太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2024年01月

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Youtube 大気環境を考えるセミナー 空をキレイにするのはキミだ!Clear Sky Tokyo!より


数十年前に比べると
最近、夜空(季節を問わず)を見上げると何となく~
星が綺麗に見えるような気がする。。。
と、40代の私は思っているこの頃です。

そんなところ、、、
「現役大学生×専門家✖SDGsアイドル 
~空気をキレイにするのはキミだ!Clear Sky!~」
大気環境を考えるオンラインセミナーの開催について
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月初旬、大河内副理事長から連絡が入りました。

「東京都のイベントClear Skyで当研究室学生2名がライブ出演して、SDGsアイドルと対談します。
埼玉大名誉教授の坂本先生が大気専門家として出演されるそうです。」

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Youtube 大気環境を考えるセミナー 空をキレイにするのはキミだ!Clear Sky Tokyo!より

セミナー内容は以下の通りです。

SDGsアイドル「ココロリップル」と現役大学生たちが大気環境問題について考えるオンラインセミナーを開催します!
現役の大学生たちが大気環境に関する研究を熱い想いとともに発表!
今、私たちがClear Sky実現のためにできるアクションについても語り合います。
皆さんも、東京の空をキレイにする取組を一緒に考えませんか?是非ご覧ください!!
■出演:坂本和彦氏(埼玉大学名誉教授)、ココロリップル(SDGsアイドル)、
東京電機大学・早稲田大学・横浜国立大学の学生
                 (東京都環境局環境改善部のHPより)


大学生の研究者と、SDGsアイドル、専門家の
分かりやすい解説で、大気環境について学べるセミナーでした!

こちらをクリックすると、ご視聴可能です!


ぜひご覧ください。                      

(広報ボランティアスタッフ:松田千夏) 


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御殿場「水かけ菜」をご存じでしょうか?
毎年、春先に御殿場の知人から「水かけ菜」の美味しいお漬物を頂くのですが、
本日(1月21日)、お昼前にNHK総合テレビを点けたら、ちょうど「水かけ菜」の栽培を紹介していました。

やさいの時間
 NHK 趣味の園芸 やさいの時間 旬ベジ 「二十四節気 富士の湧き水でつくる 水かけ菜」より

水かけ菜の歴史は明治19年にさかのぼり、新潟から入手した菜種の種を京都の水菜の栽培法に倣って、畝間に水を流しながらの栽培をしたところ成功したとのこと。
年間を通して13~14℃の湧き水(注)が、1分間に7000リットルも流れる場所もある御殿場の水田の裏作として定着。1月から3月に美しい緑色の畑が広がります。
 
水かけ菜2

水かけ菜
 「水かけ菜」イメージ画像 御殿場市役所facebookより

湧き水に比べて低い気温によって、夜は霜が葉面を覆い、それが昼間温められるため糖分が濃縮されて、生で食べて甘みが感じられる青菜とのことですが、新しい葉の収穫は手摘みのみで県内消費が中心。県外への出荷は塩づけにして「お漬物」になるとか。
地元では、生の葉を使ってヘルシー餃子やサクラエビを加えてペペロンチーノなどの試作もされていて、水菜ご飯や古漬けの油いためなどと共に今後の利用が増えそうです。

何よりも、この季節に珍しい若々しい緑の魅力は大きく、今後御殿場へ行く楽しみが一つ増えたような気がしました。

注:富士山の湧き水:
富士山の周辺一帯は年間で20億トン以上の降水がありますが、山肌を流れる河川はほとんどありません。これは富士の表層が新富士火山の噴出物である浸透性の高い玄武岩で覆われているために雨水が地下に浸透するからです。地下に浸透した雨水は、新富士火山層の下に存在する古富士山の表面にある浸透性の低い古富士泥流層に達すると、古富士泥流層の表面に沿って地中を流れ、すそ野で湧き水となります。湧き水は、忍野八海、富士五湖の湖底水、湧玉池、あるいは東洋一の湧き水量を誇る柿田川噴水群などとして噴流しています(佐々木一哉)
(『富士山測候所のはなし』(佐々木一哉、片山葉子、松田千夏、土器屋由紀子共編著、成山堂、2022、p9-10,コラム4)

