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口頭発表賞の2人: 下段 左、M2の米戸鈴美香さん、右M2の吉田昇永さん

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ポスター賞:向かって右駒場啓祐さん

2019年
に続いて今年の第62回大気環境学会
(9月15-17日、リモート開催)でも
大河内副理事長の研究室の学生が、沢山受賞しました。

大河内副理事長の喜びのメールからご紹介します。

 大気環境学会では10件の発表をしました。
 富士山関係の発表は6件です。
口頭発表賞をいただいたのが,M2吉田,M2米戸です。これはともに富士山関係です。
ポスター賞をいただいたのは,M1駒場です。これは富士山ではありません。

表彰は,近くにいる人ほど、その声が大きく聞こえ、現実に近い臨場感で楽しめるオンラインミーティングツール“Spatial Chat”(https://spatial.chat/)を使ったオンライン懇親会で行われました。非常に楽しいツールでした。

他に,一昨年卒業した須合が大気環境学会誌の若手論文賞をいただいきました。
口頭発表賞に輝いた、吉田さんと米戸さんの講演は次の2件です。

  大気中マイクロプラスチックの分析法確立と動態解明(3):雲水および雨水を中心に 
 口頭発表賞
 吉田昇永 ,大河内博,速水洋,新居田恭弘,小林華栄,浦山憲雄,緒方裕子, 勝見尚也,皆巳幸也,宮崎あかね,竹内政樹,戸田敬,三浦和彦 ,加藤俊吾,小林拓,和田龍一,高田秀重


化学・安定同位体分析を用いた山間部豪雨の実態と生成機構の解明(2) 
口頭発表賞
米戸鈴美香,大河内博,藤原博伸,梶川友貴,鴨川仁,山田佳裕,加藤俊吾,三浦和彦,中野孝教,井川学,岩崎貴也,戸田敬,髙橋善幸,清水英幸,佐瀨裕之,村田浩太郎,藍川昌秀,家合浩明,栗林正俊

ポスター賞の駒場さんの講演は下記です。(富士山以外)

都市大気中農薬の実態解明と個人暴露評価のためのウェラブルサンプラーの開発(3)
ポスター発表賞 駒場啓祐,大河内博,鈴木美成,川嶋文人

その他、富士山関係の発表では
光熱変換赤外分光法(O-PTIR)を用いた冬季富士山南東麓における大気中マイクロプラスチック観測の特徴趙鶴立,大河内博,吉田昇永,速水洋,勝見尚也 2,竹内政樹 3),宮崎あかね, 緒方祐子,板谷庸平,小林華栄,浦山憲雄,新居田恭弘,高田秀重


富士山南東麓における無人航空機を用いた揮発性有機化合物の鉛直観測(1)石川翔,大河内博,速水洋,勝見尚也,皆巳幸也,竹内政樹,戸田敬,加藤俊吾,三浦和彦,小林拓,和田龍一,南齋勉,土器屋由紀子,畠山史郎,山本祐志,三阪和弘

日本の山間部森林域における雲水沈着量の推計 (2) 王一澤,大河内博,井川学,高橋善幸,藍川昌秀,家合浩明,栗林正樹
富士山体を利用した大気境界層上層および自由対流圏における酸性ガスおよびエアロゾルの長期観測(4)
矢田崇将,大河内博,大力充雄,速水洋,勝見尚也,皆巳幸也,小林拓,三浦和彦,加藤俊吾,和田龍一,竹内政樹,戸田敬,米持真一,荒井豊明,福島颯太,土器屋由紀子,畠山史郎
 

富士山以外でも下記の3題があります。
パーソナルケア商品中のマイクロカプセルの同定と健康・環境影響評価(2)
藤川真智子,大河内博,齊藤純一,後藤隆弘, 新居田恭弘,高田秀重


里山に大気沈着した放射性セシウムの動態解明と環境調和型除染技術の開発(6)
 竹内里紗,大河内博,反町篤行,床次眞司,赤田尚史,勝見尚也


首都圏近郊山間部森林域における渓流水の化学特性と大気沈着の影響評価(6)
 浅見匠洋,大河内博,速水洋,井川学, 山田佳裕,佐瀨裕之,諸橋将雪,中野孝教


さらに嬉しいことに、
一昨年大河内研を卒業した須合さんの大気環境学会誌の学生・若手論文賞もあります。
タイトルは下記です。

 都市型豪雨生成に及ぼす大気汚染物質の影響評価:新規開発した分割型豪雨採取システムと地理情報システムの活用
学生・若手論文賞須合俊貴、藤原博伸、大河内博、内山竜之介、中野孝教、鴨川仁、荒井豊明



大河内研は以上ですが、大河内研グループの大活躍をLineチャットを送ってくださった埼玉県環境科学国際センターの村田浩太郎さんも(会員、今夏は観測登山の写真沢山インスタにいただきました)で、学生・若手研究者口頭発表賞を、同じ学会で上述の米戸さん、吉田さんと一緒に受賞されています。

第一回緊急事態宣言から解除後にかけての都市大気バイオエアロゾルの動態村田浩太郎、西貝茂辰、大河内博、鴨川仁

富士山関係者若手の目覚ましい活躍はNPOにとって最大の喜びです。

(広報委員会)



2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かかるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。