太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

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太郎坊にある第1号柱キュービクルの点検作業。見つかったネズミの巣を取り除く。

富士山測候所開所前に行われる送電線点検は、6月に行われた架空線沿線の倒木処理に引き続き、7月に入って1号柱キュービクルの設備点検、ハット、地中ケーブルの点検、山頂電気設備の点検を経て、全体の通電試験で確認してやってひと通り完了となる。

7月8日(月)は標高約1300㍍の太郎坊にある1号柱の設備点検が実施された。ここは昨年8月15日夜、入り込んだネズミがショートさせ、山頂の電気を翌朝まで12時間以上停電させたいわくつきの要注意箇所である。

昨年夏は応急処置として、キュービクルのとびらとの隙間をパッキングで塞ぎ、ネズミの侵入を防ぐことにしていた。この日、点検でとびらを開けたところ、何と枯葉を集めたネズミの巣らしき場所が上下2箇所にあり、その場所を小突いたところ親指大のネズミが2匹出てきたという。ネズミにとっては、昨年の9月からの10ヶ月間、ここは堅牢なキュービクルは他の動物からも保護され、枯葉を敷きつめた二段ベッドの安全・快適なすみかになっていたようだ。

もちろん、8月末の閉所までの応急処置としては、一応功を奏していたのであるが、9月以降は塞いだはずのパッキングが徐々に垂れ下がり再び隙間を生じさせたため、侵入したものと推測される。

今年は開所前に恒久対策を実施することとしていた。とびらの取替も検討したが高価につくため、より安価な方法を採り、パッキングも新しくやり直したうえでキュービクルの前後のとびらをL字型金具で押さえつけるようにして固定した。

今年の夏も、ネズミとの暑い攻防が始まった。


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枯葉を敷きつめたネズミのベッドは上にも下にもあり、二段ベッドとなっている。

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昨年応急的に入れたパッキングは垂れ下がって、隙間をつくっていた。

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L字型金具をコンクリートの土台に打ち付け、とびらの隙間を生じないように固定した。


(参考 スタッフBLOG) 2013.3.20 巨大原発と富士山を止めた小動物

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7月10日、富士山がまるごとわかる児童向けの図鑑「富士山の大図鑑」がPHP研究所から刊行された。

「富士山と周辺の自然を見てみよう!」「富士山の歴史・文化を知ろう!」「富士山の景観と自然を守ろう!」の3章構成。読者対象は小学校中学年~中学生となっている図鑑だけに、豊富な図と写真と説明文はとてもわかりやすい。これ一冊あれば、大人でも楽しみながら富士山についてひととおりの知識が得られそうだ。

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第1章の最後に「富士山測候所の歴史」というコラム風のページがある。測候所で研究観測や教育での利用をしている写真とともに、本文に「現在、富士山測候所の施設は、夏のあいだ、NPO法人富士山測候所を活用する会によって、学術研究などをおこなう場所として利用されています。」というくだりがある。

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こんなところにも富士山測候所を活用する会の存在がさり気なく紹介されている。

先に決定した中期計画でも「科学への興味・関心を育む青少年の教育」は重点実施事項の柱の一つとして掲げていることでもあり、児童向けの書籍に当法人の活動をとりあげていただいたことは、まことにありがたい。

ご協力をいただいた関係の皆さまに感謝申し上げるとともに、富士山についてまるごとわかる入門書としておすすめする次第である。

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富士山の大図鑑 [単行本]
富士学会 (監修)
判型: A4変型判
頁数: 全64ページ
価格:  ¥ 2,940

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「御殿場基地事務所」の表札も掲げられました。

7月3日に設営した御殿場基地事務所。今日5日からは山頂班の先発隊2名が入居を開始。

山頂班は今日から、山頂に上がって測候所のインフラ設備・備品などの事前点検、地上では装備品の点検、備品、材料、食糧・水の買い出しや荷造りなど、あわただしく準備作業をこなし、16日の開所に備えます。

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建物に向かって右端奥が御殿場基地の借りている駐車スペースです。




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駐車場の場所がちょっとわかりにくいのでご参考まで。





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