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送電線に倒れかかる枯れた樹木。

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上の写真のクローズアップ。電線にかかっているのがよくわかる。


富士山測候所の電気は、山麓の太郎坊(御殿場)から送電線で送られている。標高1300m付近にある架空線の始点となる第1号柱から標高約1500m付近の第73号柱までの約4kmは架空線で、そこからさらに約7kmは地下埋設ケーブルで山頂の測候所に達する。

富士山麓の架空線は冬の間、雪や風の影響をもろに受け、毎年必ず何らかの被害が発生する。5月6日、山頂班の方が先日現地に立ち寄ったところ、第46号柱付近で今年も樹木が倒れて架空線にかかっているのを発見した。昨年倒木が見つかった第44号柱の近くである。

倒木はいずれ、測候所開所前に実施する定期点検時に伐採処理をすることになる。富士山測候所を活用する会は山頂の測候所の建物だけでなく、この送電線施設も気象庁からの借りており、その維持保守経費は借主側の負担となっている。

数年前には電柱が何本か折損し、想定外の出費を強いられた。いつ発生するかわからない災害による出費はNPOの財政に重くのしかかってくる。今年のこの程度で済んでよかったと胸をなでおろしているところである。

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世界文化遺産に登録されることになった富士山頂を望む