太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2023年09月

 2014年9月27日11時52分、長野県の御嶽山で噴火が発生し、火口付近で登山を楽しんでいた登山者58名が死亡、行方不明者が5名という、日本における戦後最悪の人的被害を出した火山災害が発生しました。
 確かに多くの方がお亡くなりになったのですが、あえて申し上げると噴火規模としては実は極めて小さかったのです。たまたま紅葉の時期で好天の土曜日のお昼という、最も登山者が多い時期と時間帯に発生したためにこのような事態となってしまいました。
 名古屋大学では、噴火発生の1週間ぐらい前から、御嶽山で微小地震活動が増加している事を把握していましたが、それらの情報を気象庁もうまく使う事ができませんでした。名古屋大学のデータは気象庁にも届いていたのですが、この災害は情報伝達の問題が大きかったと考えています。すぐ出来る事として、例えば御嶽山に限らず各火山の活動を示す火山性地震の数などは気象庁や防災科学技術研究所のウェブサイトだけでなく、やはり登山者が一番確認するであろう観光用のポータルサイトにリンクする事です。またそれに伴い、啓発的なページを整備することが同時に求められます。これは富士山についても、今後統一的なポータルサイトが必要と考える理由です。さらに富士山の場合は複数言語で整備する事も求められるかもしれません。
 次の図は当時の名古屋大学のウェブサイトに掲載されていた情報です。
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名古屋大学が噴火後にウェブサイトで公表した図。
図中の赤い点が火山性地震の発生場所を示します。

 ところが次にお見せするように、気象庁が観測していた火山性地震は名古屋大学が観測した火山性地震の3割ほどの数だったのです。

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黒線が名古屋大学が観測した地震数、赤線が気象庁が観測した地震数

 それでは”戦後最大の犠牲者を出した”この2014年の御嶽の噴火の規模はどの程度だったのか、次にお示しします図は17世紀以降の日本の火山噴火のまとめです。実は規模としては2014年の御嶽山噴火は極めて小規模な噴火だったのです。

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 日本における過去の各世紀ごとの噴火の記録をみますと、巨大噴火が100年あたり1回か2回は発生しています。さらに大噴火も100年あたり数回発生していました。ところが20世紀は巨大噴火、大噴火もそれぞれ1回ずつとかなり火山活動が低調な時期であったのです。また今回は触れませんが、地震活動も戦後の高度経済成長期は特に低調で、この事が日本の成長に実は大きなプラスをもたらしたのです。
(文責:長尾年恭)

お待たせしました。久しぶりに長尾理事投稿ブログです。                     
これからも続きますので、ご期待ください。                             
(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の
拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究
者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

今回は、夏期観測2023にトライアルプロジェクト「富士山測候所の建築的変遷ー富士山測候所を例に」で参加した法政大学・建築学科4年生の望月颯希さんの報告です。

「こんにちは、トライアル参加で測候所を利用した望月颯希と申します。私は法政大学で建築を学んでいます。人間の生活できる限界の土地で研究活動を行う施設である富士山測候所に興味を持ち、トライアルに参加しました。」

画像1

トライアル参加時は同研究室の先輩や教員に同行してもらい4人で参加する予定でしたが、日程の問題などから断念、最終的に2名での参加となりました。

8月17日 太郎坊を出発。
昼頃頂上に到着。富士山測候所の内部を案内していただきました。

図2

驚いたのは観測以外の空間の広さでした。
気象庁職員が数か月生活する場所なので、図面によると、2階にある個室(「NPO貸出範囲外)と1階の居間に十分に広い空間が供され、生活の質が担保されているのだと感じました。

図3

立ち入りが危険な西側も、山頂班の方に立ち会っていただいて見学しました。
西側は風が強く切り立っており、この建築の施工の難しさを体感しました。

過去の遺構、立地を調べるためお鉢巡り。
久須志岳を過ぎたあたりで強い雨。びしょ濡れで剣が峰に戻りました。

図4
 旧軍医学校の跡地

土地が均され、RCの基礎の跡も見られました。

図5


三島岳のそばの変電施設。野中倉庫から外壁を剥いだような、末広がりの特徴的な立面形状をしています。富士山には何度も登ったことがありましたが、建築を観察すると新しい発見がいくつもありました。

8月18日 御殿場口から徒歩下山。
道中には雪崩で潰れたのであろう山小屋がいくつかありました。

図6
 8合目、見晴館跡地 

「無事調査を終え、論文を書く材料を集められました。これを機に、またNPOとも関係を持っていきたいと思っているので今後ともよろしくお願いいたします。」

以上が望月さんの報告です。
今回は富士山測候所を訪れた感想が中心でしたが、今後の研究発表に期待しています。
下山後、大学図書館や気象庁図書館での文献調査、本NPOのウェブサイトから『野中至(到)・千代子資料館』の文献に当たり、東京事務所へも質問に来訪、中山良夫氏作成のジオラマの説明も受けて、卒論作成にまい進中です。

資料館のウェブサイトを隅々まで熱心に読んで質問に来られるなど、ウェブサイトがこのように役に立つことがわかり、関係者として嬉しい限りです。
よい卒論が出来て今後の研究活動につながることを祈ります。
(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


夏期観測が終わったと思ったら、もう学会シーズンです。

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久しぶりの対面の大気環境学会はつくばの産業技術総合研究所で行われ、年会長は兼保直樹理事です!

