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 台風接近の悪天の中、荷上げされた1.4㌧は安全を第一にひとまず測候所の中へ運搬された

電源ケーブル切断事故で出鼻をくじかれた今年の夏期観測。連日の悪天候のなか懸命の事故点の特定と補修作業がつづけられ、電源が復旧し開所したのは7月8日(水)。一週間遅れての開所となったが、つづいて大型で強い台風11号の接近でダブルパンチを食らうことになった。

平成27年 台風第11号に関する情報 第26号
平成27年7月16日05時15分 気象庁予報部発表
 (見出し)
大型で強い台風第11号の接近に伴い、17日にかけて、西日本の太平洋側
を中心に猛烈な風が吹き、海上は猛烈にしけるでしょう。暴風や高波に厳重
に警戒してください。また、西日本や東日本の太平洋側を中心に広い範囲で
大雨となる見込みです。大雨に厳重に警戒し、高潮にも警戒してください。
(気象庁HPより)

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 台風11号情報(17日6時現在)     画像は日本気象協会HPより

7 月16日(木)に観測機材を集中荷上げし、長期観測体制に入る計画をしていた大気化学を中心とする各研究グループは、台風接近の情報をにらんでギリ ギリの判断を迫られた。山頂班をはじめとする関係者との協議のうえ、最終的には"安全第一"で、当日は機材の搬入だけにとどめてその日のうちに下山し、観測機材の据え付け・調整、そして観測開始は別の日に再設定することになった。

一進一退を続けている観測の開始であるが、全員が無事下山した後、その日の内に次の登山は7月19日(日)と決まり、登山計画の再調整が始まった。日程は遅れたが、研究者らの挑戦は続いている。