太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2022年09月

富士山環境研究センター特任研究員の源泰拓特任研究員はこのたび総合研究大学院大学 複合科学研究科 極域科学専攻にて、「南極・昭和基地における大気電場変動と全地球電気回路に関する研究」で、学位を授与されました。

以下、学位授与式に参加した源さんからの報告をご紹介します。(広報委員会)

9月28日、総合研究大学院大学(神奈川県葉山町)で開催された学位授与式に参加してきました。


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この日に学位を授与されたのは28人、論文博士は私ともう一人の合計2名でした。
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お名前から、外国人留学生じゃないかな?と思われる人が16人で、学長の式辞も英語でした。
28人のうち、よい雑誌に論文を出した優秀な人が6人(SOKENDAI賞3人、研究科賞3人)表彰されましたが、6人のうち5人が(たぶん)留学生の方でした。日本の学生も頑張らないとなあ、と思いましたが、私もその頑張らなくてはいけない一人ではあるのです。
博士論文は提出したものの、まだ学術誌には投稿していないものもあり、この日も極地研究所の先生にはっぱをかけられたところです。その一方で、この後は南極の厳しい環境での研究観測の経験を活かして、富士山での大気電場観測に参加・貢献していく所存です。




認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


富士山測候所で行う夏期観測には、学術科学研究を対象とした「研究テーマ」と学術研究以外を対象とした「活用テーマ」があります。
2022年夏期観測で行われた活用テーマの中で、通信に関連したプロジェクトをいくつかご紹介します。

携帯キャリア4社が5G(山頂付近)他の携帯電話通信サービスの実証実験を行いました。
内容については携帯キャリア各社の発表した報道関係資料から引用します。


1. NTTドコモ株式会社
株式会社NTTドコモは、今年も富士山の山開き期間中※1、富士山頂の剣が峰付近において「瞬速5G®」※2※3および4G(LTE)/3G(FOMA®)の通信サービスを、山小屋※4において4G(LTE)/3G(FOMA)の通信サービスおよびd Wi-Fiのスポットを2022年7月上旬から提供いたします。
※1:山開きの予定は富士登山オフィシャルサイトでご確認ください。
※2:広域帯な5G専用の周波数帯(3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯)を用いることで、高速・大容量な通信が可能となるサービスです。
※3:対応の機種に限ります。詳しくはドコモのホームページをご確認ください。
※4:一部の山小屋を除きます。また、通信サービスをご利用いただけるのは各山小屋の営業期間内のみです。
docomo




2. KDDI株式会社

KDDIは、快適な通信環境の提供による安心・安全な富士登山のサポートのため、通年提供する登山口・登山道の4G LTEに加えて、富士山頂の5Gおよび4G LTEのエリア化を2022年7月上旬から2022年8月下旬まで実施します。また、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(以下 Wi2)は、2016年から富士山の開山期間中に提供している無料のWi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を、2022年7月から2022年9月上旬まで(注1)富士山の山小屋を含む46カ所で提供します。

kddi



3. ソフトバンク株式会社
ソフトバンクは、登山期間中の富士山頂に基地局を設置するなど、富士登山で快適な通信サービスをご利用いただけるよう、エリア対策を毎年実施しています。今年も7月上旬から8月下旬までの登山期間中に、山頂や山小屋などに 「SoftBank 5G」や「SoftBank 4G LTE」などの通信設備を設置して、高速データ通信サービスを提供します。
ソフトバンクは、富士山での通信環境を整備することにより、お客さまの富士登山での安全確保と、登頂の喜びや感動の共有をサポートします。
softbank



4. 楽天モバイル株式会社
富士山頂においては、標高3,776mの富士山剣ヶ峰付近で5G通信サービスを、また山頂を一周することのできるお鉢巡りでは4G通信サービスをご利用いただけます。また山頂に加え、3つの登山道(富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルート)において、4G通信サービスの提供エリア化に成功しました(注2)。
(注2)電波状況により通信・通話が利用できない場合がございます。なお2019年10月のサービス開始当初より、パートナー回線による4G通信サービスの提供を実施しています。
rakuten



