太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

三浦和彦理事長から嬉しいご報告です。

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 11月16日~18日につくば国際会議場で開催された第27回大気化学討論会で
名古屋大学の須藤紗也子(旧姓上田)さんと南京大学の服部祥平さんが第18回日本大気化学会奨励賞を受賞されました。上田さんは2011年、2012年に東京理科大学三浦研究室のポストドクトラル研究員として富士山頂、太郎坊で観測をされています。服部さんも東工大在職中の2015年に富士山頂で観測されています。
 
授与式には上田さんが出席され、記念講演が行われました。上田さんはこれまで富士山や立山の山岳大気に限らず、船舶での海洋大気、都市大気の観測も精力的に行ない、エアロゾルの発生源からリモート域での特性について研究を行っています。
「これからも2児の母親として研究と家庭を両立させたい」と意気込んでいました。授与式の後、密を避けささやかなミーティングを行いました。

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 受賞した上田紗也子さん(左)とJAMSTECの金谷有剛会長

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 記念講演のタイトル

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山だけではなく海や都市でも観測を行っています。

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懐かしい顔が見えます。

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受賞後の理科大OBのミーティング(左から武田真憲君(農研機構)、岩本洋子会員(広島大)、三浦、上田会員:全員山頂での観測経験者です)
偶然、隣でミーティングをしていた加藤俊吾会員に撮っていただきました。
(2022年11月22日 三浦和彦 記)




認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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