ移行していきます。

今年は、発足当時から富士山測候所を活用している当会の理事、大河内博の研究グループについて紹介していきます。大河内研究チームは、早稲田大学創造理工学部に所属しており、 ”アースドクター”という新しい学問分野の形成を目指しています。

”アースドクター”とは、言葉どおり、”地球のお医者さん”。そのお医者さんの専門は予防医学。地球が風邪を引く前に、処方箋という環境観測データをもとにして環境予防学を行っています。

今日から、富士山測候所での大河内研究チームの研究活動や学生生活を5回に分けてご紹介していきます。

バッテリー交換
 今年の夏に取り換えのため太郎坊に運び込んだ50個のバッテリー。総重量は850㎏もある

7月11日-12日、国立環境研究所(以下「国環研」という)の野村先生一行が山頂へ。
今回の登山目的は、富士山頂での大気中CO2濃度の観測を開始した2009年に設置したバッテリーの取り換え。昨夏50個と今夏50個ずつ、合計100個のバッテリーを、2年がかりで新品と交換した。

これにより、現在行っている富士山頂での大気中CO2濃度の通年観測を長期間(20-30年)継続する体制が整った。

バッテリー交換
 今年の夏から始めた大気自動サンプリング用のボトル

今回の登山のもう一つの目的は、大気のボトルサンプリングを開始すること。
CO2以外の温室効果ガス濃度を現在、富士山頂で行っている大気中CO2濃度と同頻度で測定するためには、大量の電力を必要とする。現在の測候所の電力事情では困難なため、今年の夏から大気のボトルサンプリングを行うことにした。

自動で毎月大気を採取する装置を山頂に設置し、翌夏に大気を採取したボトルを回収し、実験室にて温室効果ガス(CO2、CH4、N2Oなど)を測定するというもの。これにより、富士山頂での温室効果ガス濃度観測がより一層強化されることになった。

今年の夏期観測では、大気の観測などで通年観測にチャレンジするプロジェクトが多いのも特徴だ。国環研が他に先駆けて通年観測を開始したのが、8年前の2009年。今年は温室効果ガス濃度観測も強化されたこともあり、ある意味 ”第2次通年観測ブーム” の到来と言えるかもしれない。


nomura
 2017年4月14日 国立研究開発法人 国立環境研究所の報道発表

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