太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

今回は、加藤俊吾理事の投稿をそのままご紹介します!どうぞお楽しみください。

kato_082701
2022年7月29日、富士山徒競走、山頂のゴール地点(久須志神社前)のセイコー時計


コロナ禍が収まってはおりませんが、富士登山者ももどってきて活気のある夏山になってきました。一般人も参加できるスポーツ大会も開催されるようになり、富士山を舞台にしたものも久々に開催されております。

1)2022年7月29日、登山道において携帯型火山ガスセンサーによる測定を行うため、富士吉田口から学生と登山を開始して山頂を目指す。絶好の登山日よりで雲海の隙間から街や海が良く見える。この日は山頂の測候所の利用はできない状況であったため、山頂で休憩してからお鉢周りをする。山梨側にいくと何やらにぎわっている。なんとそこには、セイコーの黄色い時計があるではないか!
(スポーツ大会でのタイム計測はセイコーのこの黄色い時計で計測表示されていることが多い)

この日は「富士山徒競走」の開催日でゴール地点で選手が来るのを待ち構えている状況だったそうです。いつかは出てみたい富士山徒競走!

富士山徒競走とは?
富士吉田市役所をスタートし、富士山を登る一般人も可能な山岳マラソン大会。
2コースがあり、5合目コースは途中の5合目までで、距離15km標高差1480m。
山頂コースは山頂がゴールで、距離21km標高差3,000m。
山頂コースに出場するためには、これまでに5合目コースを所定の時間内で完走していることが条件となる。

2)夏休み中に家族を「レーダードーム館」につれていったところ富士山に興味をもってくれた。妻は小説「芙蓉の人」を読み感銘。野中至・千代子の碑が御殿場にあるので、それを見に行くということで2022年8月7日に御殿場にドライブ(+太郎坊で計測機器のメンテナンス)。 

画像2
 2022年8月7日、太郎坊登山口の「富士山駅伝」中継地点の様子

いつもは空いている自衛隊基地から先の道が、なんと渋滞している。周りに人もちらほらおり明らかにへんな状況。そう、今日は「富士山駅伝」の開催日でした。そういえば8月第1週目の日曜日は富士山徒競走で通行同目になるという立て看板が沢山たっていた。

太郎坊の登山口までいくと選手たちや自衛隊の人がたくさんいた。(上りと下りの間の道路封鎖期間の間の様子)事前にレース時間を調べて、きちんと観戦してみたい。

富士登山駅伝とは?
正式名称は「秩父宮美稔富士登山駅伝競走大会」
距離47.93km、標高差3199mの駅伝大会で、6人一組が11区をタスキをつなぐ
(1人が登りと下りで2回走る)。
御殿場駅をスタートし、富士山頂を折り返して御殿場の陸上競技場がゴール。
ガチの駅伝大会で、優勝チームのタイムは4時間を切ってきます。

(執筆者:理事 加藤俊吾)

忙しい観測の合間に、家族サービスもかねて夏の富士山恒例行事のご紹介有難うございました!


(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

このページのトップヘ