太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

Schnell,2006
    (Sea/Wifs/NASA, R.C.Schnell, 2006)

岩本洋子会員(広島大学)から下記のようなメールを頂きました。
4月12~13日にかけて大規模な黄砂が日本全国に飛来したことを受けて,日本エアロゾル学会が有する黄砂に関する情報や知見を発信し広く活用していただくため,学会ウェブサイトに紹介情報を掲載しました。会員の皆様におかれましては,この紹介情報を学会外の方にも周知していただければ幸いです。
スクリーンショット 2023-04-17 14.26.38

黄砂に関する情報や知見はこちらからご覧になれます。
詳しく知りたい方は「エアロゾルペディア(Aerosolpedia)」もご覧ください。

黄砂は東アジア内陸部の砂漠や乾燥地帯の砂塵が強風で巻き上げられ広範囲に飛散する現象で、発生源の近くでは深刻な健康被害を起こしますが、今年は発生規模が大きく、かなり離れた日本でも影響が懸念されています。
一方、海洋に沈着すると鉄などのミネラル源としてプランクトンの増殖を促すことも知られており、地球全体の物質循環の担い手のひとつとなっています。越境大気汚染を扱う大気化学研究者にとっても重要なテーマです。
本NPOには、岩坂泰信監事(『黄砂:その謎を追う』紀伊国屋書店、2006)をはじめ、”黄砂研究者”が沢山おります。
富士山頂の積雪や微量気体にもその影響が表れているでしょうか?
今年の夏期観測の結果が期待されます。
(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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