太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: 夏期観測

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暑中見舞いを投函する鴨川専務理事(2022年8月4日)

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例年、富士山頂の涼しい風を会員や寄附を頂いたサポーターのみなさまに届けるため、富士山測候所の消印のある暑中見舞いはがきを、夏期限定で開かれる富士山頂郵便局のポストに本NPO関係者が投函してきました。

ところが、2020年はコロナ禍で登山禁止、2021年は登山は可能だったものの、郵便局は開局せず、今年はやっと3年ぶりの投函になりました。

8月7日の立秋を前にギリギリのタイミングで暑中見舞いの投函を引き受けたのは鴨川仁専務理事です。
今回は、2020年のクラウドファンディングのお礼を兼ねた葉書も沢山あります。
みなさまのお手元には無事に届いたでしょうか?

最近の天気予報で日本列島は毎日猛暑日の赤黒い色で塗りつぶされていますが、富士山頂からすこしでも涼しい風をお届けすることができればと願っております。

(広報委員会)


認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。



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 2022年7月28日午後15時ごろ鴨川仁専務理事撮影(富士川付近から)

新幹線で移動中の鴨川専務理事から富士山の写真が届いたのと
ほぼ同じ時刻に山頂から下を見た写真が届きました。
よく見ると富士川が見えますね。

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 2022年7月28日15時 岩崎洋山頂班長撮影
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富士山と富士川の関係は上のようになります。
山頂に常駐者がいる夏期観測の時期ならではの2枚の写真を比較して見て下さい。

その後(7月22日以降)の停電情報など下記にまとめます。
7月26日
8:44から雷の影響で停電がありましたのでお知らせします。
8:44商用断
8:50発々運用
10:10商用復旧せず
10:23商用復旧
10;30発々停止
再び突然の雷で、13:51頃停電しました。(山頂滞在中の大河内副理事長より)
なお、日報によると商用断:①8:44-10:23,②13:52-14:09
         発々:①8:50-10:30、②13:54-14:11

7月27日
お早う御座います。今朝は雲海で高曇りですが雲の切れ間に奥秩父や奥多摩の山々が望まれます。風も落ち着いて、本日予定の作業も問題なさそうです。

7.28 8:00
お早う御座います。雲海の切れ間に下界が見えています、奥秩父の山も。
お天気は概ね良いです。最近早い時間帯から東にガスが掛かるようになって来ました。普通のパターンだと昼前頃から、南東御殿場方面から湧いてくるのですが、今年は一寸変です。
些細な事ですが、何か理由があるのだと思います。
雷、昨晩の北方は賑やかでした。・・・・


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 2022年8月2日ご来光(岩崎洋山頂班長撮影)

てんとう虫?
 カメノコテントウムシ(220802 岩崎洋山頂班長撮影)

おまけで送られてきたテントウムシは、
日本全土に分布する「カメノコテントウムシ」とのことです。

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  2022年8月2日、長門敬明班長撮影
山頂の長門班長から8月2日の夕日です。
8月3日、岩崎洋班長、長門敬明班長、千田敦司班員下山、お疲れ様でした。
以後は、川原庸照班長、大部良輔班員が山頂です。

(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

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ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


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 2022年7月12日、岩崎山頂班長撮影

今朝も雲海で高曇り、「斜面から這い上がってきた雲は火口の上まで来ると一時動きを止めて何処に行くでもなくただよいます。その姿は舞い踊る木花咲耶姫命の羽衣のようです。」
山頂の天気が崩れる直前に岩崎班長からです。

今日は雲海で日差しがあるときは暖かかったのですが被ったとたんに寒くなりました。
長門班長は15日の荷上げ荷下げ時、馬の背が心配なので
登山道の補修を。
増本班長は彼方此方痛んだ庁舎の補修、大工仕事に余念がありません。
私はいつもの通りで雑用係、昨日から気象庁が来ていたので管財の対応、
今日の荷下げの相談等結構忙しかったです。
夏に3号庁舎基礎部分の工事が入るのでその準備段取りも結構色々あります。
まあ下界に居るより、此処の方が落ち着いてよいですが・・・
 岩崎班長のチャットから、平常時の山頂の様子を少しご紹介しました。

