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今年の7月12日に初めて山頂に設置したライブカメラからの映像。富士山を地上から仰ぐライブカメラは多々あるが、標高3776Mから下方を見据えるカメラは、日本一高所にあることは間違いない。



3秒間隔で更新されるライブカメラの映像は、時々刻々変化する山頂の雲のリアルタイムの動きを見事に映しだすとともに貴重な記録を残してくれた。カメラは8月25日(木)12時35分をもって画像送信サービスを終了し、撤去された。
 

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今夏ライブカメラで最後に撮影された映像。残念ながらあいにくの天気で遠景は全く見えない。 撮影時刻:2011年8月25日12時35分




ライブカメラを設置したのは学術研究目的にある。大気化学の研究にとって、空(雲)の画像は非常に重要なものであるという。ある研究者は、この画像データを雲海のチェックのために科学データの一部として使う予定である。8月2日から24日間にわたって5分ごとにサーバーに保存してきた画像データは、これから解析に供され活用されることになる。

 

一方、ある気象予報士の方は、この画像をほかのデータと合わせて見て専門の気象の研究に活用されている。そして、どうやら仙人のように、雲の上から下界の人間社会を達観されているようでもある。

 







 

富士山山頂のライブカメラ設置、ありがたく思います。

自宅にいるときは、ほとんど毎日見ています。

 

このとき、(地上における)富士山周辺に設置されているライブカメラ画像と比較対照して、雲の種類(形状、濃淡、ちらばりの程度)、高度、流れる方向&速度、そして、時には、甲府地方気象台や静岡地方気象台のウィンドプロファイラー、さらには、浜松の航空基地、水戸地方気象台のエマグラム等の数値データも合わせ見て、雲の形成原因や大気層の温度構造等を検討・推定しています。

 


今後、上記気象庁等の観測データ、さらには、高層天気図(850hPaや700hPa等の高度)に描かれている実況値及び予想値が、どの程度確かなのか、逆にチェック出来るのではないか、と考えています。

 


大変素晴らしいTOOLです!



下界では雲の下で雨、雲の上では晴れ。
こんな時、雲の上に出て、下界の雲海を見渡す。

自然現象で論理としては(紙の上では)理解出来てはいる。

しかし、足元にある雲海から、雨がさらにその下に降っていることを知る。

そこにほとんどの人々が往来を行きし、傘をさし、また空を眺め、川の増水を心配し、、、、。

世の中を観る見方も変わる様な気がします。

蛇足、失礼しました。

 

気象実験クラブ 

佐藤 元

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山頂の朝 2011年8月5日午前6時56分




 
ライブカメラのベストショット集
(画像右下の+をクリックすると拡大してご覧いただけます)


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日の出 2011年8月1日午前4時26分




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早朝の山頂 2011年8月6日午前6時20分

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穏やかに晴れた日の午後 2011年7月17日午後1時58分

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雲に包囲される測候所 2011年8月11日午後4時41分





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吊るし雲 2011年7月27日午後6時31分