花冷えの3月25日、鴨川事務局長とNYジオフィールド社の2名が太郎坊に到着。
前夜から御殿場事務所に泊まり込んでいた鴨川事務局長の立会いの下に、
運び込んだ資材の組み立てが始まりました。
太郎坊観測タワーとは
2020年度・年賀寄附金
「日本の自然環境・生活環境を保全するための
富士山頂における越境大気汚染物質の観測事業」
の一環として行われたものです。
折からのコロナ禍中山頂の施設が使えないと言う条件で、関係者が知恵を絞って、
昨年12月にはドローンの観測を行いましたが、
その中で、大気電気関連の連続的観測のため、
8mの観測鉄塔を設置したものです。
予算の範囲内で、
最大のパーフォーマンスを得るために計画されたもので,
2.5mの支持三角台に8mの高さのアルミ柱から成って居り、
各種センサーを搭載できます。
スコリアの地面に、
環境保護のためコンクリートの土台を作らないで
設置するための工夫がなされています。
年度末の3月ですが、周辺の観測機器への影響などを考え、
また最も効率の良い観測環境を考慮した周到な準備の下に、
設置作業は10時にスタートして、
16時42分に無事に終了しました。
春とはいえ、
1300mの太郎坊はまだ冬の寒さです。
NYジオフィールドのみなさん、
鴨川事務局長お疲れ様でした。
今後このタワーから、
様々な観測データ(気象測器、ライブカメラ、大気電場など)が
発信されることを楽しみにしています。
(広報委員会)
コメント