「8月15日(月)TBS系列「THE TIME」でも放送予告」のブログでしたが、8月13日(土) TBS系列「まるっと!サタデー」に大河内副理事長が出演した内容に変更しました。
「ヒトの血液からもマイクロプラスチック」

番組前半は、早稲田大学大河内先生によってマイクロプラスチックについての研究が富士山頂や早稲田大学の屋上などで行われていることが紹介されました。
この部分は、6月15日のTBS報道番組「news23」にて放映された内容と同じです。
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新宿の大気中から1立方メートルあたり6.5個のマイクロプラスチックが確認されています。
海洋以外にも、私たちが吸っている空気のなかに1立方メートルあたり6.5個のマイクロプラスチックが混在しており、「1日吸うと大体94個ぐらい吸うということになって、1年間にすると3万4000個ぐらい」のマイクロプラスチックが体内に入ることになります。
「人体への影響は、大丈夫でしょうか?」と、健康面について危惧していたところ…

3月24日、科学誌『Environment International』で発表された研究によると、ヒトの血液からもマイクロプラスチックが検出されたそうです。アムステルダム自由大学の研究者らが健康なボランティア成人22人から提供を受けた血液サンプルを調べたところ、17人(77%)の血液からマイクロプラスチックが検出されたという内容でした。
8月15日(月)TBS系列「THE TIME」では以下の映像で終わっていました。アムステルダム自由大学の生態毒性学者で今回の研究に参加したディック・ヴェタック博士は、AFP通信の取材に対してそう答えている。血液中で発見されたマイクロプラスチックは、水や食品、特定の歯磨き粉、リップグロスなどの化粧品などのほか、タトゥーのインクを介したり汚染された空気を吸いこんだりなど、複数のルートで体内に入った可能性があると研究者らは考えているという。https://wired.jp/より

番組では「心筋梗塞」や「脳梗塞」について報告されている…と締めていましたが、現在のところそのような報告内容の事実には行き着きませんでした。
研究参加者の血液1ミリリットルあたり平均1.6マイクログラムのプラスチックポリマーが検出された。この濃度はバスタブ10杯分の水に小さじ1杯のプラスチックが含まれていることに相当する。血中プラスチックの安全な濃度はどの程度なのか、また、プラスチックが多く存在することによる健康への影響はどの程度なのか、どちらもまだよく分かっていない。そして今、それが環境にとどまらず、我々の体内にも入ってきていることが分かった。その体内のプラスチックが何を引き起こすかは、今のところ何も分かっていないhttps://www.businessinsider.jp/より
健康上の影響は、まだわかっていない。マイクロプラスチックが血液脳関門を通過して脳に蓄積するかどうかを調査することも、今後の課題だ。https://wired.jp/より
石原康宏先生プロフィール
大学院統合生命科学研究科 准教授
(広報委員会)大学院統合生命科学研究科 准教授
農薬やPM2.5など環境中の化学物質の脳への影響について、脳内のグリア細胞に着目して研究しています。化学物質曝露が脳梗塞などの神経系疾患の発症・悪化に関わるかについても調べています。
また、最近は大気中マイクロプラスチックの健康影響に係る研究を始めました。
中枢及び末梢の免疫系を中心に研究を展開します。
中枢及び末梢の免疫系を中心に研究を展開します。
2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。
また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。
しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。
そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。
本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので などでご確認ください。
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