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 山頂旧測候所庁舎の配電盤で通電の確認

富士山測候所の開所までにやらなければならないことのひとつに電気の確保があります。山麓から山頂に引いている商用電源は、観測機材や庁舎内の照明などの電源として使われており、ひと夏で延べ約4百人に上る利用者にとってはライフラインともなるものです。

冬季間は測候所が無人となり電気は使われていないため、開所前に全長約11㌔㍍の電源系統に異常がないかどうか、保守点検と通電試験を行って確認しています。

6月18日(火)に関電工が約4㌔㍍の架空送電線区間を試験確認。

6月23日(日)に山頂班に同行した関電工が、約7㌔㍍のケーブル区間と各ハット内の点検、さらに庁舎内電気設備点検をそれぞれ実施、いずれも異常がないことを確認。

そして、今日6月25日(火)の朝、山頂班に同行して再度関電工が山頂へ上り、全区間を通しての通電試験を行いました。

2019年6月25日10:00通電。受電盤も問題ありませんでした。

10時過ぎに山頂の岩崎班長から電話です!
一週間にわたるライフラインの点検は今日で完了。開所を待つばかりとなりました。

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 6月25日の測候所付近(10:19)
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   ”昨日の雪で冬景色です” (山頂岩崎班長より、6月25日、10:19)

お鉢は、昨日の雪で冬景色とか。
山頂班は7月1日の開所に向けて、山頂庁舎内外で急ピッチの作業が始まりますが、まずは「雪かき」からでしょうか。
(広報委員会)