太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

無題

2021年11月13日(土)、
富山県立魚津工業高等学校の生徒対象

環境講演会2021「とやまの環境を考えよう」基調講演
空飛ぶマイクロプラスチックをつかまえる!
~地球表層を巡るプラスチック問題を考えよう~

大河内副理事長が講演します!

講演概要の一部を紹介いたします。
 
新型コロナ禍による在宅学習・勤務に伴ってプラスチック容器ゴミが急増しました。プラスチック製不織布マスクの月間推定使用枚数が1290 億枚にもなり、不適切管理によりプラスチック汚染が広まっています。

プラスチック容器包装廃棄量は中国が世界一です。
中国は様々な大気汚染物質の排出量が多いので、中国大陸の東に位置する日本はその影響を強く受けています。黄砂が飛来するときには、様々な人為的大気汚染物質も一緒に飛来しています。越境大気汚染です.

上空であるために遮るものがなく,風が強い富士山頂で様々な越境大気汚染の観測を行ってきました.新しい大気汚染物質として大気中に浮遊するマイクロプラスチック(airborne microplastics; AMPs)の研究を始め,富士山頂でもマイクロプラスチックが浮遊していることを発見しました.

令和3年4月から,環境省総合推進費「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響」として、本格的に研究を開始することになりました.

ここでは,富士山頂での大気観測の実際や越境大気汚染の実態を解説しながら,大気中マイクロプラスチック研究の最先端をご紹介します.

コロナ禍において、
テイクアウトの容器プラスチックが
増えたことをご存知の方は多いと思います。

しかし、不織布のマスクも
大量のプラスチックゴミになっています。

大気中にマイクロプラスチックが
舞っている事実については
知らない方が圧倒的多数です。

(私も大河内副理事長の講演を
聞いて「そうだったんだ!!」と驚きました。)


環境問題について
高校生たちに、新しい視野を広げる
キッカケをつくる講演会となりそうです。

(広報委員会)




2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かかるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。




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       御殿場事務局の玄関

最近の御殿場事務所の様子をご報告します。

11月のある日。

御殿場へ
東京事務局草刈りチームが到着しました。

この草の生え具合は放っておけない。
ということで、草刈り作業が始まりました。
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秋晴れの爽やかな土曜日。
前回からかなりの草が再生していました。
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 その結果、草刈り成果(After)です。
(これ以下の写真は草刈り後です。)
 大変な作業でしたが、

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 入り口もすっきり。見違えるほどに!


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横の出入り口から裏へ向かう通路も綺麗になりました。

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裏の生垣も、スッキリと整えました。

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ゴミ袋の大きさと数で、
草の量がお判りでしょうか? 

本当にお疲れ様でした!
(広報委員会)


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かかるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。




20211024_石川県立大学_富士山と越境大気汚染_1限目

10月29日(金)、大河内副理事長が
石川県立大学の勝見尚也先生,皆巳先生の
研究室の大学院学生に向けて90分×4コマの集中講義を行いました。

金沢大学の松木篤先生および松木先生の専攻学生20名以上にも参加していただきました。
”良い機会なので、富士山の宣伝もさせていただきました。” と大河内先生。

集中講義は3部構成として、以下の講義を行いました。
講義のイントロで、なぜ空気を調べるのか…、
なぜ富士山なのか…などの話しました。


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講義の内容です。

第一部「世界遺産・富士山頂で地球大気環境を調べる~越境大気汚染
と地球規模汚染~」
9:00 - 12:10

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第二部「世界遺産・富士山頂で地球大気環境を調べる~空飛ぶマイクロプラスチック~」
13:00 - 14:30

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第三部「大気汚染は豪雨生成を促進するか? 化学・安定同位体分析を用いて豪雨生成のナゾに迫る」
14:40 - 16:10

富士山周辺で豪雨発生頻度が増えていること、
今年の8月11日−21日には「大気の川」の直撃により、
例年の8月一ヶ月に比べて2.5倍を超える降水量があったことなどを講義しました。

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大河内先生の講義を聞いた若い人たちの中から
富士山研究者が出ることを祈っています。

さらに次世代のノーベル賞受賞者も。
「気象」や「環境」の分野が今後、
物理学や化学のメインストリームになることを
真鍋淑郎先生が証明して下さったのですから。



2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かかるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。





(広報委員会)

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