太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

2015年08月

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日本一高所のライブカメラは2台で南アルプス方面(西方向)と相模湾、三浦半島、南房総方面(東方向)を映す。

富士山測候所を活用する会が夏期観測期間中、学術研究目的で山頂に設置しているライブカメラ。その画像は貴重な雲の画像データとして活用されるが、同時に環境省の「富士登山オフィシャルサイト」などからもリンクが貼られ、富士山頂のいまの天気を知るうえで登山者にも隠れた人気があるらしい。

今年は7月20日(月)から、東京学芸大学鴨川仁研究室の協力を得てライブカメラを設置し画像を配信してきたが、8月28日の閉所に先立ち8月23日(日)16時ごろ、同研究室の学生等の手でカメラの撤収を行った。

わずか5週間ではあったが、早朝のご来光や影富士の映像は茶の間に居ながらにして山頂登頂気分を味あわせてくれた。ライブ映像公開期間中のホームページへのアクセスは毎年急増し、Gooddoの得点が8月に過去最高のレベル5を記録したのにも少なからず貢献しているのではなかろうか。

なお、ライブカメラの画像データは学術研究利用に提供しているので、ご希望の方は事務局までご連絡をいただきたい。 

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 東京学芸大学鴨川研究室の学生によるライブカメラの解体作業
 
また、首都大学東京の加藤俊吾・准教授が鴨川研究室の学生の協力を得て、大気中のSO2濃度のリアルタイムモニタリングデータ配信(7月21日~8月21日)も行った。同時に例年同様、O3、CO濃度のセミリアルタイム配信も行っている。

これらの情報については公表中から、箱根大涌谷の噴火や中国天津(?)の火災などもあり、NPO内部研究者の間に活発な議論を引き起こしていたが、今後、精密な検討とまとめが期待される。

公表データをご覧になった方々からのご意見などもいただければ有難い。

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Gooddo導入(2014年4月)以降の月別実績推移

HPの「無料で簡単に活動を支援して頂けます!Gooddo」の赤いバナー。皆様のクリックのおかげで今週(8月10日-16日)はなんと3万点を超えてゴール5を達成しました。日曜日の午前9時現在で31,310ポイント、ポイント順位で88位を占めています。

団体のページに掲載されているバナーをクリックするだけでスポンサー企業の広告掲載費の一部が寄付者が選んだ団体に回るというこの仕組みはソーシャルグッド(Social Good:社会貢献に類する活動を支援・促進するソーシャルサービスの総称)というらしい。当NPOがこのサービスを使い始めたのは昨年4月のことである。

それまでメールやら電話で執拗に?参加の勧誘を受けていたが、実のところしばらくの間はわけのわからないサービス(失礼!)と乗り気になれず、参加を決めたのは最初の勧誘から2,3ヶ月経ってからだった。

その後この会社のセミナーに参加したことがある。いかにもITベンチャー企業らしい若手の社長が「寄付者が自分の負担なしで自分の選んだNPOに寄付をすることができる仕組みを社内で提案したときは、誰からも相手にされなかった」というような話をされていた。

支援したNPО/NGОは566団体(2015年7月末現在)という。このような素晴らしいシステムを考案された社長の先見性に敬意を表するとともに、熱心に参加を呼びかけていただいたスタッフの方に感謝している。

さて、このクリックによるポイントは毎週一定のゴールを達成する毎に付加される。先月までの1年間以上は、せいぜい週1万ポイント(500円から1,000円相当)だったのが、ここに来て急上昇。先々週は初めて2万ポイントを達成。そして今週はさらに1万ポイント上回る3万ポイントに。予想だにしなかった展開を見せている。

月間応援金額はこれまで5千円前後から、今月は少なくとも9千円を超えるのは確実な見込みである。この浄財はこれまでは事務局で使用するプリンターのインク代を賄ってきたが、今月はさらに用紙代も含めた事務用品費のかなりをカバーしてくれそうだ。

今後もひきつづき「クリックの」ご声援のほど、よろしくお願いする次第です。
ライブカメラのご来光やホームページを見たときには、Gooddoの赤いバナーのクリックをさらにお願いします。

