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富士山測候所の歴史を語る上で避けて通ることができないのが、民間気象学者、野中到である。死を覚悟してまで、富士山頂剣ヶ峯に観測所を建て越冬して気象観測をしようとした、いわば富士山測候所の生みの親である。そして、その夫を追って厳冬期の富士山に挑んだ妻の千代子。1895年(明治28年)というから今から120年前のことになる。

実話にもとづく物語の原作は新田次郎の小説「芙蓉の人」。そのテレビドラマが7月26日(土)から始まった。キャストは主役の野中到と千代子に佐藤隆太と松下奈緒。到の母に余貴美子、弟に三浦貴人と脇役が固める。時代設定は明治であるが、御殿場からの富士山の姿が見れるも、御殿場訛りの言葉が聞けるのも、夏の間、御殿場を本拠として活動している我々には、なぜか懐かしさを感じさせる。これからの展開を期待させる第1回の放送であった。

この放送の翌朝、御殿場基地駐在の土器屋理事から、「みなさま」で始まる『山頂讃歌ML』が関係者に届いた。
みなさま

お早うございます。御殿場は今日も快晴、洗濯日和です。
アパートからも山頂が雲の上にきれいに見えました。
今朝もライブカメラでご来光と影富士を鑑賞しました。今朝は特に影富士がくっきり見えましたが、西側の屋根の下に隠れるまで、30分近く楽しめます。on line userが11名でした。見て下さる方が増えたのでしょうか?http://npo.fuji3776.net/index.html

(中略)

昨夜のNHKテレビドラマ「芙蓉の人」を見た方も多いでしょうか?、今朝は数名の方からメールで感想が届きまし た。「実話ですか?」とか「ついでに”よみがえる富士山測候所”をみなおして、今年もプロジェクトを続けていることに敬意を表します」という有難い先輩の コメントもありました。
ドラマの後の小さい字幕に「山岳指導:岩崎洋、長門敬明」という文字を見つけた方はあったでしょうか? NPOの山頂班も「全国版」ですね。

土器屋
ロケの撮影は今年の3月から6月まで富士山で行われたという。そのときに登山指導にあたったのが、山頂班の岩崎さんと長門さんである。また、後半の撮影に際しては、堀井昌子・副理事長が医療指導の依頼を受け担当した。

放送は毎週土曜 午後9時から。連続6回というのでちょうど富士山頂で行われている夏期観測の期間中放送されることになる。土曜の夜もTVから目が離せなくなりそうだ。

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