太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2015年08月


8月4日山頂賛歌MLに載った御殿場班・宮城さんのメールの一部です。

太郎坊では昨日から東京理科大チームが御殿場基地をベースに集中観測を行っております。赤色が印象的な可愛らしい大バルーンが
1000メートルも上空に上がり、ブル基地関係者が不思議な顔をして見上げていたのが印象的でした

太郎坊はしばらく快晴無風の状態が続いており、理科大チームとしても好条件なのだそうです。1日中外作業なので皆様日焼けが大変そうですが…


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     太郎坊のバルーン(赤い金魚型)とラジオゾンデ(オレンジ色)
        (東京理科大・片岡良太撮影)

8月1日、新7合目で写した写真です。下から登ってゆく地球環境基金・模擬衛星Fuji・Satプロジェクトグループ(創価大学、東海大学、慶応大学、学芸大学の混成チーム)および東京理科大・三浦和彦教授グループと、山頂から下りてきた学芸大鴨川グループの3名の、合計15名が出会って写したものです。
好天に恵まれ、素晴らし登下山だったようです。それぞれの活動の成果はこれからご期待ください。

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 地球環境基金助成活動(裏返しですが・・)の幟を持つ新田英智さん他。もう一つの幟に隠れているのは誰でしょう?

関連プロジェクト
S01 富士山頂での模擬衛星開発を通した技術取得・チームワーク形成訓練「Fuji-Sat Challenge」

川本直樹(創価大学

富士山測候所に人工衛星と同様の機能を持つ実験装置、模擬衛星Fuji-Satを設置し、運用・観測実験を行います。Fuji-Satの開発、運用、実験は、人工衛星の開発を志す学生・高専生を対象に参加者を募り、審査で合格したグループで行います。応募者、共同研究者は参加者の募集と参加グループの模擬衛星の開発・運用環境を支援します。さらに、Fuji-Sat Challengeを通して、人工衛星開発に求められる技術の訓練および人材育成を短期間かつ効果的にできるようにします。

R06 富士山体を利用したエアロゾルの気候影響の研究―ラドン・イオンで気候変化を探るー
三浦和彦(東京理科大学)

生産性の高い海の表面からは生物に由来するガスが発生し、それが海洋エアロゾル粒子の重要な起源です。粒子数が増加すると、雲となり大気の放射が減ります。海面付近の大気境界層には海塩粒子が存在するので新粒子生成は起こりにくく、自由対流圏で生成されると思われます。富士山頂は年間を通して自由対流圏内に位置することが多いのですが、完全に大気境界層内の影響を無視することができません。山頂および太郎坊において同時に、エアロゾル粒子の粒径分布、雲凝結核数、小イオン濃度、ラドン濃度の測定、個々の粒子の元素分析を行い、それらの関係について調べます。

 


2015暑中見舞い

 
アツ―!日本列島各地で連日猛暑日の記録を塗り替えていますが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

恒例となった夏期観測期間中に会員の皆様にお送りしている残暑見舞いのはがき。今年は準備が早くできましたので、暑中見舞いとして8月2日(日)に登山された鴨川先生(東京学芸大学・准教授)に山頂郵便局からの投函を託しました。

富士山頂の冷気をいくらかでもお届けすることができましたでしょうか。
これからも厳しい暑さが続きそうですが、どうぞご自愛ください。

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山頂郵便局のスタンプ。消印にご注目ください。



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日本最高地点の剣が峯に設置された2対のウェブカメラで東西両方向のライブ画像をお送りしています。今年から一般公開の画像のほか、会員向けにはプレミアムコンテンツとして2分間隔で更新される高画質画像でご覧になれます。

夏期観測の開始に伴い、ライブカメラの画像配信に続いて実はホームページには新しいコンテンツが次々にアップされています。

SO2リアルタイムモニタリング
観測データ提供:加藤俊吾・准教授(首都大学東京)
システム担当: 大島 燦(東京学芸大学鴨川研究室)

火山噴火で放出される二酸化硫黄(SO2)をリアルタイムモニタリングしています。データは10分間隔で更新しています。
SO2ガスは主に石炭燃焼が発生源で、汚染大気が運ばれてくると濃度が高くなります。夏の富士山頂ではSO2濃度が増加するほどの汚染大気の輸送イベントはあまりおこらないので、通常はほとんど濃度はゼロになります。
一方、SO2は火山ガスにも含まれているため、噴煙が富士山頂に運ばれると濃度が高くなります。 火山噴火の兆候を把握することができるのではと期待されています。

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富士山測候所庁舎周辺360°バーチャルツアー

システム担当:成嶌 友祐(東京学芸大学鴨川研究室)

これまでは山頂の建物やその周辺の様子は、写真と図面以外は実際に現地に足を運んでみないとわからない部分が多かったのですが、このコンテンツはグーグルのストリートビューのように、測候所庁舎のいろいろの場所を360度パノラマ画像で見通してご覧になれます。測候所を活用するにあたって役に立つものと思います。
なお、8月には庁舎屋内のコンテンツも追加する予定です。ご期待ください。
※会員限定頁のため、ご利用にあたってはIDおよびPWを求められます。

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このほかに公開はしておりませんが、現在も火山噴火が問題になっている箱根大涌谷の画像を山頂から撮影し、記録保存も行っています。

今年はホームページ出血大サービス!
ご覧になりたい方は、ぜひ会員になってください!!

なお、最後になりましたが、これらのコンテンツの制作にあたっては東京学芸大学鴨川研究室の学生の皆様のご協力を得ておりますことをご報告いたします。

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