太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

2016年01月

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東京理科大学総合研究院山岳大気研究部門主催、当NPO法人共催のもと、昨年12月26日(土)に東京理科大学森戸記念館において富士山大気観測2015データ検討会を開催しました。

当日は10を越える機関から海外の研究者を含む計53名の参加がありました。検討会では大気化学や大気物理のテーマを中心に22件の口頭発表と、6件のポスター発表があり、終始活発な議論が行われました。また、地球環境基金で助成されているフジサットグループの発表もありました。

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(写真提供 東京学芸大学 小名木すみれさん)

研究集会での口頭発表は初めてという学部学生の皆さんも立派に発表して検討会を盛り上げました。

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 研究集会での口頭発表は初めてという学部学生(写真提供 東京理科大学 吉末百花さん)

研究発表の後は、2016年度の夏季観測に向け、山頂庁舎の設備等について話し合いが行われました。検討会終了後は神楽坂の某居酒屋で交流会を行いました。時間を超えて話し込んだり、退席する先生を捕まえて別れを惜しんだりする姿も見られました。

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 退席する先生を捕まえて別れを惜しむ?(写真提供 東京学芸大学 小名木すみれさん)

(レポーター: 会員・東京理科大学 岩本洋子)


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諸般の事情により、遅れに遅れていた会報誌『芙蓉の新風』Vol.10の発行。
本日午前、印刷屋から納品。

二人がかりで1日かけて650部の発送を完了しました。フー・・・ッ。
週明けには、皆様のお手元に届けられることでしょう。

なお、HPでもこちらからPDFをダウンロードしてご覧になれます。

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1月8日(金),9日(土)に日本大気電気学会研究発表会が電気通信大学で開かれました。

昨夏、富士山測候所や太郎坊で観測されたデータを用いて、学生が口頭発表を行いました。東京理科大学は大気イオンやエアロゾル、東京学芸大学は雷や大気電場についての研究です。

やはり人前で話をするときは緊張しますね・・・ 本番直前までパワーポイントを修正したり説明練習をしたり、ヒヤヒヤしていました。(あまりの緊張で本番がどうだったのか覚えていません。笑)

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私も実際に富士山頂に登り測候所で観測作業をしたのですが、自分たちが苦労して得たデータを使って結果が見えたときの喜びは、この上ないものでした!まだまだ解析は足りないですが、この苦労を無駄にしないためにも更なる研究を進めていきます。

気が早いかもしれませんが、今年の夏も良いデータが取れることを願っています!
(レポート:東京学芸大学鴨川研究室 学生会員・石川朗子)



(注)日本大気電気学会第94回研究会における富士山関係の発表は以下のとおりです。
なお、富士山関係の論文・学会発表等は全てこちらに登録してあります。

(東京理科大学)
橋口 翔、三浦和彦、青木一真、富士山麓および東京神楽坂におけるエアロゾル気柱積算粒径分布の比較、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

片岡良太、監物友幸、須藤俊明、川口 尚輝、岩本洋子、三浦和彦、加藤俊吾、富士山頂および富士山麓太郎坊における粒径分布の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

佐藤光之介、監物友幸、片岡良太、岩本洋子、三浦和彦、2015年夏季の富士山頂における雲凝結核の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

土井瀬菜、岩本洋子、三浦和彦、富士山で捕集したエアロゾルの個別粒子分析、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

(東京学芸大学)
大島燦, 安本勝, 林修吾, 成嶌友佑, 石川朗子, 鴨川仁、富士山測候所直撃雷について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

石川朗子, 大島燦, 三浦和彦, 鴨川仁、雷雲直下の強電場における大気電気について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

成嶌友佑, 鈴木裕子, 鈴木智幸, 鴨川仁、2015年富士山頂から観測されたスプライトについて、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

鈴木智幸, 鈴木裕子, 成嶌友佑, 大島燦, 林修吾, 鴨川仁, 巨大ジェットを発生させた雷雲の構造, 日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016


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認定通知書を手に畠山理事長(中央)と三浦事務局長(左)土器屋理事(右)@都庁27F生活文化局消費生活部前にて

東京都から電話が入ったのは、まだ正月休み気分も抜け切らない1月5日(火)午前10時過ぎのことである。認定NPO法人に認定されることが決定した。昨年暮れから待ちに待っていた朗報は、クリスマスには間に合わなかったものの、新年早々のお年玉となった。

認定日となった1月8日(金)午後、都庁において畠山理事長に認定NPO法人の認定通知書が手渡された。認定NPO法人の認定を受けるための申請をしたのは昨年6月26日であるから、審査決定まで約半年を要したことになる。

3年前に取得した仮認定NPO法人の有効期限は今年の7月までとなっていたため、寄付者に対する税制優遇措置が途切れないようにするには、その前に認定を受けることは至上命令であった。綱渡り的ではあるが、期間内に無事移行することができたのは何よりだった。

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 認定NPO法人の通知書。認定の有効期間は本日から2021年1月7日までとある。

ここに至るまで全てが順調だったわけではない。認定申請は一昨年(2014年)に準備をしていたのであるが、手続きに不備があり12月になって申請を取り下げることになった。この結果、円滑な移行をするために残された申請のワンチャンスは2015年7月となり、すべての日程はここから逆算して組み直し、背水の陣を敷いた。

2015年3月には理事会と臨時総会を開催して定款を変更。関係資料も徹底して整備し、満を持して臨んだのが今回の申請である。認定は2年越しとなったが、これからのNPOの運営を考えると1年間の回り道は決して無駄にはならなかったであろう。

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認定通知書をいただくにあたり、書面により何点かの注意事項の説明を受けた。決められた時期に必要な手続きをとらないと失効すること、基準を満たさなくなると取り消しになること、などなど。認定をとるときよりも、これからそれを維持していくことの方が難しく大変であることを改めて認識し、身の引き締まる思いであった。

次の更新の申請時期は、2020年の7月から10月までとなった。ちょうど東京オリンピックが開催されている時期と重なる。まだ先のように思われるかもしれないが、申請時に提出する実績資料は今年度分から含まれているため、もうすでに申請の準備は始まっているのである。心してこれからの業務運営にあたらなくてはと、5年後の更新とオリンピックに思いをはせた。

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帰りがけ都庁の1Fで見かけた「2020年夏の東京オリンピック・パラリンピック開催!」ののぼり。


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 東海大学清水キャンパスの屋上から見える富士山


東京学芸大学鴨川研究室では、夏の富士山への落雷を調査するためのVLF帯電波観測装置と、高高度放電発光現象と呼ばれる、雲の上で発生する放電発光現象を撮影するためのカメラを東海大学に設置しています。

今日はその機材のメンテナンスに東海大学清水キャンパスへやってきました。
天気も良く、キャンパスの屋上から見える富士山の景色はまさに絶景です。
富士山頂はかなり雪が溶けていることがわかります。

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 静岡おでんは汁が真っ黒!

お昼ごはんに、キャンパスの近くにあるお店「鐘庵」で名物の桜えびかきあげと静岡おでん(汁が真っ黒!)を食べました。もちろん全部美味しかったのですが、特に桜えびがサクサクふわふわで、一口ごとに香りが広がり絶品でした。

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 名物の桜えびかきあげはサクサクふわふわで、一口ごとに香りが広がり絶品

富士山の美しい景色と美味しいご飯でお腹と心を満たしたところで、機材メンテナンスの続きにとりかかりたいと思います!


(レポート:東京学芸大学鴨川研究室 学生会員・小名木すみれ)

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