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応援ポイントとは?
団体を応援する気持ちを、支援金に変えることのできるポイントのことです。 毎週「応援する!」ボタンやサポーター企業への「いいね!」のクリックで得られたポイントの合計で5 段階のゴールを達成していくと、ポイントに応じて支援金が届けられます。月曜スタートで毎週開催しているので毎月最大5回支援のチャンスがあります。

<支援金額は?>
各ゴールの設定はゴール1(3,000pt)達成で300円、 ゴール2(5,000pt)達成で500円、ゴール3(10,0 00pt)達成で1,000円、ゴール4(20,000pt)達成で2,000円、ゴール5(30,000pt)達成で3,000円と なります。

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富士山測候所の現在の庁舎は堅牢で1973年、2号、3号庁舎の建設にあたった大成建設・伊藤庄助氏によると100年は大丈夫とのことでしたが、NPOが借用・夏季開所も9年目にもなると、ところどころ雨漏りなどの問題点が出てきています。

そのため、今年は山頂班による庁舎の修理が精力的に行われています。屋根から飛んだ板金の補修、コーキングや外壁の劣化、排水溝の劣化など気象庁からのご指導もあり山頂管理の忙しい仕事の合間の作業です。

その一例として7月12日に行われた1号庁舎玄関のコーキングの模様です。


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古いコーキングの除去
 

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コーキング

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ならし完了


「天気が続かないとできない作業なので、晴れ続きのときは少しずつでも直していきたいです」とのこと。プロ並みの腕前を発揮しているのは山頂班のみなさんです。



夏期観測参加者間の情報共有のために設けたメーリングリスト『山頂讃歌』に、朝8時過ぎ以下の書き込みがあった。

2015/8/7, Fri 08:36

首都大学東京の加藤です。
先日事務局からアナウンスがありましたが、学芸大の学生の大島さんが山頂のSO2の測定がリアルタイムでウェブサイトから確認できるようにしてく れました。
先日の7月31日にもSO2が高濃度になる事例があったのですが、現在(8月7日の朝8時あたり)もSO2が高濃度となっている様子がウェブサイトからも見られます。
噴煙の影響かどうかは他の情報を調べてみないと断定はできませんが、一酸化炭素には濃度変動がみられておりませんので、少なくとも燃焼起源ではありません(都市域などからの汚染大気の輸送ではありません)。

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2015.8.7のSO2モニタリングの表示


確かにこの図から午前8時頃から濃度が高くなってきていることがわかる。
オーストラリアに出張中の大河内博・教授(早稲田大学)からすぐさま反応があった。

2015/8/7, Fri 09:45
加藤先生
大河内@ブリスベンです.
情報提供ありがとうございます.3号庁舎インレットの室内空気リークチェックですが,緒方さんに御願いして確認してもらいました.
吸引用ハイボはきんと吸引しておりました.当研究室のインレットが2箇所少し緩みがあったとのことで締め直したようですが,他にはとくにインレットが解放されたままになっているということはなかったようです.
なお,来年から熊本大の戸田先生の協力をえまして,上手くいけばですが,来年から山頂でSO2/HS2の連続大気モニタリングができることなります.火山ガスがどうかの判別もH2Sで出来ることを期待しています.
事務局におられる土器屋理事からも追加書き込みがある。
2015/8/7, Fri 11:14
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加藤先生、大河内先生

今日のSO2面白いですね。少し高い山が続いていますね。COが出ていないとすると、火山? 浅間方面でしょうか?箱根方面は考えられないでしょうか?O3はいかがですか? 
SO2のデータがHPに載ってから、アクセスが増えた人たちの中に、気象庁の古い知り合いや富山の木戸さんが居たり、興味を持っている人が増えているようです。どなたか火山ガスの専門家のコメントが欲しいところですね。

大河内先生、ブリスベンからメール有難うございます。(ライブカメラも見て頂けると、世界地図にオーストラリアのマークが出ます)
熊本の戸田先生のご協力でSO2/H2Sの測定もできると素晴らしいですね。
来年が楽しみです。

土器屋@事務局です。

これに刺激されたわけではないが、準備が遅れていたCO、O3のデータ速報のページも本日から急きょ公開された。
こちらは1日ごとのセミリアルタイム公開ですが、ご活用ください。データの提供はこれも加藤俊悟・准教授(首都大学東京)。Home>富士山気象情報からご覧になれます。

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O3, COのモニタリング速報画面

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