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瀬口貴文さん(当時 防衛大学校
指導教官の岩崎杉紀先生より写真を送って頂きました。

2019年11月の気象学会秋季大会のブログでご紹介した
瀬口貴文さんについて、
指導教官の岩崎杉紀先生から素晴らしい連絡を頂きました。

 ”今年の3月に博士を取った学生君の学位論
文の情報を送ります。
防大では学位を出せないので、学位授与機構
英語名称は大変長いです…で審査され、学位を授与されております。
お知らせするのを忘れておりました。”
(2020年11月26日に岩崎先生から頂いたメールより)


瀬口さんの凄さが
下記の岩崎先生からのメールからもわかります!!
 
  
 彼は、ペンシルベニア州立大学で修士号を取得し、博士から私が面倒を見ました。つまり、D1からテーマを変え、実質2年半くらいで成果をまとめなければならなかったです。さらに、通常の大学院での審査と異なり、学位授与機構での審査は、私たちは審査員の選考に一切関われず、審査の場にさえ立ち会えません。審査はけっこう厳しいものがありました。

さらに、、通常の防大の博士の学生は、卒業後の5-6月頃に審査があります。しかし、彼の審査は3月でしたが、これでも通常より早く審査されています。防衛大学のこの年の博士の学生の中では、いわゆる早期審査は彼だけでした。



瀬口さんの博士
論文のタイトルは下記の通りです。

 Seguchi, T., The Analyses of Jumping Cirrus with Ground-based
 Observations, Doctoral dissertation, National Institution for Academic
 Degrees and Quality Enhancement of Higher Education (2020).

無題

嬉しいことに論文の最後に、当NPOへ謝辞が入っております。


 The observation at Mt. Fuji was performed at the Mt. Fuji Weather
 Station, which is currently managed by the Mount Fuji Research Station
 (MFRS), a nonprofit organization certified by the government of Japan.
 They helped to support our work, including the installation and
 maintenance of the cameras.


富士山測候所の研究に精力的に参加された瀬口さんが、
このような形で論文を纏められて博士号を取得されたことは、
NPOにとっても、
コロナ禍で観測が出来ない憂鬱を
吹き飛ばすような
大変嬉しいニュースが舞い込んで来ました!


NPOのウェブサイトの「論文のページ」の構成についても
「博士取得者」のページを加えることを検討中です。

今後、
瀬口さんの様に
「富士山測候所」発の博士が多数続くことを期待しております。

(広報委員会)