太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ


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 2022年7月12日、岩崎山頂班長撮影

今朝も雲海で高曇り、「斜面から這い上がってきた雲は火口の上まで来ると一時動きを止めて何処に行くでもなくただよいます。その姿は舞い踊る木花咲耶姫命の羽衣のようです。」
山頂の天気が崩れる直前に岩崎班長からです。

今日は雲海で日差しがあるときは暖かかったのですが被ったとたんに寒くなりました。
長門班長は15日の荷上げ荷下げ時、馬の背が心配なので
登山道の補修を。
増本班長は彼方此方痛んだ庁舎の補修、大工仕事に余念がありません。
私はいつもの通りで雑用係、昨日から気象庁が来ていたので管財の対応、
今日の荷下げの相談等結構忙しかったです。
夏に3号庁舎基礎部分の工事が入るのでその準備段取りも結構色々あります。
まあ下界に居るより、此処の方が落ち着いてよいですが・・・
 岩崎班長のチャットから、平常時の山頂の様子を少しご紹介しました。

ところで、前回のブログの、名前のわからなかったムシ(下記)については、

ジョウザンオナガバチ

『写真の蜂はジョウザンオナガバチRhyssa amoena Gravenhorst, 1829で間違いありません。富士山の山頂でも採集されるのですね。ヨーロッパから日本まで広く分布している理由が見えた気がいたします。
渡辺 恭平  / Kyohei WATANABE Ph. D.
神奈川県立生命の星・地球博物館 主任学芸員』
というメールを、ムシ博士の友人(渡辺崇氏)経由で頂きました。
なお、

ヒメバチ

「追加の写真のハチは角度が悪く、ヒメバチだとは思いますが、それ以上はわかりません」とのことです。同定に参加して下さった二人の渡辺様本当に有難うございます。

三連休に入りましたが、山の天気は下り坂

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「元祖7合目まで来ました。雨はなく、霧の中という感じです」

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「結構雨が降ってきて、気力が折れそうです」

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「13:30ごろ測候所につきました。雨、風、霰、雷、寒さのオンパレードでかなりきつかったです。多分、上の写真の残雪は9合目くらいだったと思います」
以上は 7月16日、早朝から静岡県立大の鈴木智幸研究員と徒歩登山した埼玉県環境科学国際センターの村田浩太郎さんの報告と写真です。山頂では鴨川専務理事と雷グループの設置する装置や仕事が沢山待っていたようです。
幸い、17,18日はお天気は回復して仕事は捗ったようです。

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「8合目です。今日はすごくよい下山日和です」

忙しい2日間の研究と装置設置作業が終わり、18日午後無事下山。お疲れ様でした。
なお、村田さんの研究については夏期観測ページを参照してください。


(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。




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