太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

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ようこそタモリさん。10月31日(土)『ブラタモリ』がついに日本一の高低差の富士山頂・測候所に。

「ブラタモリ」番組最高14・7%!タモリの富士山登頂に注目

タモリ(70)が街をぶらぶらしながら歴史や魅力に迫るNHK「ブラタモリ」(土曜後7・30)が10月31日に放送され、平均視聴率は14・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。7月20日の特別編「ブラタモリスペシャル・東京駅」の13・3%を上回り、今年4月に3年ぶりにレギュラー番組として復活して以来、最高をマークしたことが2日、分かった。31日は富士山3回シリーズの完結編。タモリが人生初の富士山頂を目指した回とあり、注目を集めた。
(途中省略)
31日のテーマは「人はなぜ富士山頂を目指す?」。自他ともに認める“高低差ファン”タモリが“日本最大の高低差・富士山”にチャレンジ。立ちはだかる頂上への急坂に、坂マニアのタモリも悪戦苦闘した。
(ライブドアニュース)
ゴールデン時間帯にNHK総合テレビで放送されている『ブラタモリ』。街歩きの達人・タモリが、全国各地を”ブラブラ”歩きながら街の歴史や人々の暮らしに迫る紀行番組で、タモリの自然体のゆるい雰囲気が高い支持率を得ている。

10月は「人はなぜ山頂を目指す」として3回シリーズで富士山を特集。麓の浅間大社から宝永火口を経て、最終回の10月31日(土)はついに富士山頂へ。この日の放送は、これまでの同シリーズの中で最高の視聴率を記録したという。当会のHPもこの日普段の6倍、300件を超えるアクセスで記録をあっさり更新した。「タモリ」✕「富士山」、なるほど、この組み合わせは日本一だ。

しんがりの案内人を務めたのは、NPO富士山測候所を活用する会の鴨川仁・理事(東京学芸大学准教授)。「測候所がなぜここに建てられたと思いますか?」という質問から始まり、タモリさんにつぎつぎと難問を浴びせるが、例によってちょっと頭をひねっては解いていく。

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おふたりに雷の説明をするのは鴨川研究室の鈴木祐子さん

最後に測候所を使って行われている鴨川准教授の雷の研究を紹介。岩手県上空で発生したという高さ60㌔㍍という巨大ジェット(雲と宇宙の間で起こる雷)を捉えた動画映像による解説は、実にわかりやすく説得力が。

「富士山は二度おいしいんです。天気が悪いときはすぐ近くで雷が撮影できる。天気が良いときも遠くで発生する雷現象が撮れるから」との話には、タモリさん「・・・!?」
さらに「外国では飛行機を飛ばして観測しているが、富士山ではここにカメラを置いているだけで撮影できる」という説明には、「つまり飛行機代がかからないということか・・・アッハッハ」と、ひとりでご納得。

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つまり富士山(の観測)では飛行機代がかからないということか・・・わかりやすい話に思わず破顔一笑

撮影日(8月末)の前日に多くの観測グループが撤収した後だったため、残念ながらすべての研究の様子はお見せすることができなかったものの、国立環境研究所が越冬観測している二酸化炭素やPM2.5などの観測の紹介もあり、ここでの研究が地球温暖化防止、ひいては人々の暮らしや生活を豊かにするのにつながっていることをきっちり伝えていただいた。

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国立環境研究所の富士山頂での二酸化炭素観測データとハワイ・マウナロアの観測データのグラフ。

タモリさんが最後にまとめてくれたように、富士山頂が信仰だけでなく科学研究の拠点でもあることが広く認識されたと思う。番組終了後、あちこちから反響のメールが寄せられた。ブラタモリ史上最高の14.7%を記録したことは、われわれのNPOの活動を広く知ってもらう意味で最高の広報になったといえよう。


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富士山測候所の案内人を務めた鴨川仁・東京学芸大学准教授。

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