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 夏期観測の国際化に対応した英文ホームページのトップ画面

国際化といえば、つい半年前に御殿場市で国際シンポジウムを開催したばかりですが、今年の夏期観測プロジェクトにもその国際化の余波?が続いています。

今年度の夏期観測では以下の3件の国際研究課題が実施され、ネパール人、アメリカ人も富士山頂を目指します。

R03 日中韓同時観測による長距離輸送されたPM2.5/PM1の化学組成解明
Characterization of chemical components of long-range transported PM2.5/PM1.0 by simultaneous observation between Japan, China and South Korea.
(米持真一, 埼玉県環境科学国際センター) Shinichi Yonemochi, Yuichi Horii, Yusuke Fujii,  Shiro Hatakeyama (Center for Environmental Science in Saitama), Hiroshi Okochi (Waseda University), Ki-Ho Lee (Jeju National University)

U05 ネパール高所非電化農村地帯向け風力主体ハイブリッド発電機の実証実験
Demonstration experiment of wind power-based hybrid generator for non-electrified rural areas in Nepal
(HAWA-group、桐原 悦雄、産業技術大学院大学) Etsuo Kirihara, Murakoshi Hideki, Misawa Kazuhiro, Naganuma Hiroshi (Advanced Institute of Industrial Technology), Naresh Maharjan (Fujitsu Software Technologies Limited)

T06 地域資源・ハザードのモデル化と持続可能な管理ため統合的手法開発
Integrated methods for modeling and sustainable management of regional natural resources and hazards (Mt. Fuji, Japan)
Chris S. Renschler University at Buffalo (USA) / University of Tokyo、Taku Nishimura (University of Yokyo)


夏期観測に関する情報はこれまで日本語ページにしか示されていませんでしたが、外国人参加者のために今年から「安全の手引き」をまず英文化して「Safety Guidelines 2018」としてアップしました。2008年に金沢大の松木篤先生のご厚意で作っていただいたものを、現在のマニュアルに合わせてアップデートしたものです。(参加者の一人、Chris Renschler 教授も英語で手伝ってくださることになっています)

safety2
safety
(上)表紙(下)英語版でも図表、写真を多用し、より親しみやすくした


日程の問い合わせも多いので、グループ別の夏期観測日程表も英語版をUPしました。

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 英語表記にした夏期観測グループ別日程表は日本語日程表と同期をとって更新されています

また、昨年11月に御殿場市・時の栖で行われた国際シンポジウムACPM2017の懇親会でも使った山頂風景などのスライドを下記に入れました。山頂班の岩崎さん、澤田さん、千田さん等が普段眼にすることができないような珍しい動植物や風景などを撮影し送信、地上で広報が毎朝 Instagramで発信していた画像をスライドショーにしたものです。

daily
daily2
 富士山測候所の周りで撮った珍しい光景を多数収録

最後になりましたが、7月中旬から配信開始する予定の山頂ライブカメラへもリンクを貼っています。

livecamera2018
 ライブカメラのカバー範囲を示す地図も英語主体。カメラは今年から1台増やして3台体制になり、初めて南方向(相模湾や伊豆半島)もカバーします

このほかにも、細かな改良が進行中です。ぜひご注目ください。そして、どんなことでも結構ですので、ご意見を頂けると有難いです。

(広報委員会)