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 御殿場事務所は2階建て・5DKの一軒家。駐車スペースは右手にもう1-2台車が止められます

御殿場事務所は、夏期観測開始前から終了までの期間中の山頂班や研究者等の登山準備拠点として、これまでは夏季に限って短期で借り上げ「御殿場基地」としていました。しかし、今年からは単なる富士山測候所への基地としての利用だけでなく、山頂、太郎坊に次ぐ第3の観測サイトとしての利用なども視野に入れ、通年で確保することを条件に3月頃から適当な物件を探してきました。

もろもろの条件にほぼかなった物件がでてきたのは、5月中旬です。場所は御殿場インターやJR御殿場駅からも徒歩圏内にある住宅街。スーパーなども近くにあり利用者にとって利便性は抜群。その上、太郎坊へのアクセスも複数ルートで確保されているなど、まさにうってつけの場所と言えそうです。

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 御殿場基地と太郎坊、測候所の位置関係。詳細情報は夏期観測2019特設サイトをご参照ください

一軒家の住宅は2階建て・5DKで、多目的で利用するのにはちょうど良い部屋数と広さ、間取りとなっています。手入れは行きとどいていました。

1階は夏季限定ですが管理にあたる御殿場班の部屋や山頂を目指す研究者等に使っていただく部屋に充て、2階の洋室の1室は「富士山環境研究センター(LERMF)」の御殿場拠点になります。

引っ越しは6月11日から12日にかけて、東京事務所はじめ電気主任技術者の大胡田さん宅、太郎坊のコンテナなどから研究機器、書類、図書、大型家電、家具などの荷物を運び込み、ほぼ終了。

御殿場基地としての正式なオープンは、山頂班が測候所開所に向けた準備のために入場する6月18日(火)になります。

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 玄関。昨年シュネル博士から贈られたリトルライブラリー東京事務所から移設しました

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 1階(上)8畳和室(中)4畳半和室(下)ダイニングキッチ

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 2階「研究センター」で使用する予定の洋間

御殿場基地の様子は片付けが終わって落ち着いてから、詳しくご紹介することにします。
今年からは夏期観測期間中のみならず通年で、皆さまどうぞ有効にご活用ください。
(広報委員会)