太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

2015年11月

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千葉県立船橋高校の分野別大学模擬講義「船高カレッジ」が10月29日(木)に開催された。同校のホームページによると、様々な大学・分野の先生方を招いて特別講義を実施し,生徒が希望に応じて70分✕2コマの講義を受講するもので、3年前から始まったという。大学の先生の貴重な講義で知的好奇心が刺激され,進路選択の方向性をこの企画で決める生徒も少なくないらしい。

今回は、東北大学(材料工学)、筑波大学(情報工学)、千葉大学(看護学)、東京大学(固体物理学・海洋物理学)、東京外国語大学(フランス語・国際関係)、東京学芸大学(物理教育)、東京工業大学(建築学・宇宙工学)、東京農工大学(応用生物学)、東京理科大学(薬学)、日本女子大学(食物学)、一橋大学(経済学・商学)、早稲田大学(法学・心理学・応用化学)、名古屋大学(電気工学)、京都大学(文学)、大阪大学(機械工学)の全21講座を開講したとのこと。こんな豪華な講座を選んで受講できるなんて、船高生は恵まれている。

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鴨川仁・東京学芸大学准教授も「富士山から生み出す新しい科学」と題して、富士山で行っている雷の研究を中心に講義。講義終了後の生徒の感想には、
「日本を代表する山である富士山は、美しいだけでなく科学的な面でも重要な役割を果たしていることがわかりました。今日の講義のおかげで富士山の見方が少しだけ変わったような気がします。とても素敵な講義でした」

「富士山は、様々な研究をするのにうってつけの場所だということを知りました。これからの科学の進歩が富士山のおかげであるかもしれないと思うと、日本人としてなんだか誇らしいです」

「こんなにも最新の研究をしているのに国からの予算がないのが残念に思いました。もっと国が援助してこういった研究は発展させていって欲しいです」

「標高も高く自然環境も厳しい場所での研究なんて大変なだけだろうと初めは思いましたが、最高の環境であることがわかりました。一度、富士山頂で研究してみたい」
など、一様に驚きとともに強い関心をもっていただいたようです。この中からいつか富士山で研究する方も出てくるかもしれませんね。

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 講義で使用したスライドの最後「まとめ」

「船高カレッジ」


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ようこそタモリさん。10月31日(土)『ブラタモリ』がついに日本一の高低差の富士山頂・測候所に。

「ブラタモリ」番組最高14・7%!タモリの富士山登頂に注目

タモリ(70)が街をぶらぶらしながら歴史や魅力に迫るNHK「ブラタモリ」(土曜後7・30)が10月31日に放送され、平均視聴率は14・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。7月20日の特別編「ブラタモリスペシャル・東京駅」の13・3%を上回り、今年4月に3年ぶりにレギュラー番組として復活して以来、最高をマークしたことが2日、分かった。31日は富士山3回シリーズの完結編。タモリが人生初の富士山頂を目指した回とあり、注目を集めた。
(途中省略)
31日のテーマは「人はなぜ富士山頂を目指す?」。自他ともに認める“高低差ファン”タモリが“日本最大の高低差・富士山”にチャレンジ。立ちはだかる頂上への急坂に、坂マニアのタモリも悪戦苦闘した。
(ライブドアニュース)
ゴールデン時間帯にNHK総合テレビで放送されている『ブラタモリ』。街歩きの達人・タモリが、全国各地を”ブラブラ”歩きながら街の歴史や人々の暮らしに迫る紀行番組で、タモリの自然体のゆるい雰囲気が高い支持率を得ている。

10月は「人はなぜ山頂を目指す」として3回シリーズで富士山を特集。麓の浅間大社から宝永火口を経て、最終回の10月31日(土)はついに富士山頂へ。この日の放送は、これまでの同シリーズの中で最高の視聴率を記録したという。当会のHPもこの日普段の6倍、300件を超えるアクセスで記録をあっさり更新した。「タモリ」✕「富士山」、なるほど、この組み合わせは日本一だ。

しんがりの案内人を務めたのは、NPO富士山測候所を活用する会の鴨川仁・理事(東京学芸大学准教授)。「測候所がなぜここに建てられたと思いますか?」という質問から始まり、タモリさんにつぎつぎと難問を浴びせるが、いずれもちょっと頭をひねっては解いていく。

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おふたりに雷の説明をするのは鴨川研究室の鈴木祐子さん

最後に測候所を使って行われている鴨川准教授の雷の研究を紹介。岩手県上空で発生したという高さ60㌔㍍という巨大ジェット(雲と宇宙の間で起こる雷)を捉えた動画映像による解説は、実にわかりやすく説得力が。

「富士山は二度おいしいんです。天気が悪いときはすぐ近くで雷が撮影できる。天気が良いときも遠くで発生する雷現象が撮れるから」との話には、タモリさん「・・・!?」
さらに「外国では飛行機を飛ばして観測しているが、富士山ではここにカメラを置いているだけで撮影できる」という説明には、「つまり飛行機代がかからないということか・・・アッハッハ」と、ひとりでご納得。

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つまり富士山(の観測)では飛行機代がかからないということか・・・わかりやすい話に思わず破顔一笑

撮影日(8月末)の前日に多くの観測グループが撤収した後だったため、残念ながらすべての研究の様子はお見せすることができなかったものの、国立環境研究所が越冬観測している二酸化炭素やPM2.5などの観測の紹介もあり、ここでの研究が地球温暖化防止、ひいては人々の暮らしや生活を豊かにするのにつながっていることをきっちり伝えていただいた。

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国立環境研究所の富士山頂での二酸化炭素観測データとハワイ・マウナロアの観測データのグラフ。

タモリさんが最後にまとめてくれたように、富士山頂が信仰だけでなく科学研究の拠点でもあることが広く認識されたと思う。番組終了後、あちこちから反響のメールが寄せられた。ブラタモリ史上最高の14.7%を記録したことは、われわれのNPOの活動を広く知ってもらう意味で最高の広報になったといえよう。


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富士山測候所の案内人を務めた鴨川仁・東京学芸大学准教授。

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