また、富士山測候所に気象観測装置、全天球カメラを設置し、今現在のリアルな富士山の気象を観測・データ収集。その観測データを素に、写真やグラフを使用し、様々なユーザーに向けて情報を提供するサイト「イマフジ。」もオープンしました。


5. 青山シビルエンジニヤリング株式会社
予報ではない、リアルな今の富士山の空を知る。
日本で一番有名な山、富士山。
登山する人、富士山が好きな人、さまざまな目的から富士山を知りたい人へ。
『「イマフジ。」今の富士山の気象を知る』では、今現在の富士山頂(剣ヶ峰)と各登山道の気象情報を検定品の気象観測装置(一部非検定品)で情報を提供いたします。
また、富士山頂(剣ヶ峰)では全天球カメラによる10分更新の最新静止画も観る事ができます。
aoyama




2022年夏期観測で行われた活用テーマを一部ですが紹介させていただきました。
夏期観測ではいろいろな形で富士山測候所が活用されています。
これからも、富士山登山をする皆様に快適な環境を提供する実証実験の場として利用していただければと思います。

(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは

2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

  

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  スプライトの写真(2013年7月22日)


世界的な学術誌Atmosphereに上の論文が掲載されました。
NPOメンバー、鈴木智幸博士、鴨川仁専務理事、藤原博伸研究員らが連名で、
富士山頂で観測されたスプライトに関する論文です。
以下に鈴木博士による簡単な説明をご紹介します。

・論文の簡単な説明
 雷雲の電気的な活動に伴う放電現象は、雷雲内及び落雷のみならず雷雲上空でも発生しており、総称して高高度放電発光現象と呼ばれている。富士山山頂は、見通しがよく、下層雲よりも高い位置にあるため、高高度放電発光現象とその原因となる雷雲内の放電発光及び雷雲そのものを横から撮影できるという利点を有している。富士山山頂での光学観測は2012年から開始し、2013年7月22日に富士山山頂から初めて、高高度放電発光現象の一つである、雷雲内の大きな正電荷の中和に伴い発生する巨大な高高度放電発光現象のスプライトが6事例撮影された。そのうち5事例は、宮城県の太平洋岸で発生した大きな正極性落雷に伴い発生し、この正極性落雷は巨大な雷雲の層状エコー域下で発生したことが分かった。層状性エコー頂が対流性エコー頂から切り離された以降もスプラトが発生していた。幸運なことにこの層状性エコー域直下では気象庁のウインドプロファイラが稼働しており、スプライトの原因となった層状性エコー域のウインドプロファイラの観測から、層状性エコー域内では弱い下降流が卓越しており、層状雲下部では、エコー強度が強まっていた。このことから、層状雲内部に蓄積していたと思われる正電荷は、層状性エコー内で生成されていた可能性が示唆された。一方、1事例のスプライトは福島県の巨大な雷雲の対流域付近で発生した正極性落雷により発生しており、富士山山頂から撮影された動画から、少なくとも150msの連続電流に伴う雷放電発光が見られ、この雷放電によりスプライトが発生していたことが分かった。

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富士山頂で観測する鈴木博士

富士山頂が、遠方の雷関連現象を観測するのに素晴らしい観測サイトであることが、また一つ明らかになった嬉しいご報告です。

(広報委員会)





認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは

2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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第63回大気環境学会速報(前半)の続き…

学会の大会ページ

特別集会1「特別集会1 大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価 」
は大河内博副理事長が世話人のマイクロプラスチック研究最前線の人気企画です。
この集会はポスターセッションと並行して行われました。

