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御殿場口五合目で見かけた真新しい看板。「登山計画書」用のポストや「やめよう弾丸登山」の表示もある。


7月16日(火) 午前11時4分。御殿場基地から山頂讃歌MLで第2報が届く。
「山頂から電話があり、10時05分に通電成功とのことです。」

山頂の測候所へ商用電気も届き、今年の夏季観測もいよいよスタートを切った。今日から8月30日までの46日間、山頂の富士山測候所では山頂班が常駐して研究活動のサポートにあたる。地上の御殿場基地では研究者がボランティアで交代しながらリレーする。

7回目となる今年の夏期観測では、PM2.5の越境汚染の監視に関する調査(大気化学)、大気電気現象および超高層大気の観測(大気電気)、山頂で貯蔵した農畜産物の品質変化の調査(食品科学)、歩行バランスに与える影響の調査(高所医学)などのプロジェクトで、延べ約400人の参加が見込まれている。

富士山世界遺産登録されてから初の夏期観測。登山者も多いというが、報道取材のほうも負けていない。今日一日だけで5社からの問い合わせ。登山計画の調整など、8月末までオペレーションは間断なくつづく。

かけがえのない富士山頂の夏。研究者、学生の皆さんには測候所を精一杯利用し、成果をあげていただきたいと思う。そして、ことしも無事に終了してくれることを祈っている。