180202企業キャラバンチラシ (1)

クラウドファンディングに見事に成功した早稲田大学大河内研の島田幸治郎先生に誘われて2月2日、18時~21時、新宿NPO協働推進センターで開かれた表記の集まりに参加しました。これは、クラウドファンディングの過程で得られた新しい人間関係をNPOの発展(特に経営改良のために)利用してほしいという早稲田大学側のご厚意と提案によるものです。「芙蓉の新風」発行時期だったために、事務局側の準備が十分とは言えませんでしたが、今後のNPO経営のために急きょ、NPOから事務局・増田と広報の土器屋が島田先生と一緒に参加しましたのでその結果を報告します。

NPOの財政状況を考えると、最初の5年はJAMSTECとの共同研究を基盤に会費と寄付や受託事業などで成り立っていましたが、JAMSTECの機構改革で共同研究が終了した後は、三井物産の環境基金など助成金が基盤経費になり、3年継続助成を2回頂き活動を続けてきました。それも最近では、民間助成団体の環境助成終了、助成額の減少、継続案件が少なくなるなどの影響で、状況は厳しくなっています。2014年ごろからNPOは事務局を中心に、自主事業による収入の安定化を図ってきましたが、それだけではまだ、全経費をカバーできません。企業との提携が将来のブレークスルーになる可能性を探る機会とも考えました。

今回は、その手始めでしたが、プログラム(上のビラ)の進行は協働推進センター事務局の及川氏ほかにより手際よく勧められ、迫力ある話を、2時間聞き、最後に、各自30秒の自己紹介の時間が与えられましたが、みなさん若くて元気でプレゼンに慣れているという印象を受けました。特に、プレゼンの中のアップライジングの社会貢献事例説明の斎藤幸一氏の元ボクサーという経歴や、信じがたいほどのアクティブな活動に圧倒される話でした。

参加企業、参加NPOの表は下に示しますが、最後の一時間に行われた懇親会は、1000円の会費では申し訳ないような、手作りのおでん、サラダ、お赤飯などが並び、ビールを片手ににぎやかに話し合いました。そこで頑張って名刺を持っているだけ配り、頂いた名刺が16名17枚。その中には、英文ブックレットの話や、新聞記事、山頂の降水量などに興味を示して下さる方もありました。

話の中で、私たちのNPOが富士山測候所の「保存」ではなく「活用」していることに、「初めて知った」とか「測候所はまだあったのですか」と云う方が多かったですが、それだけに、島田先生のこの間の努力によって興味を持って下さる方が多い今を大切に、直ちに、収入に繋がらなくても、NPOの活動をこれまでと違った(研究者以外の)方がたにも知っていただくことはNPO活動としての将来につながるので、今後、とかく「発信しない事務局」というイメージをもたれないようにしなければと思いました。

kigyo

NPO

週明けの月曜日に、先週、名刺を頂いた方々に資料を送ろうと事務局へ行ったところ、早速、アップライジングの斎藤幸一さまから、「話を聞いて頂きありがとうございます・・・」という、手書きのお葉書を頂きました。講演では、あまりの成功話の連続に驚きましたが、このフットワークとフォローがあってこその成功と納得した次第です。大変良い勉強の場だったと思います。各企業やNPOとの関係などは今後、ご報告したいと思います(広報)

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