氏名: 三浦和彦 Kazuhiko Miura

所属: 東京理科大学理学部 Faculty of Science, Tokyo University of Science

共同研究者氏名・所属:

永野勝裕(東京理科大学理工学部) 

小林 拓(山梨大学)

Katsuhiro Nagano (Faculty of Science and Technology, Tokyo University of Science)

Hiroshi Kobayashi (University of Yamanashi)

   

研究テーマ:

富士山頂におけるエアロゾル粒子と雲凝結核の測定

Measurements of aerosol particles and cloud condensation nuclei at the summit and a base of Mt. Fuji

研究結果:

7月15日?8月24日まで、山頂において、エアロゾルの粒径分布、雲凝結核濃度、ラドン濃度、イオン濃度の連続測定を行った。例として光散乱式粒子計数器(RION KR12)で測定した直径0.3 m以上、1 m以上、5 m以上の粒子数濃度の時間変化を図1に示す。5 m以上の粒子は例年同様、登山客の影響を受け、日中高い値を示している。日中8月19日?23日にかけて全粒径範囲で濃度が低いのは降雨があったためである。今後、他の要素と比較検討する。

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図1 富士山頂で測定した0.3?m以上、1?m以上、5?m以上の粒子数濃度の時間変化







英文:


Size distribution of aerosol particles, cloud condensation nuclei concentration, radon concentration, and ion concentration was measured continuously at the summit during July 15 and Aug. 24, 2011. Figure 1 shows the time variations of concentration of particles larger than, 0.3 m 1 m, 5 m in diameter measured with an optical particle counter (RION KR12).  Concentration of particles larger than 5 m showed high values in daytime by local influence.  Concentrations measured between Aug. 19 and 23 were affected by rain and showed low values in all ranges.  More detailed discussion will be done comparing with other elements.


研究成果の公表:
論文発表(投稿中)

長谷川、三浦、飯沼、小林:富士山山頂における雲凝結核濃度の測定、エアロゾル研究


口頭発表

三浦:東京理科大学総合研究機構山岳大気研究部門の紹介、エアロゾル科学技術研究討論会、大阪府立大学、2011.8.27

東京理科大学総合研究機構シンポジウム 2011年11月21日 東京理科大学野田校舎(予定)

日本大気電気学会第86回研究発表会 2012年1月5-6日 電気通信大(予定)v

気象学会2012年春季大会(予定)

地球惑星連合2012年大会 幕張メッセ(予定)

(参考)プロジェクト計画:
富士山頂におけるエアロゾル粒子と雲凝結核の測定

基礎生産性の高い海域から放出される生物起源気体は、海洋エアロゾル粒子の重要な起源である。粒子数が増加することにより、雲は大気の負の放射強制力を増すが、大気境界層には海塩粒子が存在するので新粒子生成は起こりにくく、自由対流圏で生成されると思われる。富士山山頂は年間を通して自由対流圏内に位置することが多いが、大気境界層内の影響を無視する事ができない。そこで、山頂および太郎坊において同時に、エアロゾル粒子の粒径分布、雲凝結核数、小イオン濃度、ラドン濃度の測定、個々の粒子の元素分析を行い、それらの関係について調べる。