氏 名: 加藤俊吾   Shungo Kato       
所 属: 首都大学東京   Tokyo Metropolitan University   
共同研究者氏名・所属:  Jeeranut Suthawaree, 梶井克純(Yoshizumi Kajii)

首都大学東京(Tokyo Metropolitan University)  

       

研究テーマ: 富士山頂における一酸化炭素およびオゾンの夏季の長期測定

Longtime observation of carbon monoxide and ozone during summer at summit of Ft. Fuji



研究結果:
富士山頂において大気中の一酸化炭素(CO)およびオゾン(O3)の連続測定を行った。COは車の排気ガスなど燃焼の際に発生するため、汚染大気が輸送されてきている指標となる。富士山頂では太平洋から清浄な大気が輸送されるときには70ppb程度の濃度であるが、汚染大気の影響を受けているときには200ppb程度になることがあった。一方、O3は汚染大気が日射にあたることで化学反応を起こして生成する。汚染大気の発生源から富士山に輸送されるまで通常は十分に光化学反応を起こす時間があるため、COとO3の濃度変動は似たものとなっている。しかし、たとえば8月20日あたりはCOだけ高濃度となっており、O3が生成する条件が整わなかったと考えられる。また、7月22日あたりは逆にO3だけ高濃度となっているが、大気上方のO3濃度が高い大気の影響を受けていたと考えられる。

英文:
Atmospheric carbon monoxide (CO) and ozone (O3) were measured at the top of Mt. Fuji during summer in 2011. In most of cases, CO and O3 show similar variation. Around July 22, only O3 was high concentration. During that time, air at high altitude containing high O3 transported to Mt. Fuji.





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関連プロジェクト計画:
富士山頂における一酸化炭素およびオゾンの夏季の長期測定

富士山頂の測候所に一酸化炭素(CO)計およびオゾン(O3)計を設置し、これらの大気中濃度の連続測定を行う。COは汚染大気が輸送されてきているかどうかの指標となり、O3は汚染大気の光化学反応の進行度合いにつての指標となる。昨年までも同様な測定を行っており、年ごとの違いや経年変化について比較を行う。