太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

 Russ
Russ C. Schnell 博士

お馴染みの米国NOAA/MLO(海洋気象局・マウナロア観測所)のシュネル博士から、
新年のグリーティングメールを頂きましたが、
マウナロア観測所は昨年11月末の噴火による溶岩でで道路が切断され、通行不能に。
シュネルさんは2年前に引退しておられましたが、
再雇用されヘリコプターで通いながら復興に尽力しておられるとのことです


先週再雇用になり、週に1回、ヘリコプターで3475m(11,400ft)の観測所に通い、

電源と、交通路の復興に従事しています。

溶岩は2~3メートルの厚さがあり、非常に熱いため冷却にはおそらく1年かかりそうです”

 シュネルさんがヘリコプターから撮影したMLOへの道路の状況の動画がこちらです。



早速このメールの内容を本NPOの関係者と共有したところ
国立環境研究所の野村渉平博士から

国立環境研究所はアメリカ海洋大気庁(NOAA)が管理運用するハワイのマウナロア観測所でフラスコサンプリングをしています。


2022年11月30日に現場のスタッフから「マウナロア山から噴火した溶岩流がマウナロア観測所にアクセスする道路に到達し観測所へのアクセスが不可能になったためフラスコサンプリングを中断する」と連絡を受けました。


その後、「観測所の電源の喪失」や「ヘリコプターでの観測所へのアクセスを開始し簡易的なフラスコサンプリングを再開した」など現場の情報が更新されるたびに連絡をもらっています。


その連絡のやり取りの中で、国立環境研究所が、電源が限られている富士山頂で実施している観測の具体的事例とその観測を継続するうえで学んだ工夫を彼らに伝えました。 


現在、マウナロア山の噴火は小康状態になったため、マウナロア観測所での通常の観測体制を目指した復旧作業が始まりましたが、観測所の本格運用に移行するためには多くの工程をこなす必要があり、連続観測の欠測期間は、マウナロア観測所での観測開始以来、最も長くなると予想されます。

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    マウナロア火山噴火活動(2022年11月29,12:00PM) アメリカ地質調査所

というメールを頂きました。いつもお世話になっている世界のマウナロア観測所に
富士山頂で行われている国立環境研の観測の技術がお役に立っているということは
大変嬉しいことですね。
本NPOとしても苦労して富士山測候所を維持してきたことが報われる思いです。

以上、現況をお知らせするとともに一日も早い復旧を祈ります。
(広報委員会)





認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。

富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。


また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。


しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。


本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。






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