太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: 夏期観測

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2023夏期観測期間中にライブカメラは7月3日~9月2日の間で60日間稼働しました。
その期間で御来光をライブカメラで記録できた日数を集計しました。

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「◯:よく見えた日数:22日」
「△:一部雲に隠れたが見えた日数:20日」
「▲:雲に邪魔されよく見えなかった日数:5日」
「✕:見えなかった日数:13日」

今年の夏期観測は晴天に恵まれたため、60日間で42回、YouTubeのライブ映像で御来光をお届けすることができました。

また、YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」の登録者数、アクセス数も昨年より飛躍的に向上しました。

チャンネル登録者数:2,186人
視聴回数:140,110回
総再生時間:8,898.9時間
公開ショート動画の視聴回数:8997 回


夏期観測2023 御来光アーカイブのページでは、御来光シーンをYouTubeにてまとめてご覧いただけます。

YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」では、御来光シーンやペルセウス座流星群、雷映像など、ライブカメラが捉えた富士山頂からの映像を順次アップする予定です。

また、夏期観測中ライブカメラで撮影した映像は、オフィシャルサイト会員限定ページにて丸一日ノーカットでご覧いただけます。
会員になるにはこちらを御覧ください。

YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」はこちらから。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは

2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。



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 9月11日7:57(撮影:岩崎洋)

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 傘雲の中から(9月11日9:36,撮影:岩崎洋)

9月11日、閉所直前の山頂です。「風が強くて傘ができています」と岩崎班長から。
傘雲を中から見るとこんな感じなのですね。
その後、「10:04に商用電源断、10:10閉所」はすでにお知らせしました。
下記は仮設庁舎の扉を閉める横山班長です。

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 9月11日10:10閉所(撮影:岩崎洋)

少し前後しますが、9月9日の御来光と夕陽の写真です。
(9月8日は台風の影響でブルドーザーが上がれず、汚水汲み取りや汚物の荷下ろしが出来ませんでした。)

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 9月9日 (撮影:岩崎洋)

9月12日、御殿場事務所では、東京事務所の鈴木茂美、古谷智子事務職員と加藤俊吾理事が出向いて、川原庸照、横山勝丘山頂班長、古谷朋之御殿場班立会いの下に、御殿場事務所の閉所(常駐の終了)を行いました。

今年の夏期観測は、台風の影響により当初9月9日(土)に予定していた閉所を延長し、9月11日(月)10:10に閉所しました。71日の過去最長の観測期間に、447人の研究者が31のプロジェクトを安全裏に実施することができました。

なお、加藤理事より、最近問題になっている山頂の埋設ケーブルに加えて、2007年-12年頃に問題になっていた、仮設ケーブル(太郎坊から73号柱まで)の樹木の繁茂もかなり大変な状態にある…というメールも届いています。
2010年06月25日のブログでもご紹介しましたが、本NPOの発足当時は送電線問題と言えば、架空線の損傷でした。最近埋設ケーブルの被害にで後回しになっていましたが、こちらの森林も着実に繁茂を続けており、手遅れにならに内に伐採が必要です。

何とか無事に今年の夏期観測は終了しました。
本ブログ「夏期観測2023 最終版」には、気象庁との次期5か年の借用契約成立という明るいニュースをお伝えできましたが、来年度への懸念材料も無くなってはいないようです。
さらなるご支援をお願いいたします。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


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 8月26日 山頂班撮影

8月26日
8月最後の週末ですが、山頂班からの写真では「午後から一時的に雹がふりました」とのこと。
また、この日は、雷の接近による停電が2回ありました。
27日(日)夕方から風が強くなりましたが、比較的穏やかな一日だったようです。

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8月28日夕方
8月28-29日は、初めて山頂で開かれる電気通信大学・柳井啓司教授らの「AI技術に関するセミナー」が予定されており、当日の山頂滞在者にも公開されるという計画です。