(広報委員会)
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今年は元旦から能登半島地震で大変な新年でした。被災地の一日も早い復旧・復興と被災された方々が一日でも早く普通の生活ができるようお祈りいたします。

NPOの事務所には、先日お送りした会報について、いくつかのご意見をいただきました。

「今更のように富士山測候所跡の活用に尽くされた先見の明に敬意を表します。今後も多方面からの研究に役立ってほしいですね」
(H.M 様、山頂高所医学研究の被検者もされた方)

「このたびは第13回気象文化大賞功労賞の受賞、誠におめでとうございます。
記念の盾(漆でしょうか?)はまさに貴会に相応しい美しい図柄です」
(K.U.様「芙蓉日記の会」関係者の方)

「昨日、会報『芙蓉の新風』Vol.18 拝受いたしました。
同封のリ-フレット(2023年1月発行)を見ていて、気が付いたのですが、
NPO法人の設立総会が行われたのは、2005年11月27日。ということは、
来年2025年は、設立20周年の「節目の年」 Anniversary year !!
今年2024年は、記念事業”準備”の年ですね。この「天空のラボ」は、国際的な研究ネットワークの一環を担うものでもあり、地球規模での、各国の研究成果の発表や、研究者の交流などの機会を通じて、
「世間」に様々な情報発信をしていく、またとない絶好の機会……」
(S.I.様、静岡県在住の古い会員の方)

「本日(1/16)、富士山測候所を活用する会さんから、
会報「芙蓉の新風」が届きました。富士山頂では、多くの研究者の皆さんがいろいろなテーマで研究ができることについて、私たち素人にもわかりやすくご説明いただいておりますので、
ますます富士山に注目を集めることができればよいですね。」
(Y.S.様、私立大の事務にお勤めの方)

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 事務所入り口

上のS.I.様のメールにもありましたが、本NPOも創立20周年に近づいております。
2023年は、富士山がユネスコ世界遺産に登録されて10周年に当たることから、メディアへの露出度も増えるだろうと予想されており、これまでの情報を整理をしてみました。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、などの他、外国のメディアと分けてグラフにしたところ、驚いたのは、2023年後半10月以降の、外国メディアの過熱ぶりです。

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 図1 2006-2023年のNPO関係者のメディア露出度

大河内副理事長の「富士山頂の雲で見つけた大気マイクロプラスチック」の研究成果は、昨年(2023年)Environ. Chem. Lett.に掲載されたということもあり、秋口から取り上げられはじめて、10月には外国メディアへの露出が100件を超え(早稲田大学、王さん調べ)、これまでのグラフの縦軸の変更が必要でした。特に、12月にNew York Timesに「2023年に初めて明らかになった20件」の一つに選ばれてからは、大河内副理事長に取材が殺到したようです。

本NPOの裏方としては、これまで「富士山測候所」をなんとか維持し続けてきて本当に良かったとおもいました。その余波がつづき、今後、観測地点としての「富士山頂」がさらに広く認識されることを期待しております。
(広報委員会)


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1月1日、能登半島で極めて大きな地震が発生してしまいました。お亡くなりになった方のご冥福を祈るとともに、被災された方の速やかな復興を願うばかりです。

この地震、実は日本で発生した活断層型の地震としては、観測史上最大であったようです。

地震のエネルギーはマグニチュードで表しますが、このマグニチュードには沢山の種類(およそ10種類)があり、気象庁が用いているマグニチュードは「気象庁マグニチュード」と呼ばれています(Mjと表記します。jは気象庁(Japan Meteorological Agencyの頭文字)のjを意味します)。

それに対し、客観的に地震のエネルギーを表すにはモーメントマグニチュード(Mw)というものを使用します。モーメントマグニチュードとは、断層面の大きさと、それがどれくらいずれたかに依存します。別の言い方をしますと、ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ(剛性率)で計算します。岩石の硬さはほぼ一定と見做せるので、基本的にどれだけ大きな面積がどれだけずれたかで決める事が出来るのです。

モーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効である事がわかっています。このモーメントマグニチュードは、1977年に日本の地震学者、金森博雄教授により考案されました。