日時:2022年9月14日 13:00-15:30
・世話人:大河内博(早稲田大学創造理工学部)
・会場:A会場(118大講義室)
・座長:反町篤行(東洋大学),岩本洋子(広島大学)
・講演:
1. 環境研究総合推進費:大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価:大河内博(早稲田大学) 
2. µFTIR ATRイメージングによるAMPs分析法の開発:新居田恭弘(パーキンエルマージャパン)
3. 熱分解GCMSの大気マイクロプラスチックへの適用:竹内政樹(徳島大学)
4. マイクロプラスチックの3次元モデル予測に向けて:梶野瑞王,足立光司(気象研究所)
5. 道路粉塵の健康影響評価:都市型PN2.5との比較:石原康宏(広島大学)

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第2日目(9月15日)の午前中は一般講演、午後は年会総会、受賞記念講演と公開シンポジウムが行われました。

一般公演C会場では、静岡理工科大学の南齋勉准教授の座長で、村田浩太郎さんが下記の講演を行いました。
村田浩太郎、米持真一(埼玉県環境科学国際センター)、大河内博(早稲田大)、鴨川仁(静岡県大)
「自由対流圏における氷晶核濃度-2021年夏季の富士山頂における観測」

午後の年会総会では、若手・学生口頭発表賞及びポスター賞の表彰が行われ、早稲田大学の駒場さん(M2)と坂口さん(M1)がポスター賞を受賞しました。内容は富士山研究ではありませんが、研究の仲間として嬉しいニュースです。(受賞ポスターを下記に示します)

「都市大気中および雨水中農薬の実態解明と個人暴露評価のためのウェラブルサンプラーの開発」駒場啓祐1,大河内博1,鈴木美成 2,川嶋文人3
(1早稲田大学大学院創造理工学研究科,2国立医薬品食品衛生研究所,3愛媛大学)
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「首都圏近郊山間部における渓流水を通じた微量金属元素の流出挙動と大気沈着の影響評価(6)」
阪口悠宇1),大河内博1),中野孝教2) ,佐瀨裕之3),諸橋将雪3)
1)早稲田大学大学院創造理工学研究科,2)総合地球環境学研究所,3)アジア大気汚染研究センター
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第3日目(9月16日)は午前中に一般講演があり、3年ぶりに対面で行われた第63回大気環境学会がの幕を閉じました。

本NPOから第63回大気環境学会会場に「成果報告会 講演予稿集」を提供させていただきました。
まとめ役をしていただいた南齋先生から、下記のメールを頂きました。

第63回大気環境学会年会にお送りいただいた成果報告会 講演予稿集についてご報告いたします。
初日の段階で19部、24部、12部(13回、14回、15回)と好調な配布状況で、現在の残数は、7部、12部、0部となっています。

南齋先生、竹中先生はじめ大会運営員のみなさま、本NPOのPRにご協力頂き、大変有難うございました。
これからも、本NPOの研究活動が広く知られるように活動したいと思います。


また、
第63回大気環境学会年会に先立ち9月9日に行われた令和4年度大気環境学会定時総会において、
本NPOの土器屋由紀子理事(他5名)が大気環境学会名誉会員に推戴されました。
横田久司東京事務所長(令和3年度推戴)に続いてNPO関係者で2人目の大気環境学会名誉会員になりました。

(広報委員会)




認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

  

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9月14日より第63回大気環境学会が大阪公立大学でスタートしました。
久しぶりの対面学会、今年度から新しい組織になった大阪公立大学中百舌鳥キャンパスです。
しかも、年会長は本NPOにも発足の当初から参加されている竹中規訓教授です。

大阪公立大学はWikipediaによると
大阪公立大学(おおさかこうりつだいがく、英語Osaka Metropolitan University[2])は、大阪府大阪市阿倍野区旭町1-2-7に本部を置く日本公立大学である。1880年創立、2022年大学設置。公立大学法人大阪が、大阪府立大学大阪市立大学を統合して新設された[2]大学の略称公大[3](こうだい)、OMU[4]

