2020/10/15(木) 太郎坊にて、地磁気観測の設置しました!!
本年度は、コロナ禍のため安全第一と判断し
富士山頂での研究観測をすべて断念いたしました。
が!!
「富士山頂がダメなら・・・何かできること!!」ということで、
富士山麓にある第2観測サイト“太郎坊”(標高1290m)にて
昨日より地磁気観測を長尾理事が中心となってスタートしました!!
本NPOの鴨川事務局長、
NYジオフィールドの野田さん、テラテクニカの古川さん
による、各種機器設置の様子の写真が送られてきました。
早朝からの作業になり、装置の設置に
目途のついた10:00でも
やっと11℃台(寒い・・・)という環境での作業となりました。
稼働した地磁気観測のデータ(非公開、今回は特別に!貴重です!)
全国の火山・地磁気観測と同じレベルの機器装置を設置しての観測です。
なんと静岡県では、地磁気観測は行われておりますが
初めて火山(富士山)を対象とした地磁気観測になります!!
「こんな時に、富士山が危ない!?」週刊新潮 7月16日号に掲載されました。
や、
『富士山噴火、予知のためには観測強化とその継続が急務』
長尾理事の記事が掲載されました。のブログでもご紹介いたしましたが、
重要なのが、火山を常時監視する測候所の存在だ。マグマが火口に近づくと、山体が膨張して地殻変動が生じ、地磁気が乱れる。また地上に噴き出る火山性ガスを測定すればマグマの状態が分かり、噴火の予兆を捉えられる場合もある。富士山は5合目より上に観測所はありません。<中略>より精度を高めるには山頂での計測が重要なのです。
(週刊 新潮 7月16日号より)
地磁気観測以外にも太郎坊では
様々な大気汚染関係の観測や火山由来のガスなどを計測しております、
地磁気観測以外の大気成分測定装置も (火山性ガス成分の測定なども) 元気に稼働中!!
研究結果をご期待ください!!
(広報委員会)
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