ちなみに金森先生は長尾の指導教官であった故・上田誠也教授が、東京大学理学部で助教授を務められていた時の助手であったそうです。当時、その研究室の教授は竹内均先生(1973年の小松左京原作映画『日本沈没』にも地球物理学者役で出演)で、助教授が上田先生、助手が金森先生というまさにCenter of Excellence を地でいくものであったと考えています。

このモーメントマグニチュードで、過去に発生した日本の地震について比較してみますと、1月1日の地震は1891年の濃尾地震とほぼ同じ規模の、内陸地震としては、過去最大級であった事がわかりました。実はとんでも無い規模の内陸地震(=直下型地震)が発生していたのです。

次の図は過去に日本で発生した地震の大きさ(エネルギー)を比較したものです。プレート沈み込みに伴う巨大地震には東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震や関東大震災を引き起こした大正関東地震があります。今後発生が予想される南海トラフの巨大地震も同じカテゴリーの地震です。


内陸地震Mw大きさ比較修正版

 日本で過去に発生した地震のモーメントマグニチュードによる比較

令和6年能登半島地震は、内陸の活断層型の地震に分類されます。阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震も熊本地震も活断層の地震です。また1891年の濃尾地震は気象庁マグニチュードでは8.0という値ですが、モーメントマグニチュードは近年再決定されており、Mw7.5という値が広く認められています。

つまり1月1日の地震は、近代的な地震観測による記録が存在する中では、史上最大の内陸・活断層型の地震であったのです。

ここで地震学の基礎知識として、マグニチュードが1違うと、そのエネルギーはどれくらい違うかという事をまとめてみました。
非常に簡単に言いますと、マグニチュードが2違うとそのエネルギーは1,000倍違うというのがマグニチュードの定義です。
つまりマグニチュードが1違うとルート1,000という事になり、約32倍のエネルギーとなるのです。
マグニチュード5と7では1,000倍エネルギーが違い、マグニチュード6と8でも1,000倍の違いという事になります。次の図を参考にして頂ければ幸いです。

マグニチュードとエネルギー

(文責:長尾年恭)

(広報委員会)

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元旦の能登半島地震に始まった年の初めですが、東京事務所は9日から始まっております。
本NPO会員の中にも、被災地域に在住や研究サイトを持つ理事や研究者が多く、
メールの端々には

「私自身は帰省中で、家族の一部は石川に残っておりましたが無事でした。また自宅も職場も一部で雪崩が発生した程度でした。ただ、輪島に帰省していて昨日ようやく連絡が取れた学生は、「命は助かったが家にはもう住めない」と言っておりました。また金沢市内でも、ご存じの方も多い本学教員の勝見尚也さん(本NPO会員)宅が漏水のため緊急避難中です。」
(石川県野々市市在住:皆巳幸也副事務局長)

「・・・緊急地震速報がなくても船酔いみたいな気分で、余震におびえながら過ごしています。」
(富山県滑川市在住:木戸瑞佳会員)

など心配な言葉が散見され、
夫々の安否を心配しながらの新年です。

今年は、新しい新宿事務所へ引っ越して3年目です。
1月10日には恒例の仕事始め「会報の発送」が行われました。

机の上

出来上がった会報などの発送物を手際よく袋詰にするシステムは、ベテランの三浦亮子さんによってすでに出来上がっていて、鈴木茂美さん、古谷智子さん他の手でどんどん封筒が完成してゆきます。

545通の封筒が出来上がったのは14時過ぎ。

15時過ぎに三浦和彦理事長が「富士山:日本の美V」という重い本と美味しいお菓子を持って陣中見舞いに訪れた頃には、発送処理もすべて完了することができました。

富士山

本とお菓子

会員はじめ、ご寄付を頂いた方々のお手元には近々到着すると思います。
(夏以降にはウェブサイトへも掲載される予定です。)

能登の地震の余震はまだ続いており、亡くなられた方も200名を越しました。行方不明の方々もおられ、2万人以上の被災者の方々が寒さの中の避難生活を送っているとのことです。
被災地の一日も早い復旧・復興と被災された方々が一日でも早く普通の生活ができるようお祈りいたします。

富士山頂での研究活動は今年18年目を迎えます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(広報委員会)


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