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日本最高地点の剣が峯に設置された2対のウェブカメラで東西両方向のライブ画像をお送りしています。今年から一般公開の画像のほか、会員向けにはプレミアムコンテンツとして2分間隔で更新される高画質画像でご覧になれます。

夏期観測の開始に伴い、ライブカメラの画像配信に続いて実はホームページには新しいコンテンツが次々にアップされています。

SO2リアルタイムモニタリング
観測データ提供:加藤俊吾・准教授(首都大学東京)
システム担当: 大島 燦(東京学芸大学鴨川研究室)

火山噴火で放出される二酸化硫黄(SO2)をリアルタイムモニタリングしています。データは10分間隔で更新しています。
SO2ガスは主に石炭燃焼が発生源で、汚染大気が運ばれてくると濃度が高くなります。夏の富士山頂ではSO2濃度が増加するほどの汚染大気の輸送イベントはあまりおこらないので、通常はほとんど濃度はゼロになります。
一方、SO2は火山ガスにも含まれているため、噴煙が富士山頂に運ばれると濃度が高くなります。 火山噴火の兆候を把握することができるのではと期待されています。

so2monitor



富士山測候所庁舎周辺360°バーチャルツアー

システム担当:成嶌 友祐(東京学芸大学鴨川研究室)

これまでは山頂の建物やその周辺の様子は、写真と図面以外は実際に現地に足を運んでみないとわからない部分が多かったのですが、このコンテンツはグーグルのストリートビューのように、測候所庁舎のいろいろの場所を360度パノラマ画像で見通してご覧になれます。測候所を活用するにあたって役に立つものと思います。
なお、8月には庁舎屋内のコンテンツも追加する予定です。ご期待ください。
※会員限定頁のため、ご利用にあたってはIDおよびPWを求められます。

virtualtour


このほかに公開はしておりませんが、現在も火山噴火が問題になっている箱根大涌谷の画像を山頂から撮影し、記録保存も行っています。

今年はホームページ出血大サービス!
ご覧になりたい方は、ぜひ会員になってください!!

なお、最後になりましたが、これらのコンテンツの制作にあたっては東京学芸大学鴨川研究室の学生の皆様のご協力を得ておりますことをご報告いたします。