太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: 夏期観測

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 7月16日 (撮影:山頂班)

7月の三連休は、梅雨明け前とは云え好天で山頂はにぎわいました。

18日に鴨川仁専務理事と装置の設定に上山した、村田浩太郎さん(埼玉県環境科学国際センター)から、彩雲の写真が届きました。

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  7月18日10時(撮影:村田浩太郎)

また、18日(火)には坂本健二班員が下山、岩崎洋班長が上山し、
早速、岩崎班長から美しい雲のスナップが連続的に送られてきました。

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  7月18日 撮影:岩崎洋山頂班長

しかし19日(水)に岩崎班長からは、

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  絹雲、(7月18日4:50,撮影:岩崎洋)

「お早う御座います。天気は穏やかに見えますが、西からの風が吹き始めています。絹雲が見られ、下り坂。気温は4.6℃(4:50)」
とのことでした。

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  影富士 7月19日早朝(撮影:村田浩太郎)

この日、鴨川グループは無事に装置を設置、下山しましたが、午後は雨が降りました。
7月19日に岩崎、増本両班長が浅間大社奥宮へ挨拶。御神酒を奉納しました。

7月21日、岩崎班長からです。
「お早う御座います。今朝も一面の雲海で気温も少し下がって快適になりました。釈迦の割れ石もよく見え、高度8千当たりの飛行機もくっきりと見えます。登山者は台湾ツアーが沢山登ってきて日本語率低かったです」

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 7月21日(撮影:岩崎洋班長)

7月22日
「お早う御座います。今回の務めで初めての週末、登山者も若干増えてきたようです。ツアー登山の人たちは剣ケ峯だけでなく、三島岳や成就岳でご来光を拝してのちに登ってくるパーティーも少なくありません。ご来光時の山頂が混雑するからですが、チームの歩くスピードや日の出時刻のタイミング等、ガイドさんの力量が問われるところです」

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  7月22日(撮影:岩崎洋)

この間、7月19日、大河内副理事長グループの上山、東京新聞・戸上航一記者の取材、
7月20日、青山シビルエンジニアリンググループの上山、NHK甲府放送局の取材などが行われました。
また、山頂班は静岡県警や気象庁との対応もあり、忙しい毎日でした。

”日本最高地点の研究施設”はいま研究活動の最盛期です。
多くの成果を期待しています。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


7月5日には楽天グループとソフトバンクグループの荷上げも行われました。

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   7月6日南東~南西方向(撮影:山頂)
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 7月6日(撮影:山頂班)

山頂班から7月6日の朝の風景も送られてきました。
「朝8時30分の時点で8.7℃あり、暖かな陽差しがとどいています。低気圧が抜けて北から乾いた空気が入っているせいか今朝の8時の湿度は9%でした。夜中雨が降っていたせいか、登山者は思ったほど多くありません」
とのことでした。

7月7日に開所時に活動した鳴海班員が下山。
7月8日(土)強風。鴨川専務理事グループが残りの観測装置設置、ライブカメラ調整に上山、9日下山。
7月10日には、前日からの悪天候で馬の背が崩れて転がった岩を、ユンボで撤去。
7月10日に、田中暁班員が上山し、交代で横山勝丘班長が下山しました。
増本亮班長の一人班長体制に。
7月11-12日で国立環境研グループの観測装置設置作業。
7月12日は強風。

7月14日-15日、大河内副理事長、加藤俊吾理事、和田龍一理事他の大気化学研究グループの装置運び込みと設置がが行われ、いよいよ山頂の観測が最盛期をむかえています。

(広報委員会)



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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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7月3日山頂班からです。
真夏のような日差しで早速屋根の上で布団が干されています。

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  7月3日(撮影:山頂班)
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 7月3日(撮影:山頂班)
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  7月3日(撮影:山頂班)カメノコテントウ

昆虫も見つかっています。

これは2021年8月13日の本ブログでご紹介したキンカメムシとよく似ているでしょうか?
早速、おなじみの「ムシ博士」に問い合わせたところ、
「この虫はカメムシではなくて、テントウムシの仲間です。カメノコテントウです。大型種なので、写真だけでも判定できます。
 ブログに出ているのはオオキンカメムシで、半翅目の種です。こちら甲虫目の種です」
との明快なメールを頂きました。

なお、岩崎洋山頂班長からも、下記の情報が来ました。

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今年も、富士山頂に昆虫がたくさん来るのでしょうか?楽しみです。

ちなみに富士山頂には昆虫が生活できる環境がないのですが、気流に乗って運ばれてくると思われるものが毎年何件か報告されています。これまでの報告では下記のようなものがあります。

