太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

今年の富士山頂での夏期観測は無事終了しましたが、東京事務所と北陸の2か所で来年を目指して「仮想山頂屋外実験」の準備が行われています。仮想山頂屋外実験ってどんなことなのでしょうか?

山頂では、気象庁による気象観測が行われており、気温、湿度、そして夏季期間のみは日照についてもデータが提供がされています。
降雨については以前、このブログでも取り上れましたが、山頂での降雨観測が難しいということで気象庁のアメダス(富士山)の観測項目には含まれていません。
しかし、我々研究者は、雨量、風速・風向も研究上欲しいというもの。
そのため、研究用途でNPOでは、気象庁が設置していない気象項目についても計測するようにしています。
これらの作業を行う気象チームは、鴨川仁事務局長、皆巳幸也副事務局長を筆頭に事務職員、富士山環境研究センターのメンバーで構成されており、来年度の観測準備で忙しくなる前のこの時期を利用して機器の動作テスト等を繰り返しています。
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 2022年12月2日東京事務所でテスト中の装置

上の写真は、窓に貼り付けたソーラーパネル、パソコンとバッテリーです。バッテリーの後ろには風速、風向、雨量のセンサーが置かれています(下図、赤線で囲んだ部分)
センサー

この装置は屋内での稼働テストで十分に働くことが確認されたので、12月8日からは冬季雷の観測を行う北陸、石川県内灘町の中居土建の施設をお借りして「仮想山頂屋外実験」として始めることになりました。

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   まずはセンサーの動作テスト(12月9日、内灘町)
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 機器をしまうハウジング。

電源をとれる場所ですが、あくまで山頂と同じ環境にするため
太陽光パネルを使ったバッテリー駆動にしてあります。

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東京の富士山環境研究センター内で行った準備のおかげで動作は良好でした。
以上、鴨川専務理事・事務局長の情報をもとに、進行中の「仮想山頂屋外実験」の様子をご紹介しました。

(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


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