28日、柳井教授はじめ11名のメンバーは7合4勺の「わらじ館」に宿泊しました。

29日、10時20分電通大一行、山頂到着。無事にセミナーを開催。
13:00 下山開始。16:20無事御殿場に下山しました。詳しい内容は研究速報や、
成果報告会をご期待ください。

ここから8月29日朝の写真です。

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 8月29日朝(撮影:大部良輔) 

「富士館周辺ですが、平日でも登山者が多かったです」大部班員より。
この日、佐藤裕介班員が上山、坂本健二班員が下山しました。

8月30日長門敬明班長上山。
この日は、登山道山頂部分の管理者である環境省による馬の背の手摺の視察がありました。

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 8月31日夕方(撮影:大部良輔)

8月31日(木)山頂班大部さんからです
「夕方の写真をお送りします。影富士が大きく綺麗でした。
お世話になりました。明日下山します。」
9月1日、横山勝丘班長が上山、大部班員が下山しました。

いよいよ後一週間を残す最終段階です。安全第一で頑張りましょう。

(広報委員会)

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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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 8月20日(撮影:坂本健二)

山頂班の坂本健二班員からです。(8月20日)
「先ほど山頂から虹が見えました」

8月19日、雷雲が近づき停電1回 15:13-16:23
8月20日 停電2回 

週末から連日落雷や雷の発生が頻繁で商用電源を切って発動機を動かす作業で忙しい日々でした。
8月21日には、し尿の汲み取り作業も行われました。

8月22日には、国立環境研と埼玉県環境国際センターの撤収作業と越冬対策が行われました。

室内作業

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下げに

記念写真
 大気化学研究プロジェクトの撤収作業(撮影:加藤俊吾)

8月23日早稲田大学、金沢大学、帝京科学大学、都立大学の撤収作業のため10名の研究者が上山。
3日間にわたる撤収作業が始まり、25日に無事完了しました。

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 8月25日夕方(撮影:大部良輔)

「本日は数日ぶりに1日天気が良く空気が澄んで視界が良かったです」
8月25日、夜に受け取った山頂班大部さんからの夕景と美しい影富士です。

今年の夏期観測も後半の大きい山を越えて、いよいよ終盤に向かいます。
後2週間、安全第一で頑張りましょう。
(広報委員会)

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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

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7月24日に岩崎山頂班長から送られたご来光です。

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  芦ノ湖と初島 7月24日(撮影:岩崎洋)

「お早う御座います。今朝は久し振りに下界が見えました。昨晩は富士市の花火大会で、良く見えたのですが、角度的に街の灯りと被ってしまって今一でした。」

7月24日には山頂班による長田尾根のケーブルの点検補修が行われました。大きな問題はなく、毎年点検と補修をしていれば大丈夫そうです。

7月25日、早稲田大学速水教授グループが上山、徒歩下山。

7月26日、埼玉県環境科学国際センター(CESS)の村田浩太郎研究員から登山中の写真が送られてきました。米持真一CESS・副室長グループの「日中韓同時観測による長距離輸送されたPM2.5/PM1の化学組成解明」の研究のための登山ですが、装置を来年度から引き継がれる東洋大学の反町篤行教授グループとの共同登山でした。

「今日は米持さんと、東洋大学反町先生とその学生さん3人で徒歩登山中です。今新7合目で皆さん元気・?な感じです。(7:10)」

村田さんのチャットにもあります。

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 新7合目辺り、皆さん元気いっぱい。

お昼ごろには、二手に分かれて、全員山頂に到着。

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「だんだん疲れが見えてくる写真です。それでも山頂にたどり着いて」

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測候所について 一休みして

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しっかり装置の点検と引き渡しを行いました。

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 下山前、岩崎山頂班長と(撮影:村田浩太郎 ほか)

「無事作業を終えてこれから下山です(14:02)」

米持部長から反町先生への丁寧な引継ぎが行われ、富士山頂のPM2.5の測定は今後も続けられるようになりました。

7月27日、開所からずっと山頂勤務だった増本亮班長下山。交代で千田敦司班員が上山。

夏期観測2023は順調に行われております。

(広報委員会)

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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
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