氏名: 古田 豊 Yutaka FURUTA
所属: 
学校法人立教学院 立教新座中学校・高等学校  Rikkyo Junior & Senior High School

共同研究者氏名・所属:
古田ゆかり Yukari HURUTA

学校法人立教学院 立教大学 Rikkyo University

研究テーマ:

「理科準備室へようこそ」-富士山頂での教材開発

研究結果:

測候所の状況を把握し、小・中学校、高等学校の教材開発を想定した本活用計画を進めるための事前調査を行った。富士山頂の自然の振る舞いに応じた実験を想定し、理科実験器具等を山頂に運び、空気、放射線、風、雨、雷、光、音など、観察し得る対象の確認、また観測、利用する予備実験を行い、富士山を理解する教材開発の方法と範囲につき可能性を探った。器具類の動作確認と調整、実験操作環境、実験場所の選定、データ取得等を通じ、より体感でき、より定量的な教材開発を進める見通しをつけた。主に次の4項目の実験を行った。


(1) 富士山頂の大気の圧力が平地の約3分の2で空気が薄いことを調べた。

 (a)プロペラで浮上する装置が運べる重量を計り、平地と比較した。

 (b)軽い紙製カップの落下時間を計り、平地での落下時間と比較した。

 (c)空気入りボールを落下させ、弾んだ高さを測り、弾む高さを平地と比較した。

 (d)ヘアドライヤーからの空気の流れの中に浮かしたピンポン球の高さを平地と比較した。

 (e)山頂で袋に詰めた空気の体積が、低地でどの程度変わるかを調べた。

(2) 霧箱内を通る放射線の飛跡を記録した。

(3) 空気の動きを探る仕掛けを工夫した。

(4) 実験の記録方法を複数試みた。 

研究成果の公表

NPO法人ガリレオ工房例会での口頭発表と通信(月刊)への掲載。

本校紀要、物理教育学会等への論文投稿を予定している。

【参考】プロジェクト計画:
「理科準備室へようこそ」―富士山頂での教材開発
富士山頂における自然環境を描写し、教材開発に取り組む。特に、自然現象と理科実験装置とを繋げ、気圧、風、日照、紫外線、放射線、身体計測、天文現象などの学びを促す理科実験教材を開発する。