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見学が終わった8月11日の夕方、シンポジウムの受付とレセプションがありました。プログラムとアブストラクトの載った冊子(写真)を配られ、名札をぶら下げて、次の部屋でレセプション。これはごく簡単なもので、飲み物と巨大なピザ、チーズ、クラッカーなどを食べながら(アルコール飲料は有料)適当にテーブルを囲んで話し合う形式でした。台湾から来たGeorge Linや2008年に富士山で水銀を測定したSheuさんたちとテーブルを囲みました。

会議の参加者は40名程度。6月に提出したAbstractは49名だったのですが、キャンセルがかなりありました。デンバーから乗り継いで、さらに空港からも1時間以上かかる場所に加えて、夏の真ん中という時期も影響したのでしょうか、前回2010年インターラーケンで行われた会議は100人以上集まったのと比べると半分以下で、アメリカ国内の集会に少し外国が加わったという感じでした。講演のキャンセルも結構ありました。大物では、3件申し込んでいたオーストリアのSonnblick ObservatoryのG. Shauerが来なかったこと、中国Waliguan観測所のZhaoyang、とケニヤのC. Okukuがプログラムに載っていたのに来ませんでした。

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最初のプログラムからも少し変更があり、日本から予定していた国立環境研究所の谷本浩志さんも欠席。Abstractなしの追加が3件。2日だけ参加して 帰ってしまったので、正確には分かりませんが、講演は36件、うちアメリカ20件(カナダやグリーンランド、ポルトガルの山の観測を含む)、台湾5件 (ルーリンの George Lin ががんばっていました。)、スイス、スペイン、日本各3件、カナダ2件というところでした。

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私は最初のOverview of scientific activities at specific mountain site の最初の講演を行いましたが、座長のGeorge と大会運営の説明をしたIanのおかげで少し講演時間を延長してもらい、20分以上は話しました。鴨川先生から出発の前日送られてきた Gigantic Jet の動画もみせ、ライブカメラへのクリックもお願いしました。しかし、通年観測がCO2と宇宙線だけということはほかの観測施設と比べると少しさびしい感じは否めなかったと思います。8年間頑張っていることは一定の評価をもらってトップバッターにしていただけたのに申し訳ない気持ちでした。

午後の三浦先生の講演はきちんと時間厳守大変わかり易い講演で、谷風の影響などに関する質問も出て、活発な討論が行われていました。

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2日目午後の最後の2講演がキャンセルで時間があまったので、前回宿題だった各山岳施設の Advantage と Challenge についての中間まとめが行われました。ちょうど George に鹿林山のまとめをもらってそれを参考に書きかけていた下書を使って、少ししゃべりました(お金がないこと、HPを見てほしいことなど、時間も少しオーバーし、しゃべりすぎたかな?と反省・・)。ほとんどの関係者が自分の施設について話しましたが、みなさん、研究資金獲得には結構苦労しているようでした。全体についてはそのうち主催者がまとめてくれることを期待しています。

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この話し合いの結果、2016/17の次の会議は台湾+日本で引き受けるような話になっています。George は2019年に大きい集まりをやらなければならないとのことで、意外とそれほど積極的ではなく、三浦先生と私も「帰ってみんなに相談しなければ・・・」と言い続けたのですが・・・

本当に決まるのは、9月末~10月に George が畠山先生のところに来るときに話し合う・・ということになるようです。

予稿集や講演から、今回関係した山岳研究施設のリストを表にしてみました。三浦先生と帰りの飛行機乗り継ぎ時間の空港で下書きを作ったものです。

 表 今回関係した山岳研究施設
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このグループは山岳の大気化学・物理の研究者たちの集まりとしては今後も中心的なものになると思われます。
(土器屋由紀子 記)