太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

7月20日-21日に上られた兼保先生により、太陽光パネルの取り付けが完了しました。
自立電源による大気データをこの夏の観測期間中に取得するべく、3号庁舎北側の貯水槽の上部にソーラーパネル駆動オゾン計を設置したものです。

メインとなる太陽電池パネルと直流ポンプ付オゾン計は畠山先生からお借りし、その他充放電コントローラー、耐低温バッテリーなどの最低限の必要機材を準備しました。
8月23日(月)に撤去するまで約1ヶ月間にわたりデータを取得する予定です。

[関連プロジェクト]
富士山頂における排ガスフリーマイクログリッド構築の具体化に関する研究/土器屋由紀子(NPO)

(*)この研究には新技術振興渡辺記念会からの委託研究費のほか、郵便事業株式会社からのカーボンオフセット年賀寄附金助成の一部が充てられています。

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貯水槽の上は太陽光パネルを取り付ける兼保G。下では須永G(環境研)が別の作業中。

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貯水槽も研究に一役買っています。

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取り付けた太陽光パネルは全部で4枚

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7月18日(日)、富士山学校科学講座・無料見学会2010が開講しました。
本来ならば前日17日(土)が第1回の予定でしたが、天候不順のため中止、今回が初めての講座になりました。

講師にはちょうど観測研究のため山頂に来ていた先生が担当し、2号庁舎1階の教室も周囲にポスターを貼ったり、プロジェクタを使ったりで、一応、"雲の上の教室"風に。

受講者は11名。お疲れのご様子の方もおられましたが、最後まで聴講していただきました。
各講座とも受講者からの熱心な質問がだされ講座の内容を充実したものにしてくれました。

最後に、講座受講修了証を一人ひとりに授与したときは大変に盛り上がりました。
また、参加された方から募金していただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

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小林拓先生(山梨大)の「空飛ぶ黄砂」の講座

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三浦和彦先生(東京理科大)の「微粒子が気候を変える」の講座

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浅野勝己先生(筑波大名誉教授)の「やさしい高山病の話」の講座

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講座が終わって全員で記念撮影。

山頂の天候は7月16日(金)から安定し、屋外作業もはかどりました。

7月17日(土)‐18日(日)
悪天候で作業をいったん断念して下山した松田G(雪氷研)が、17日、観測機器の取り付けのために再トライ。2日がかりで、測風塔最上部への気象測器と新型雨量計の取り付けを完了しました。

気象測器(ウェザートランスミッターWXT520)は、NPOが永淵先生(滋賀県立大)に依頼して準備していただいたもの。本日18日(日)からデータのロガーへの取り込みが始まりました。このデータは気象観測の基本となるデータで、大気化学の各グループが共有します。

一方の新型雨量計は、松田G(MTS雪氷研)が開発した三次元雨量計を世界でも屈指の強風吹走地である富士山頂でも有効であることを実証するために取り付けたもの。

あとは天候が悪化するのを待つだけです?!

[関連プロジェクト]
19 3次元雨量計の強風環境下における性能比較試験/松田益義((MTS雪氷研)

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測風塔での取り付け作業。左がウェザートランスミッターWXT520。

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