年会長あいさつ
 兼保直樹理事、プログラムの年会長ご挨拶より

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 年会会場 (撮影:村田浩太郎)

三浦理事長から特別集会でのは大河内副理事長講演などの写真が送られてきました。

特別集会2 大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価 (AMΦプロジェクト)
〜自動車非排気粒子,パーソナルケア製品との接点〜
日 時 : 令和 5 年 9 月 14 日(木) 15:30~18:00
会 場 : A 会場(講堂)
世話人 : 大河内博(早稲田大学創造理工学部)
座 長 : 岩本洋子(広島大学),藤井佑介(大阪公立大学)
講 演 :1.AMΦプロジェクト:プラスチック大気汚染はどこまで解明されたのか?
大河内博 1,谷悠人 1,小野塚洋介 1,王一澤 1,速水洋 1,竹内政樹 2,反町篤行 3,藤井佑介 4,竹中規訓 4,宮崎あかね 5,須永奈都 5,羽山伸一 6,徳長ゆり香 6,山口高志 7,勝見尚也 8,松木篤 9,池盛文数 10,梶野瑞王 11,足立光司 11,石原康宏 12,岩本洋子 12,新居田恭弘 13(1. 早稲田大学,2. 徳島大学,3. 東洋大学,4. 大阪公立大学,5. 日本女子大学,6. 日本獣医生命科学大学,7. 北海道立総合研究機構,8. 石川県立大学,9. 金沢大学,10. 名古屋市環境科学調査センター,11. 気象研究所,12. 広島大学,13. PerkinElmer Japan)

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 大河内副理事長による講演

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 岩本洋子座長ほか(撮影:三浦和彦)

また、3日目の大河内副理事長のメールにはM2阪口さんの口頭発表賞受賞の文字が躍っていました。

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 兼保年会長から賞状を受け取る早稲田大学M阪口悠宇さん(撮影:大河内博)

学会賞スライド(坂口)
 阪口さんの講演スライドより

また、2023年度の大気環境学会AJAE 論文賞を本NPOの施設を利用されている速水洋早稲田大学教授を筆頭とする下記の論文が受賞しました。(三浦理事より追加情報です)
速水 洋(早稲田大学)、伊賀悠太(東京理科大学)、板橋秀一(電力中央研究所)、三浦和彦(東京理科大学、会員)、森 樹大(慶應義塾大学、会員)、櫻井達也(明星大学)

Detection of Ship Fuel Sulfur Contents in Exhaust Plumes at the Kanmon Straits, Japan, before and after the Global Sulfur Limit 2020[AJAE Vol. 16, No. 3], Hiroshi Hayami, Yuta Iga, Syuichi Itahashi, Kazuhiko Miura, Tatsuhiro Mori and Tatsuya Sakurai 

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 速水教授の代理で論文賞を受け取る森樹大慶応大学助教

なお、ポスター会場では富士山関係の研究発表も行われています。

富士山体を利用した大気境界層上層および自由対流圏
における酸性ガスおよびエアロゾルの長期観測(7)

○本間旭陽・大河内博・矢田崇将・速水洋(早稲田大学)・勝見尚也・皆
巳幸也(石川県立大学)・小林拓(山梨大学)・三浦和彦(東京理科大学・
富士山環境研究センター)・加藤俊吾(東京都立大学)・和田龍一(帝京科
学大学)・竹内政樹(徳島大学)・戸田敬(熊本大学)・米持真一(埼玉県
環境科学国際センター)・土器屋由紀子(富士山環境研究センター)・畠山
史郎(富士山環境研究センター・アジア大気汚染研究センター)

富士山麓におけるドローン経月採取による単一雨滴中
の硫酸塩定量 ○岡本大地・神谷祐翔・南齋勉(静岡理工科大学)
P-29# 富士山体を利用した自由対流圏および大気境界層にお
ける雲水化学観測(9)

○押見基央・大河内博・王一澤・速水洋(早稲田大学)・勝見尚也・皆巳
幸也(石川県立大学)・米持真一(埼玉県環境科学国際センター)・三浦和
彦(東京理科大学・富士山環境研究センター)・加藤俊吾(東京都立大学)・
和田龍一(帝京科学大学)・竹内政樹(徳島大学)・土器屋由紀子(富士山
環境研究センター)・畠山史郎(富士山環境研究センター・アジア大気汚
染研究センター)・山田佳裕 (香川大学)

P-30# 山間部局地豪雨の化学組成と大気汚染物質の影響評価
(4)

