太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 スタッフブログ

カテゴリ: 会員レポート



写真 2016-01-09 15 24 48x

1月8日(金),9日(土)に日本大気電気学会研究発表会が電気通信大学で開かれました。

昨夏、富士山測候所や太郎坊で観測されたデータを用いて、学生が口頭発表を行いました。東京理科大学は大気イオンやエアロゾル、東京学芸大学は雷や大気電場についての研究です。

やはり人前で話をするときは緊張しますね・・・ 本番直前までパワーポイントを修正したり説明練習をしたり、ヒヤヒヤしていました。(あまりの緊張で本番がどうだったのか覚えていません。笑)

50833x

私も実際に富士山頂に登り測候所で観測作業をしたのですが、自分たちが苦労して得たデータを使って結果が見えたときの喜びは、この上ないものでした!まだまだ解析は足りないですが、この苦労を無駄にしないためにも更なる研究を進めていきます。

気が早いかもしれませんが、今年の夏も良いデータが取れることを願っています!
(レポート:東京学芸大学鴨川研究室 学生会員・石川朗子)



(注)日本大気電気学会第94回研究会における富士山関係の発表は以下のとおりです。
なお、富士山関係の論文・学会発表等は全てこちらに登録してあります。

(東京理科大学)
橋口 翔、三浦和彦、青木一真、富士山麓および東京神楽坂におけるエアロゾル気柱積算粒径分布の比較、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

片岡良太、監物友幸、須藤俊明、川口 尚輝、岩本洋子、三浦和彦、加藤俊吾、富士山頂および富士山麓太郎坊における粒径分布の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

佐藤光之介、監物友幸、片岡良太、岩本洋子、三浦和彦、2015年夏季の富士山頂における雲凝結核の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

土井瀬菜、岩本洋子、三浦和彦、富士山で捕集したエアロゾルの個別粒子分析、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8

(東京学芸大学)
大島燦, 安本勝, 林修吾, 成嶌友佑, 石川朗子, 鴨川仁、富士山測候所直撃雷について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

石川朗子, 大島燦, 三浦和彦, 鴨川仁、雷雲直下の強電場における大気電気について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

成嶌友佑, 鈴木裕子, 鈴木智幸, 鴨川仁、2015年富士山頂から観測されたスプライトについて、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9

鈴木智幸, 鈴木裕子, 成嶌友佑, 大島燦, 林修吾, 鴨川仁, 巨大ジェットを発生させた雷雲の構造, 日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016



1452406625912x
 東海大学清水キャンパスの屋上から見える富士山


東京学芸大学鴨川研究室では、夏の富士山への落雷を調査するためのVLF帯電波観測装置と、高高度放電発光現象と呼ばれる、雲の上で発生する放電発光現象を撮影するためのカメラを東海大学に設置しています。

今日はその機材のメンテナンスに東海大学清水キャンパスへやってきました。
天気も良く、キャンパスの屋上から見える富士山の景色はまさに絶景です。
富士山頂はかなり雪が溶けていることがわかります。

1452406652230
 静岡おでんは汁が真っ黒!

お昼ごはんに、キャンパスの近くにあるお店「鐘庵」で名物の桜えびかきあげと静岡おでん(汁が真っ黒!)を食べました。もちろん全部美味しかったのですが、特に桜えびがサクサクふわふわで、一口ごとに香りが広がり絶品でした。

1452406645675x
 名物の桜えびかきあげはサクサクふわふわで、一口ごとに香りが広がり絶品

富士山の美しい景色と美味しいご飯でお腹と心を満たしたところで、機材メンテナンスの続きにとりかかりたいと思います!


(レポート:東京学芸大学鴨川研究室 学生会員・小名木すみれ)


posterx

科学の秋-10月最初の日曜日となる4日、東京学芸大学で行われた「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井。幼児から小中学生,大人たちまで,実験や工作を楽しんでもらい、「科学」の魅力に目を向けてくれる子供たちを増やそうという恒例のイベントという。

富士山測候所で模擬人工衛星 Fuji-Sat の研究をしている東京学芸大学の学生たちも、地元としてもちろん出展、その様子をレポートしてくれた。


大会当日、会場は様々な研究室、企業等の出展もあり、地元の小・中学生で大変な盛況でした。

私共の企画は、富士山測候所でのFujisat製作から学んでいる衛星製作技術のアウトリーチとして出展させていただきました。センサーと無線通信機を内蔵した基盤(ブレッドボード)をカプセルに入れ、それをパラシュートで落下させ、モニタリングするというものです。

今回は手軽さを感じてもらうために、カプセル内の回路はブレッドボードでの作成にしました。もともとは中高生・一般の方を対象としており、回路の組み立ては小学生には難しいと予想していましたが、細かな作業に悪戦苦闘しながらも作業を楽しんでいるように感じられました。

また、多摩科学技術高等学校の1年生がアシスタントとして来てくれました。予想を上回る盛況ぶりでしたが、彼らのおかげもあり円滑な運営ができました。彼らにとっても普段経験できないことができ、貴重な体験だったのではないでしょうか。

今回の経験が、子どもたちにとって宇宙や人工衛星に興味をもつきっかけのひとつになればと願っております。

(レポート 東京学芸大学鴨川研究室 冨田悠登) 

Photo 2015-10-04 16 06 05xx
 <模擬人工衛星ガチャサットをつくろう>写真左から3人目が東郷さん、その右隣が冨田さん(クリックで拡大)


また、もうひとり、富士山測候所で理科実験の教材開発を続けておられる立教新座中学校・高等学校の古田教諭も出展されていた。実は古田教諭は、このイベントの共催団体のひとつとなっているガリレオ工房にもかかわっておられる。以下はそのレポート。

< 時間をはかる「しかけ」を作ろう>
糸の先にビー玉をつけて糸を机の端にぶら下げて揺らし、10往復する時間を計り、計算で求めた秒数と比べました。主に小学生が参加し、一人ひとり、 ふりこを作り測定しました。実験値と計算値が近い値になるとビックリして、ふりこの長さを変えて再度測定して確かめていました。ふりこは小学5年生と中学3年生と高校3年生で学ぶ教材です。実験の手伝いを立教新座高校の観測部員が行いました。

Photo 2015-10-04 15 26 05x
 長さの違うふりこの周期をストップウオッチで計っています。

ふりこを学習する前の小学生と、親御さんの何人かは特に不思議な感じを抱いたようでした。自然の奥にある理に触れたようでもありました。

(レポート 立教新座中学校・高等学校 古田 豊) 
 


このページのトップヘ