

TVer「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」より
8月31日放送のフジTV「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」は2時間たっぷりの富士山特集でした。
前半は、富士山登山学校ごうりき 校長の近藤光一氏と富士山ミュージアム学芸員の篠原武氏が案内役で、
富士講による富士登山(富士詣)と同じ(※諸説あり)、富士吉田市の浅間大社の裏の0合目から出発して、1合目、2合目・・・
とそれぞれのパワースポットと言われている箇所を訪れながらの登山でした。
8時間以上かかって、山頂の剣ケ峯へ。
鴨川仁専務理事の案内で、いよいよカメラが富士山頂にある富士山測候所の内部に入ります。




TVer「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」より
潜水艦仕様の入り口ドアや、測候所時代の作業着など庁舎の説明がありました。
そこで、
富士山測候所時代に真冬の測候所で過ごした経験者である元測候所長の佐藤政博NPO監事の登場です。

佐藤政博NPO監事(元富士山測候所長)
測候所は「非常に危険な職場」であり「自然との戦い」の日々で、-40度、最大瞬間風速90m/sの中、気象データを職員は取り続けました。
そしてテーマは、かつて多くの人命を救った台風の砦であった富士山レーダーの建設の話へ。



TVer「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」より
高山病と雷などの厳しい気象条件のなかで
部下を励まし続けて庁舎の建設を完成させた
大成建設の現場を担った伊藤庄助氏や

大成建設現場監督の伊藤庄助氏

ヘリ操縦士神田真三氏

TVer「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」より
気流の悪い山頂で、レーダードームを設置するため、
浮力を稼ぐためにヘリのドアを外し、燃料も絞ったギリギリの条件で
ヘリコプターを飛ばした元零戦搭乗員だった神田真三氏の決死のフライトと
受け取る山頂側のチームワークで
奇跡的ともいえるタイミングで設置されたレーダードーム。
・・・など手に汗を握る60年前の映像が再現されました。
詳しい内容は、プロジェクトX 挑戦者たち第1回放送「巨大台風から日本を守れ ~富士山頂・男たちは命をかけた~」でも放送されています。
話は現在の測候所に戻り、測候所での研究内容について紹介がありました。

1号庁舎研究風景

マイクロプラスチックの研究などを説明する大河内博副理事長

大河内博副理事長の取材シーン



TVer「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」より
今回は構成の都合上、測候所建設を重点的にオンエアとなりましたが、限られた時間内で当NPOの研究活動の一端を紹介していただくことができました。
「林修のニッポンドリル 学者と登る世界遺産!富士山SP」は、
民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」にて配信中です。
(広報委員会)
2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。
また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。
しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。
そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。
本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので などでご確認ください。
ご寄付に関しては、控除もありますので などでご確認ください。
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