1月8日(金),9日(土)に日本大気電気学会研究発表会が電気通信大学で開かれました。
昨夏、富士山測候所や太郎坊で観測されたデータを用いて、学生が口頭発表を行いました。東京理科大学は大気イオンやエアロゾル、東京学芸大学は雷や大気電場についての研究です。
やはり人前で話をするときは緊張しますね・・・ 本番直前までパワーポイントを修正したり説明練習をしたり、ヒヤヒヤしていました。(あまりの緊張で本番がどうだったのか覚えていません。笑)
私も実際に富士山頂に登り測候所で観測作業をしたのですが、自分たちが苦労して得たデータを使って結果が見えたときの喜びは、この上ないものでした!まだまだ解析は足りないですが、この苦労を無駄にしないためにも更なる研究を進めていきます。
気が早いかもしれませんが、今年の夏も良いデータが取れることを願っています!(レポート:東京学芸大学鴨川研究室 学生会員・石川朗子)
(注)日本大気電気学会第94回研究会における富士山関係の発表は以下のとおりです。
なお、富士山関係の論文・学会発表等は全てこちらに登録してあります。
(東京理科大学)
橋口 翔、三浦和彦、青木一真、富士山麓および東京神楽坂におけるエアロゾル気柱積算粒径分布の比較、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8
片岡良太、監物友幸、須藤俊明、川口 尚輝、岩本洋子、三浦和彦、加藤俊吾、富士山頂および富士山麓太郎坊における粒径分布の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8
佐藤光之介、監物友幸、片岡良太、岩本洋子、三浦和彦、2015年夏季の富士山頂における雲凝結核の測定、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8
土井瀬菜、岩本洋子、三浦和彦、富士山で捕集したエアロゾルの個別粒子分析、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8
(東京学芸大学)
大島燦, 安本勝, 林修吾, 成嶌友佑, 石川朗子, 鴨川仁、富士山測候所直撃雷について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9
石川朗子, 大島燦, 三浦和彦, 鴨川仁、雷雲直下の強電場における大気電気について、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9
成嶌友佑, 鈴木裕子, 鈴木智幸, 鴨川仁、2015年富士山頂から観測されたスプライトについて、日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016.1.8-9
鈴木智幸, 鈴木裕子, 成嶌友佑, 大島燦, 林修吾, 鴨川仁, 巨大ジェットを発生させた雷雲の構造, 日本大気電気学会第94回研究会、電気通信大学・東京、2016
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