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日立財団の環境NPO助成第5回活動報告会が7月9日(土)京橋環境ステーションで行われた。

平成26年度/27年度の「環境NPO助成」受領団体による活動報告は、全国から約40名が参加。 ひと口に環境NPOといっても実に多種多様な団体があるものだということを改めて知った。

獣皮利用による地域活性化(NPO法人日本エコツーリズムセンター)
野生動物急増による農作物・山林被害対策として、皮を利用するためのシカの解体・皮はぎなど
次世代ベアドッグ育成・普及プロジェクト(NPO法人ピッキオ)
クマが市街地に出没し、クマとの軋轢が社会問題化。特別な訓練を受けたベアドッグの導入

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棚田保全を通じた循環型社会実現(NPO法人棚田LOVER’S)
あと5年でなくなる棚田を将来につなげるため、棚田の保全と活用、都市と農村の交流など
もう一つの森づくり(海の森づくり推進協会秋田県支部)
秋田県男鹿と道川の漁場者の藻場づくり活動。クラウドファンディングを実施中。

・・・などなど実に多彩な活動が行われている。

当NPO法人は皆巳幸也・石川県立大学准教授の発表は
富士山頂を利用した越境大気汚染に起因する降水の酸性化機構の解明(富士山測候所を活用する会)

はじまる前は、当NPO法人の発表は研究主体であるので他の発表の中でも異質な内容になるのでは、と余計な心配をしていたが、これだけ多様な発表の中ではその懸念はまったくの杞憂であった。難しい専門用語、研究内容を皆巳准教授がかみくだいて実にやさしく説明してくださった。会場の参加者の関心も高く、うなづいたり、熱心にメモをとる姿も何人か見受けられた。

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日立財団の環境NPO助成は来年以降は打ち切られるということであるが、われわれにとっても残念なことである。これまでご支援していただいたことに感謝しつつ、これからも何らかの形での支援を期待したいというのは、参加者一同共通の気持ちだったようだ。