太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

NHK甲府局の11月30日の夕方、「Newsかいドキ」(18時22分ごろから7分間)で
大河内副理事長と学生さんたちの富士山のマイクロプラスチックに関する夏の現地取材の結果が特集として放送されました。8月9日に山頂での取材について本ブログでご紹介しましたが、その取材内容に基づき、研究成果を含めた本番が今回の放送内容です。
以下、放送に従って示します。


 タイトルかいドキ
   NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

”「20年前に無人化された富士山測候所が、いま日本一の環境を生かした研究の拠点になっています。それがいま問題になっているマイクロプラスチックの研究です」との紹介に始まり、まず7月の取材の現場から、
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 NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

かっての「富士山測候所」訪れました。
記者と大河内先生
 NHK甲府の関口紘亮記者と大河内副理事長(2023年7月) 

 NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

迎えてくれたのはNPOの副理事長でもある早稲田大学の大河内教授です。
測候所玄関

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

スクリーンショット 2023-12-01 13.06.57
 NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

1936年以来、富士山頂剣ケ峯で職員が常駐していたものが2004年に無人化され取り壊しも心配されましたが、大河内教授らはこの施設を借りて夏の2か月観測研究を行っています。
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NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

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  NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

観測時は山頂に滞在し、学生も一緒に滞在しています。
今回初めての学生

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

4年目の学生

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

ハイボリと大河内先生
 NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

観測装置を見せてもらいました。
学生大河内先生外

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

5mm以下のプラスチックをマイクロプラスチックと言いますが、
大河内教授らは、さらに小さく空気中に漂っている数マイクロメータのものをフィルターに通して採取しています。
マイクロプラスチックは大気中で有害化学物質の「運び屋」の訳を果たしています。
2.5μm以下の小さいものは人体で肺に取り込まれて蓄積されるためその健康影響が心配されます。
教授はこれが国境を越えて世界の空に広がっていると考えています。
4年前には初めて、富士山頂でマイクロプラスチックの検出に成功、去年は雲の下になる水分でも検出、雨に含まれて降ってくる可能性を示しました。
 偏西風で運ばれること4
模式図

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より


11月上旬、今年のデータが出ているということで、早稲田大学の大河内研究所を訪れました。
大学の実験室

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より


下の画面に映っているのがマイクロプラスチックです。他にも数10マイクロメーターのものが複数見つかっています。
数十マイクロの

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より

観測を始めてから4年、ある傾向が見えてきました。特に東南アジアからの風が吹いている時にマイクロプラスチックの濃度が上がるということです。東南アジアは①高温多湿、紫外線も強いのでプラスチックの劣化がしやすい。②プラスチックごみの処理がまだ不完全である そのため、マイクロプラスチックの主要な発生源になっていると思われます。
南アジアからの風邪

NHK甲府放送局 11月30日放送 「Newsかいドキ」より


「アジアを中心に国内外で観測網を作り、汚染の実態解明につなげてゆきたい。
問題が顕在化する前に実態を明らかにして、こういうリスクがあるということを日本に限らず世界に発信してゆきたい。」とのことです。
まさに、富士山の高さからだからということですね。また、
「マイクロプラスチックについては、研究者による観測や分析の方法にばらつきもあるのでその統一した方法を作って行きたい」と話していました。” と大河内副理事長の言葉で締めくくられています。”

以上、NHK甲府の関口紘亮記者のレポートをほとんどそのままご紹介しましたが、丁寧な取材と調査で、本NPOの研究の実態が分かりやすく説明されています。

大河内副理事長グループの観測研究は今年は世界的に広く(欧米はじめインドへも)取り上げられていますが、富士山測候所がこの研究で果たした役割の大切さがクローズアップされ、NPO全体にとって嬉しいニュースになっています。
(広報委員会)


認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。

富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。


また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。


しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。


本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。




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