「(富士山測候所では)昭和43年から46年まで、山頂で昆虫採取が行われ、約100種の昆虫が採取された。これらの昆虫は殆どのものが平地で生育する種類であった。昆虫は草も花もなく、岩と砂だけの4000mに近い山頂へ、どうして飛んでくるのだろう。それは、平地を飛んでいて、いつの間にか上昇気流に乗って山頂まで来てしまったものらしい。この虫たちは、下界に降りられなければ死んでしまうと考えられる。
 山頂で昆虫が見られるのは6月から9月のあいだで、風が弱い好天の日、気温は1度以上、5度以上になると多く、10度以上では特に多い。」(中島博『カンテラ日記』(ちくま少年図書館、1985、p174-5)

続けて今年の観測で初めての夕陽が送られてきました。

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  7月3日 今年の観測で初めての山頂からの入日です。(撮影:山頂班)

次は7月4日のご来光です!!

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  7月4日 (撮影:山頂班)

「今朝起きてみると外は白い世界でした。昨日とのギャップがすごいですね。それでも登山者は続々上がってきています。今日もよい天気になりそうです」「白くなったのは雪というよりは霰のようなものかと思います。今朝は0度近くまで下がりました」

山頂の天気はまだ安定していないようですね。
(広報委員会)

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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
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6月18日に開所した御殿場基地事務所の横山勝丘班長と川原庸照班長は
6月19日山頂の庁舎点検のため登山
下記の写真と、メールが入りました。

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 2023年6月19日、山頂班撮影

”みなさま
山頂班の横山です。
昨日18日より、今年の夏期観測に向けた開所準備が始まりました。
20日までは川原、横山の2人体制。
21日からは坂本、鳴海、大部の3名も合流します。

本日(6月19日)、今年最初の上山で測候所内の点検に行ってきました。
ここ数週間の雨と高温で、例年と比べて積雪は少なめでした。
しかし馬の背上部と頂上付近、西側の雪囲い周辺にはいつものように残雪があります。
5人体制になってから本格的に除雪作業を進めていく予定です。

庁舎内をざっと確認したところ不具合は見られませんでした。
また、雨漏りも例年と比べて少なく、昨年の防水工事の効果はてきめんのようです。
これから月末までに4~5回上山して、庁舎内の受け入れ態勢を整えていく予定です。
みなさま、本年もよろしくお願い致します。
山頂班 横山”

昨年は「夏期観測2022 富士山頂の現場から(その1~11)」のブログを公開しましたが、
今年は「夏期観測2023 富士山頂の現場から」に加えて、
開所準備速報も山頂班の協力で随時公表しようと思います。
よろしくお願い致します。

(広報委員会)

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また
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5月13日(土)中野サンプラザ会場とオンラインでの参加者をZoomで繋いだハイブリッド形式で、
2023年夏期観測キックオフミーティングが開かれました。

タイトル

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「コロナ」が2類から5類に移行した初めての週末で、雨の土曜日でしたが
会場参加15人、Zoom参加31人と今年の夏の観測に向けてのスタートとして
熱気のある集まりでした。

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三浦理事長の挨拶に続いて加藤俊吾・学術科学委員長の司会で、今年のプロジェクト担当者の自己紹介、夏期観測全体の説明、安全マニュアル、さらに「コロナ」対策についての今年の対応など皆巳副事務局長からの説明があり、具体的な細かい対応について熱心な質疑応答が、時間ぎりぎりまで続きました。
今年初めて、キックオフミーティングに参加した富士山環境研究センターの小室悠紀・特任研究員からは下記のような感想と写真が届きました。

まず、研究者の方々だけではなく、山頂班や企業の方々も参加されていたということで、
富士山の観測活動が、様々な方々の協力のもとで運営されているということが改めて感じられた会でした。

富士山関係のコミュニティに入って日が浅い自分としては、まだ顔を見たことが無い方もいらっしゃったので、観測が始まる前に関係者方々の顔を合わせることができる、とても良い機会であったと思いました。

ミーティング内容については、観測手続きの仕方から説明されていて、今年から観測に参加する自分にもとっつきやすい内容だったと思いました。
また、観測中はコロナ対策を厳しめに行うということで、なるべく関係者の方々が感染せず、観測活動に支障が出ないよう、配慮している印象を持ちました。

様々な方々の努力に基づいて運営されているということを再認識したことで、関係者の方々と協力し、今年度の観測から良い成果が出るよう尽力したいと、改めて思いました。

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今年で18年目(17回目)の富士山頂夏期観測がいよいよ本格的に始まりました!
(広報委員会)


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