損保ジャパンちきゅうくらぶ「社会貢献ファンド」とは、損保ジャパン社員有志の毎月の給与から一定額をチェックオフした寄付金をファンドとして、社員が行うボランティア活動やNPO等の団体支援などに役立てる目的で実施しているものだそうです。

この度、同ファンドから富士山測候所を活用する会に寄付がありました。きゅうくらぶの皆さまの浄財からご援助いただくのは、2011年度に続き2回目になります。感激すると同時に身の引き締まる思いです。今後とも、環境保全と教育福祉を目的に安全な研究活動を続け、日本の大気環境を守り、より多くの新しい知見を得たいと考えております。

地上からは優美な姿を見せている富士山は、最近の登山ブームで手軽な観光地のように思われがちですが、夏場でも低温、強風、落雷、落石、高山病などの恐ろしい面をあわせ持った「極地」です。このような環境下での研究活動に当たっては、何よりも安全を第一に、マニュアルや緊急連絡体制はいうまでもなく、医薬品、AEDや酸素ボンベといった医療器具なども整備し万全を期しています。

前回のちきゅくらぶ「社会貢献ファンド」では、パルスオキシメータを3台購入し、御殿場基地事務所に置いて登山する研究者に貸し出し有効に活用させていただきました。今回のご援助につきましても、同様の方針で富士山の安全登山に資するものを購入すべく検討させていただきたいと存じます。購入しましたらここでご紹介します。

どうもありがとうございました。

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前回の寄付で購入したSOP2計。血中酸素飽和度を測定することで体の中でどれほど酸素が不足している状態かを知ることができる高所登山に必須の医療機器。