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冬化粧した富士山 2012年10月19日 山梨大学 小林 拓さん 撮影


富士山が世界文化遺産に登録されました。長年の地元関係者の皆様のご努力が実ったもので、心からお祝いを申し上げます。日本の象徴として富士山が日本人の心の中に占める割合は大変大きなものがあることは言うまでもありません。富士山やその周辺の自然や景観など自然遺産としても価値のあるものが多いことは我々誰しもが感じることですが、それ以上に日本人の精神性を支えている役割の大きさが評価されたものでしょう。

本NPOの活動の中心である旧富士山測候所はその富士山の山頂にあり、長年日本の気象観測、台風による災害防止に大きな貢献をしてきた施設です。現在は本NPOを中心として、大気化学や高所医学を初めとする様々な分野の研究活動に重要な役割を果たしています。文化遺産としての富士山の価値を科学の面から高めていると言っても過言ではありません。また、本NPOでは山頂付近の登山道の安全確保やトイレの電源確保など、山頂周辺の安全や快適性の向上にも大きな役割を果たしています。

富士山の世界遺産登録に伴い、富士山をめざして集まる人の数もさらに多くなることと予想されます。旧富士山測候所は山頂をめざす人々の目標ともなるものです。その存在が文化遺産の価値を高め、安全性や快適性の確保に欠かせない役割を果たしていることを誇りに思い、富士山の世界遺産登録を皆様とご一緒にお祝いしたいと思います。

NPO富士山測候所を活用する会
理事長 畠山史郎