○近藤優名・大河内博・米戸鈴美香・藤原博伸・速水洋(早稲田大学)・
加藤俊吾(東京都立大学)・和田龍一(帝京科学大学)・三浦和彦(東京理
科大学・富士山環境研究センター)・山田佳裕(香川大学)・鴨川仁(静岡
県立大学)

今年の学会シーズンも本NPO関係者の活躍が見込まれるスタートとなりました。
(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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 9月11日7:57(撮影:岩崎洋)

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 傘雲の中から(9月11日9:36,撮影:岩崎洋)

9月11日、閉所直前の山頂です。「風が強くて傘ができています」と岩崎班長から。
傘雲を中から見るとこんな感じなのですね。
その後、「10:04に商用電源断、10:10閉所」はすでにお知らせしました。
下記は仮設庁舎の扉を閉める横山班長です。

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 9月11日10:10閉所(撮影:岩崎洋)

少し前後しますが、9月9日の御来光と夕陽の写真です。
(9月8日は台風の影響でブルドーザーが上がれず、汚水汲み取りや汚物の荷下ろしが出来ませんでした。)

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 9月9日 (撮影:岩崎洋)

9月12日、御殿場事務所では、東京事務所の鈴木茂美、古谷智子事務職員と加藤俊吾理事が出向いて、川原庸照、横山勝丘山頂班長、古谷朋之御殿場班立会いの下に、御殿場事務所の閉所(常駐の終了)を行いました。

今年の夏期観測は、台風の影響により当初9月9日(土)に予定していた閉所を延長し、9月11日(月)10:10に閉所しました。71日の過去最長の観測期間に、447人の研究者が31のプロジェクトを安全裏に実施することができました。

なお、加藤理事より、最近問題になっている山頂の埋設ケーブルに加えて、2007年-12年頃に問題になっていた、仮設ケーブル(太郎坊から73号柱まで)の樹木の繁茂もかなり大変な状態にある…というメールも届いています。
2010年06月25日のブログでもご紹介しましたが、本NPOの発足当時は送電線問題と言えば、架空線の損傷でした。最近埋設ケーブルの被害にで後回しになっていましたが、こちらの森林も着実に繁茂を続けており、手遅れにならに内に伐採が必要です。

何とか無事に今年の夏期観測は終了しました。
本ブログ「夏期観測2023 最終版」には、気象庁との次期5か年の借用契約成立という明るいニュースをお伝えできましたが、来年度への懸念材料も無くなってはいないようです。
さらなるご支援をお願いいたします。

(広報委員会)

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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


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台風にたたられて、閉所が予定より2日遅れになった夏期観測2023も終わり、気象庁との第5期契約更も決まり、次の活動に向けて動き出した本NPOにとって応援になる美しい本が出版されます。

ようこそ! 富士山測候所へ
日本のてっぺんで科学の最前線に挑む

出版社 ‏ : ‎ 旬報社 
初版第一刷発行:2023年10月10日
単行本 ‏ : ‎ 194ページ
価格 ‏ : ‎ ¥1,760

発売は9月28日です。見本を頂きましたので、一足先に紹介させて頂きます。

著者・長谷川敦氏は「青少年読書感想文全国コンクルール課題図書『人がつくった荒川』(旬報社、2022)を書かれた実力者です。本NPOが2022年に上梓した『富士山測候所のはなし』(佐々木一哉、片山葉子、松田千夏、土器屋由紀子編著、成山堂書店)を読んで、取材に来られました。
1967年広島県生まれ。大学生のときに出版関係の会社でアルバイトを開始し、そのまま就職。26歳のときに「世の中で起きているいろんな問題の原因や解決策を、自分で調べ、考え、書く仕事がしたい」と思い、会社をやめてフリーライター(一つの会社に属さずに、いろいろな会社と契約を結んで、個人で書く仕事をやっている人のこと)になる。今は、歴史やビジネス、教育などの分野の仕事が多い。著書に『日本と世界の今がわかるさかのぼり現代史』『世界史と時事ニュースが同時にわかる新地政学』(ともに祝田秀全監修、朝日新聞出版刊)。
著者紹介の最後に、「編集協力:認定NPO法人富士山測候所を活用する会」と明記されています。

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小学校高学年以上の若い世代向けに、富士山測候所の歴史から、現在富士山頂で行われている研究活動の内容まで、とても丁寧で熱心な取材をもとに、大変分かりやすい本に仕上げて下さいました。
対象は若い世代向けですが、大人が読んでも面白く新しい発見に満ちた素敵な本です!

帯の目次によると、富士山測候所の歴史から、本NPOのクラウドファンディングなどの苦労話もあり、研究活動では、お馴染みの大河内副理事長の「富士山の空でマイクロプラスチック」、山本正嘉副理事長の「富士山に登ると人の体はどうなる?」など6件です。
みなさまと、次の世代の方のために是非ご一読を!!

ご予約・ご購入はこちらから


(広報委員会)

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富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
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