ところで、前回のブログの、名前のわからなかったムシ(下記)については、

ジョウザンオナガバチ

『写真の蜂はジョウザンオナガバチRhyssa amoena Gravenhorst, 1829で間違いありません。富士山の山頂でも採集されるのですね。ヨーロッパから日本まで広く分布している理由が見えた気がいたします。
渡辺 恭平  / Kyohei WATANABE Ph. D.
神奈川県立生命の星・地球博物館 主任学芸員』
というメールを、ムシ博士の友人(渡辺崇氏)経由で頂きました。
なお、

ヒメバチ

「追加の写真のハチは角度が悪く、ヒメバチだとは思いますが、それ以上はわかりません」とのことです。同定に参加して下さった二人の渡辺様本当に有難うございます。

三連休に入りましたが、山の天気は下り坂

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「元祖7合目まで来ました。雨はなく、霧の中という感じです」

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「結構雨が降ってきて、気力が折れそうです」

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「13:30ごろ測候所につきました。雨、風、霰、雷、寒さのオンパレードでかなりきつかったです。多分、上の写真の残雪は9合目くらいだったと思います」
以上は 7月16日、早朝から静岡県立大の鈴木智幸研究員と徒歩登山した埼玉県環境科学国際センターの村田浩太郎さんの報告と写真です。山頂では鴨川専務理事と雷グループの設置する装置や仕事が沢山待っていたようです。
幸い、17,18日はお天気は回復して仕事は捗ったようです。

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「8合目です。今日はすごくよい下山日和です」

忙しい2日間の研究と装置設置作業が終わり、18日午後無事下山。お疲れ様でした。
なお、村田さんの研究については夏期観測ページを参照してください。


(広報委員会)

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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
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また
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年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
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カリフォルニア大学David Smith先生がブログを書いてくださいました。


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カリフォルニア大学サンタクルーズ校の私たちの研究グループは、雷からのガンマ線を研究しています。
まれに見る強力な地上ガンマ線フラッシュは、ほんの数秒のうちに狭い範囲に大量の放射線を発生させます。
しかし、私たちの住むアメリカではほとんど雷が発生しないので、世界中を回って研究しています。
日本には強力な雷雨があり、また研究者の専門知識も素晴らしいので、日本にやってきました。
ホストファミリーの鴨川センセイは、冬は石川県、夏は富士山の頂上まで放射線検出器を運んでくれます。

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こちらが、私たちの最新機器「THOR」です。
2枚目の写真は、その内部の様子です。非常に大きなものから小さなものまで、4つの検出器があります。 放射線が強すぎて大きな検出器に負担がかかっても、小さな検出器が状況を教えてくれるのです。

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地球上のガンマ線に襲われたとき、THORはこのような映像を映し出します。

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時間の単位はミリ秒なので、全体の時間は約2000万分の1秒しかありません。小さなスパイクはガンマ線(非常に高エネルギーの光の粒子)を表しています。
雷が光る前後にはほとんどありませんが、光っている最中には非常に多くのガンマ線が発生し、それが重なり合っています。
今回はTGFの発生源から2kmのところにいましたが、もし私たちが小型飛行機で上空に行き、このTGFが発生している場所の真ん中を飛んだら、計器は完全に麻痺し、人間は病気になるほどの放射線を浴びることになるでしょう。
このTGFは冬の石川県の海岸で観測されたものですが、夏の富士山頂でも観測されるのかどうか、なぜこのような現象が起きるのか、人や飛行機にどのような影響があるのかを解明したいと考えています。


最初の写真は、2021年にアメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズで開催されたアメリカ地球物理学連合の会議に参加した私たちの研究グループです。
鴨川センセイをはじめ、現地のチームの皆さんに感謝しつつ、私たちもFuji-sanの山頂で一緒に冒険できたらと思います。


原文…

Our research group from the University of California, Santa Cruz studies gamma-radiation from lightning, including rare but powerful terrestrial gamma-ray flashes that can produce large amounts of radiation in a small area within a tiny fraction of a second.  But there is almost no lightning in our part of the United States, so we take our research around the world.  We came to Japan because of the powerful thunderstorms it experiences, and the impressive expertise of its researchers.   Our host, Kamogawa-sensei, brings our radiation detectors to the Ishikawa Prefecture in winter and to the top of Fuji-san in summer.

