研究テーマ:
富士山頂にお富士山頂における一酸化炭素,オゾン,二酸化硫黄の夏季の長期測定
Long term observation of carbon monoxide, ozone, and sulfur dioxide during summer at the summit of Ft. Fuji


氏名:加藤俊吾 Shungo KATO
所属:
首都大学東京 Tokyo Metropolitan University

研究結果の概要:
富士山頂において大気中の一酸化炭素(CO)、オゾン(O3)、二酸化硫黄(SO2)の連続測定を行い、714日~825日にかけて観測データを得た。COは車の排気ガスや工場など燃焼により発生するため、汚染大気が輸送されてきている指標となる。2014年夏季は、CO60ppb程度と低濃度であることが多く、太平洋からの清浄な大気の影響を受けている期間が長くみられた。7月中、8月中ごろにCOが高くなる期間は汚染大気が輸送されてきたと考えられる。O3は汚染大気が日射にあたることで化学反応を起こして生成するため、COO3の濃度は全体としては同じような変動をする。しかし、728-30日、87日、13日などはO3だけ高濃度となっており、O3濃度が高濃度で存在する高い高度の大気(成層圏)の影響を受けていたと考えられる。また、813日にはSO2が上昇し、桜島の噴煙が輸送されて富士山に到達したものであると考えられる。
(英文表記)

Atmospheric carbon monoxide (CO), ozone (O3), and sulfur dioxide (SO2) were measured at the top of Mt. Fuji during summer in 2014. CO can work as an indicator of transport of polluted air. In most of cases, CO and O3 show similar concentration change. Around July 28-30, and August 7 and 13, only O3 was high concentration. During these periods, air at high altitude containing high O3 transported to Mt. Fuji. High SO2 concentration was observed on August 13. This high SO2 was expected to be transported from eruption of Mt. Sakura-jima.

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研究成果の公表:
20153月 日本化学会発表予定