
8月25日(木)午後の観測機材の積み下ろし作業。作業が始まるのを見計らったように雨が上がった。
8月25日(木)から始まった研究班の観測機材の荷下げ。
初日となった25日は、荷物量の最も多い日。あいにく山頂では激しい雨中の積み込み作業となったが、太郎坊に着いた頃にはその雨も上がり、早稲田大学、東京理科大学、国立環境研究所の荷物の積み下ろしは、慣れたメンバーということもあり手際よく終える。その後、土日をはさんで4日間荷下げがつづいたが、最終日となった30日(火)をもってすべて完了した。
一方で、大型で強い台風12号が海上にあってゆっくりと北上し、1日には伊豆諸島の南西海上、2日には東海道沖へ達する見込みとの台風情報。山頂では9月2日予定の閉所の日程を早めるべく、地上の関係者と連絡を取りあっていた。
そんな、緊迫した8月30日(火)のめまぐるしい一日を当日の御殿場基地担当の大河内先生からのメール報告で追ってみた。
8月30日(火)
午前7:34
昨日、加藤先生から御殿場班を引き継いだ大河内です。
私の背中&首痛のため、加藤先生に急遽変更変わっていただきましたが、おかげさまで背中&首痛もほぼ消えて、通常の生活を行えております。
御殿場、太郎坊とも快晴です。本日、朝5時の御殿場基地からの写真を送ります。
台風12号接近のため、閉所日を9月2日から9月1日に早める方向で準備を進めており、現在、日程調整中とのことで、閉所日を9月1日に早められるかどうかは本日中に決定するとのことです。
9月1日に下山できない場合には、9月3日か4日になるかもしれないとのことでした。
<8月30日の御殿場基地>
3:00 起床
5:00 ゴミ捨て
5:20 太郎坊に向けて出発
6:50 御殿場基地帰着
6:55 山頂班岩崎班長から電話
台風接近に伴い、閉所日を9月1日可能性を検討
午前9:43
<8月30日の御殿場基地>
9:30 山頂班岩崎班長から電話
8:50 荷物山頂に到着
9:37 山頂班岩崎班長から電話
9:30 関G(北大)2名、鴨川G(東京学芸大)2名 下山開始
午後3:28
太郎坊から戻りました。
続報です。
<8月30日の御殿場基地>
13:20 関G(北大)2名 太郎坊到着
14:05 荷物到着 計量
14:50 安本先生(東京大)、鴨川G(東京学芸大)2名と太郎坊出発
15:10 御殿場基地到着 鴨川G2名 御殿場基地来訪
15:20 安本先生 御殿場駅を送る
15:30 御殿場基地 帰着
以上で、今年度の研究者の荷下げ作業はすべて終了しました。
午後5:09
台風接近に伴い、測候所の閉鎖日および山頂班の下山日が9月1日に正規変更となりました。
午後6:12
大河内@御殿場基地です。
続報です。
17:40 鴨川G2名 御殿場駅まで送る
御殿場、富士山では雲がでてきました。富士山の頭はすっかり雲のなかです。
山頂では雲海でしょうか。18時の御殿場基地からの写真を送ります。

18時の御殿場基地からの写真