 Here you see our newest instrument, called THOR.   The second photo shows what it looks like on the inside.   There are 4 detectors, ranging from very big to very small.  When the radiation is so powerful that the large detectors are overwhelmed, the small ones can still show us what is going on. 

When we are hit by a terrestrial gamma-ray flash, THOR shows us something like this:

Here we have time going from left to right; the units of time are milliseconds, so the whole event lasts only about 20 millionths of a second.    Every little spike represents a gamma-ray (an extremely energetic particle of light).  Before and after the lightning flash, there are very few; but during the flash there are so many that they pile up on top of each other.   Here we were 2km from the TGF source; but if we were up in the sky in a small airplane and flew right in the middle of where this TGF was produced, our instrument would be completely paralzyed and a human could receive enough radiation to become sick.    This TGF was seen on the coast in Ishikawa Prefecture in winter;  we hope to learn if they can also be seen atop Fuji-san in summer, to help us understand why these events happen and how they might affect people and aircraft.

Here is our research group, shown attending the American Geophysical Union meeting in New Orleans, Louisiana, USA in 2021.  We are grateful to Kamogawa-sensei and the whole team there, and we all wish we could have the adventure of joining them at the summit of Fuji-san!


(広報委員会)

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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
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影富士

朝日 (1)
  2022年7月6日 横山勝丘山頂班長撮影

7月8日 山頂から「今朝は4:00 2,4度、北の風 湿度100%寒い朝でした。もう直ぐブル出発です。」と岩崎班長からのチャットです。
横山班長、鳴海玄希班員、佐藤裕介班員が下山(大量の荷物搬入お疲れ様でした!)、長門敬明班長と増本亮班長が上山で、6日から山頂の岩崎班長と合流して、3人体制になりました。前半の大量機材の搬入がおわり、通常の山頂管理体制への移行です。

7月9日  「4:00で3,1度、風も収まって来て静かな朝でした。
   今朝は雲海で高曇り、登山者も少なく静かでした。」
   岩崎班長からです。


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 2022年7月9日、岩崎洋山頂班長撮影

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   2022年7月9日 岩崎班長撮影

「山頂の植物や苔類も緑濃くなって夏の訪れを感じさせます。」
例年、岩崎班長は早朝お鉢周りをして、動植物などもふくめた、登山道の現状を記録しています。
御存知のように富士山頂には植物は定着していませんが、
毎夏、同じ苔とイネ科の植物が同じ場所に見られるようです。
山頂直下、短い夏に命を燃やす草イワスゲかコタヌキラン(7.30)
    2017年7月30日山頂班撮影

場所は違いますが、このイネ科の植物と同じものかもしれません。
「毎年同じ場所に生えてきます。少しづつ気持ち大きくなっているようです」
と岩崎班長。2007年からの変化は興味深いですね。

7月10日 「お早う御座います。山頂は被っていて弱い霧雨。登山者はちらほら見えます。」

むし
2022年7月11日 剣ケ峯で(岩崎山頂班長撮影)

ムシ
   2022年7月11日 仮設庁舎で(岩崎山頂班長撮影)

「今夏は暖かいせいか、虫が多いです。」岩崎山頂班長からです(7月11日)

ムシの名前については、知り合いの「ムシ博士」に問合わせ中ですが、お分かりの方はご連絡いただけると有難いです。
このように、山頂から植物や、動物などの情報が来るようになりました。(毎日の忙しい仕事の合間に送られる山頂班の皆さんに感謝です!)
これまでの纏めはウェブサイトの英文の部分にいれていますが、今年もまた増やせそうで楽しみです。

(広報委員会)

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富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
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