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早速、事務局からお願いして本NPO関連の出版物を置かせていただいています。

本NPO関係の講演については:午前中のC会場で
大河内研究室の王一澤さんの講演がありました。
1C1025 王一澤、大河内博、吉田昇栄、速水洋(早稲田大)、竹内政樹(徳島大)、反町篤行(東洋大)、藤井祐介、竹中規訓(大阪公立大)、山口高志(北海道立総合研)、勝見尚也(石川県大)、松木篤(金沢大)、梶野瑞王、足立光司(気象研)、石原康宏、岩本洋子(広島大)、新居田恭弘(パーキンエルマージャパン)
「大気中マイクロプラスチックの起源・動態・健康影響(6)雲水中マイクロプラスチック」

また、D会場「若手・学生セッション2」で都立大学の矢田茂久さんの下記講演がありました。

ID1014 矢田茂久、加藤俊吾(東京都立大)、和田龍一(帝京科学大)、大河内博(早稲田大)、三浦和彦(東京理科大/富士山環境研究センター)、土器屋由紀子(富士山環境研究センター)、鴨川仁(静岡県立大)
「富士山頂の夏季におけるCO、O3の長期観測」

午後のポスターセッションでは

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周雪婷、井田亮汰、村田克、久保田裕仁、大河内博(早稲田大)、米持真一(埼玉県環境科学国際センター)
「都市大気および自由対流圏大気PM2.5およびPM1の質量濃度と化学組成の特徴(2)」

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篠崎大樹、大河内博、速水洋(早稲田大)、加藤俊吾(東京都立大)、和田龍一(帝京科学大)、勝見尚也(石川県立大)、松木篤(金沢大)
「森林由来一次・二次有機エアロゾルの動態と豪雨形成に及ぼす影響(4)」

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P040
篠原和将、大河内博、速水洋(早稲田大)、勝見尚也(石川県大)、松木篤(金沢大)
「大気中フミン様物質の動態・起源・環境リスクに関する研究(5)」

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P053
神谷祐翔、南齋勉(静理工大)、山本祐志(グリンブルー)、大河内博(早稲田大)
「富士山麓におけるドローン採取による単一雲滴中の硫酸塩定量」

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P056
佐藤颯人、和田龍一(帝京科学大)、定永晴宗(大阪府立大)、加藤俊吾(東京都立大)、大河内博(早稲田大)、三浦和彦(東京理科大/富士山環境セ)、小林拓(山梨大)、鴨川仁(静岡県大)、皆己幸也(石川県大)、松見豊(名古屋大)、梶野瑞王(気象研)、松本淳(早稲田大)、米村正一郎(県立広島大)、速水洋(早稲田大)、畠山史郎(アジア大気汚染セ)
「富士山頂と富士山5合目太郎坊におけるNOx,NO2,NOy濃度の計測」

ポスターセッションと並行して特別集会があり、その中で大河内副理事長が世話人をつとめた下記の集会がありました。詳しくはこのブログの「後半」でお知らせします。
特別集会1 大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価 

趣旨・内容(200字程度)マイクロプラスチック(MPsは、海洋,河川,道路粉塵やヒト肺、妊婦の胎盤、糞便,血液などからも検出されている。MPs の体内への侵入経路として経気道曝露が最も重要であるが,大気中マイクロプラスチック(Airborne MicroPlastics; AMPs)には不明な点が多い.我々は2021年より環境研究総合推進費を受けて大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響に関する研究をスタートさせた.ここでは,研究成果の一端をご紹介したい.


大河内研究室の学生さんたちがポスター賞を受賞したニュースを含めて、「後半」をご期待ください。
「前半」の写真提供は埼玉県環境環境科学国際センターの村田浩太郎さんです。
2日目には、南齋先生のセッションでの村田さんの口頭発表も予定されています。

(広報委員会)




認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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